地球散歩♪

いもとなおこのBLOG

モザンビークの楽園編。

SDGs in Sports

2022年06月05日 | sports
めずらしく長文です。

昨年ユニセフを休職して、同時並行でたくさんのことをやっていますが、そのひとつが一般社団法人のこと。のんびりしてたらあっという間に一年くらい経ってしまったんですが、今日やっと、やっとウェブサイトを開設しました😅
SDGs in Sports

SDGs in Sports

スポーツをもっとサステナブルに。

SDGs in Sports

 

一年ちょっと前まで、まさか自分が日本のスポーツ界のために活動を始めるなんて夢にも思っていませんでした。過去20年間途上国のために働き、それが自分のライフワークだと思ってきたので。

でもそんな私を動かしたのは、昨年2月の「森発言」でした。ユニセフを休職し、20年ぶりに日本に長期帰国してちょっとのんびりしようと思っていた矢先のあの出来事。最初はびっくりした私もすぐに現役時代の感覚がフラッシュバックし、「相変わらず時代錯誤。変わらないな」と受け流そうとしていました。

でも誰かが変えようとしなかったら、私の現役時代からこの20年間でほとんど変わっていないように、このままずっと変わらない。声を上げなかったら、現状を黙認して、再生産することに同意していること。スポーツ界の後輩たちにより良い環境を残すために、少数でも、声を上げる一人にならないといけないと思いました。

それでも団体を立ち上げるなんてその時はまったく考えていませんでしたが、かなりそそのかされて(笑)渋々代表になりました。前に出るの好きじゃないのにと文句ばかり言っていたけど、リーダーシップも一緒。女性が少ないと文句を言う前に、自分自身も長年国際機関で積んできたユニークな経験を活かさなければと決意しました。今では背中を押してくれたことに感謝しています。

団体は2本の柱のもと活動しています。ひとつはスポーツ団体のガバナンスの多様性推進、二つめはアスリートやスポーツ団体がSDGs推進に取り組むお手伝いをすること。そのためにみんなで一緒に学んでいく場を創ること。

日本のスポーツ界で活動すること、社団を運営すること、ウェビナーを運営すること、等々すべてが学びの連続です。初めてのこと、苦手なことばかり。でもそれらすべてに、私や仲間たちが培ってきた経験やスキルを投入できるのもまた楽しいです。仲間たち含めみんな本職で忙しいし、私はアフリカにいてしばらく日本に帰る予定もないし、どうせボランティアだし、とのんびりし過ぎていますが、our pace で着実に仲間を増やしていきたいです。

今回ようやくウェブサイトができあがり、これから体系的に発信したり、ネットワークを広げていければと思います。ウェブサイトは何から何まで自前でつくりました。簡単なツールに出会えたお陰だけど、自分にこんなスキルが身についたのも、団体を立ち上げたご褒美です。何でもかんでも初めてだから伸びしろしかない笑。一応20年間ライターをやってきたので、そんな文章を書くスキルを活かせるのもまた楽しい。

活動を通して多くのアスリートやスポーツ関係者に勇気を与え、自分も何かやってみようと思ってもらうことが目標です。特に若い人たちと一緒に活動していきたい。すでにいろんなインスピレーションをもらっています。ありがとう!

ぜひウェブサイトを覗いてみてください💚 
一緒に活動したいという方はぜひご連絡を🫶🏻

君は聖火を見たか

2019年08月06日 | sports
すごい昭和な感じのタイトル。
実際多分私、オリンピックの時、聖火見てないんですけどね。
2日目からレースあったから、
開会式とか出ていないし。
陸上の会場にも、行けていないし。
聖火って、ギリシャに居るとわかるけれど、
結構重要なんですけれど、
選手はそういうところ、あんまり気にしないんじゃないかと…。

タイトルはさておき、
先日、毎日新聞の記者さんがわざわざギリシャまで来て下さって、
私の現場に足を運んで下さって、
書いて下さった平和とスポーツがテーマの記事が朝刊に掲載されたのだけれど、
自分で言うのもおかしいですけれど、
とても上手に書いて下さって、
さらに!
実家が毎日新聞を取っているので、
見事サプライズ大成功!

いつも朝まず朝刊読むことから始まる母
すごく驚いてくれたみたい!
やったーーー

お友達から、子どもがサプライズで新聞記事になるなんて、
大抵悪いことした時だ、なんて言われて、
うまいこと言うなぁと思った。

さらに動画も写して掲載していただきました。
こういう風に動いてる自分はなかなか新鮮。
自然体で落ち着いてスラスラと話せたし。

なかなかしっくりする記事を書いて下さる記者さんってそんなに居ないんですけれど、
今回の大島さんという記者さんは、
感性のツボっていうか…
ちゃんと押さえてくださってた気がします。

沢山の人に読んで頂けたみたいで、
とっても嬉しい。
こんな人生もあるっていう傍観以上に、
読者の方が何かを感じて下さってたら、
ますます嬉しい。

大学生アスリートと勉強のお話

2019年01月21日 | sports
スポーツ推薦入試で学生が背負わされる十字架とは - ダイヤモンド・オンライン

前の記事の関連記事
興味深い…

やっぱり指導者だけでなく
大学側にも問題アリアリですよね

アスリートの方々からは
受験で大学入っていないんだから
勉強も、なんてそんなハードル高いことできるかい!
と怒られそうですが
少しでも授業についていこうとしてみることが大事だと思う
頑張って勉強してみたら
少しだけでも頭良くなると思うし
何より自信に繋がって
その自信がその後の人生に役に立つと思う

そしてこの記事にもあるように
スポーツ奨学生への学習サポートは重要!
勉強の仕方がわからない人が多いような気がするので…

アスリートって自分は馬鹿だから社会に出てから戦えないって思っている人が多いと思うので
やってみたら少しはできたっていう
自信をつけることが大事だと思います

学部の選択も重要ですね…
日本の大学は私は総合政策学部だけれど
総合政策っていうのは何でもありだから
結構興味深いことも学べました
当時は勉強が好きではなかったし
水泳に必死で楽な教科ばかり履修して
大学は苦痛ではあったけれど…笑

アメリカの大学の時は
奨学生でも学部は自分で選べたから
学びたい学部に行けて
勉強も辛いなりに頑張れました

やっぱりまずは学部のマッチングと
大学側の学業サポート体制で
少しは改善するような気がします

アスリートとお勉強の話

2019年01月16日 | sports
元日本代表GK川島選手の文武両道のお話
を読んで、
物凄く通じる部分があったし、
今回の日本帰国時にスポーツ関係者と話していた、
「アスリートも社会で活躍できるように、
大学生が大学時代に勉強するように改革しなくちゃいけない」
という話を思い出した。

私は咄嗟にこう言った。

「大学からでは遅いでしょう」

日本では、小学校、中学校から、「スポーツに長けてるいる子どもは勉強しなくても良い」という指導者、親が多過ぎる。

今まで勉強してきていない子どもたちに、大学に上がった時に、いきなり勉強しろと言われても、多分大半の子どもはついていけない。

でも大学でちゃんと勉強しなければ試合に出られない、というシステムが出来上がれば、その下の小中高段階から、皆が危機感を持つのかもしれない。

私が現役時代に通っていた慶應大もそうだった。
2年生の前期、オリンピックに出場することになり、殆ど日本に居なかった私は、単位を全部落とした。
英語を除いて。
英語は、アメリカで毎日日記を書きなさいと言われて、それを提出したら単位がもらえた。

アメリカの大学に留学した時、留学生の私だけでなく、アメリカ人のチームメイト達も、いつも無茶苦茶勉強してた。

一定の点数 Grade Point Average (GPA) を 取らないと、試合に出られないことが、全米大学スポーツ連盟 NCAA の規定。どの競技も共通。

試験が近づくと、試合中プールサイドで応援しながらみんな勉強してた。
アスリートだから、のハンディキャップは皆無。

私は英語がままならなかったので、泣きながら勉強した。
あの時が一番勉強したと思う。
でも周りがみんなしていたし、勉強しなければ(スポーツ奨学生なのに)試合に出られないのだから、するしかなかった。

アメリカのトップ選手は、プロを選ぶ選手以外は殆どが大学に行っていて、勉強しながらチャンピオンになるのだから、競技に集中、と、勉強しなくても良い、はイコールではないのだ。

日本でもそういうシステムが出来上がれば、インカレ等の大学選手権でプレイするために、小さい頃からちゃんと勉強しなくてはいけない、という文化が出来上がるのかも知れない。

そうなることによって、アスリートも現役引退後にもっと活躍できるようになるし、スポーツ界の発展にも繋がる。
アスリートはおバカというレッテルを無くさなければ。
そういう時代が来ますように。
関係者の方々に期待します。

Tokyo-W運動

2014年02月20日 | sports
えーっ。
森元首相の発言に、最大限に失望。
「失言」って、うっかり言ってしまった、っていう意味だと思うけれど、
公の場で東京五輪組織委員会の会長が言う言葉じゃない。
人格を疑わざるを得ない。

この方を筆頭にした「おじさま」だけの組織委員会に、女性、若者を加えよ!という運動を知人が立ち上げました。
change.org

すでに女性、若者の理事候補が固まってきているとはチラホラ聞くのですが、
なぜ最初からそうしなかったの?
なぜ?
なぜ最初のメンバーをおじさまたちだけで固めたの?
彼らが2020年の選手の、観客の中心?
反感買うと思わなかったの?

そんな思いで、賛同しています。

私も実は最初は、あまりにもフィリピンで忙しいし、遠すぎて、他人事だったんですが、
お友達ががんばってるから応援しているうちに、
おかしいことはおかしいってきちんと声を上げないと、と。
今日は前述の発言で怒りで震え、
このままではいかん、と。

素晴らしい発想、魅力と行動力を持った女性、若者にもっと任せてもらいたい、
次世代が中心で活躍するオリンピック・パラリンピックにさせてもらいたい!
と思う方、ぜひポチッとご賛同お願いします。匿名で賛同することも可能です。

→  http://chn.ge/1oBAJsf

ワールド・カップ外野席

2010年06月20日 | sports

ワールド・カップ真っ盛り。
スリランカのバーも若干景気が良くなっています。
世界中でアルコールの消費量がぐっと上がっているのだろう。
良いことだ!
(でも皆さん、飲みすぎには気をつけて・・・)

それにしても、波乱づくし。
スペイン、ドイツ、フランス、イングランド、イタリア・・・
南アで、何が起こっているんだろう?

世界で力の差がなくなっているということか。
弱いチームの戦術が長けているということか。
素人目にも、弱い方のチームの守備がものすごく徹底しているのがわかる。
そして少ないチャンスをものにしている。

よくわからないけれど、確かに言えるのは、弱い方のチームは尻込みしていない。
王者ブラジルに食ってかかった北朝鮮の、あの強さ。
技術のなさをカバーする、集中力、スピード、スタミナ、そして何よりもものすごい気迫。
あれが欲しいのだ。

話は変わるけれど、フランス・チームのあまりにもお粗末な内紛。
アネルカがチームを追われたことに、選手全員がプロテストして、今、練習をボイコットしているらしい。
なんじゃそりゃ。
予選リーグ敗退を目前に、奇跡を起こして(次に4点以上とって勝たないといけない)屈辱を免れようとか、そういう雰囲気はまったくなく・・・
アネルカを追放したマネジメントを責めるより、暴言を吐いて謝罪もしなかったアネルカを説得してチームに戻すべきだっただろう。
応援している国民がかわいそう。

最後に、髪を切ってブロンドじゃなくなったフェルナンド・トーレスについて。
短髪が好きな私だけれど、ブロンドの長めの髪が揺れる彼とどちらがよかったかまだ答えが出せていない。


決戦の夜

2009年05月27日 | sports
ついに出ました。

記録的な、2週間半待ち。

オフィスの人たちには「まだ居るの?笑」って毎日言われていたから

今日は許可が出たというニュースに皆、拍手喝采。

明日から行って参ります、27万人の国内避難民(IDP)の待つワウニヤへ!

すでにワウニヤにいる友人たちから

「シリアル」「ワイン」「チーズ」といろいろリクエストされているので

これから買い出しに行って

これから2週間くらい帰ってこられないから

今夜はおそばを食べています。


そして!

明日出発というプランはとっても最高

なぜならば・・・

今日は欧州チャンピオンズリーグ決勝


わがチーム vs. バルサ(ユニセフのロゴ無償でつけてくれているけど敵!)
キックオフは夜中の12時15分

ワウニヤに行く前に燃え尽きないようにしないと・・・

体がすでに行く前からしんどいけれど・・・

元気で行ってきます

現地からレポートできるかな? 



注)写真はやっぱり・・・ もういいって?笑

北京の熱

2008年09月11日 | sports

ホカホカ湯気を立てて Number北京五輪特集号が届きました

康介選手がいっぱいで嬉しいです

オリンピック号は 濃い!

すべての文章の重みと 「編集部の熱」が違うわ

大先輩たちの渾身の原稿は本当に勉強になります

 

 

でも・・・

 

やっぱり書きたかったな。なぜか小声になりましたが。

 

やっぱり水泳を 水泳選手を書くことが大好き

北島康介という選手を書かせていただくことが 

たまらなく好きで 幸せでした!(ってなんかの漫画の告白シーンみたい♪)

 

でも今回は 彼の凄さを自分では書ききれなかったかな

 

 

今回北京には行けないと覚悟していたので

五輪前のプレビュー号を書かせていただきました

いろんな障害があったのですが やっぱり書きたい!と決断

内容はいつものごとく反省しきりだったけど・・・

反響も 全然 なかったけど・・・

 

          (-_-) ヒュルリ~・・・ (←マジ)

 

まっ 唯一父が褒めてくれたのでいいですがねっ

 

さ 今夜は仕事はやめて ナンバーとともに早々とベッドに行きまーす

 

 

それにしても編集部の方々

フェルプスの扱い小さすぎませんかぁー


C. ロナウドのように

2008年05月12日 | sports

やった やった

マンチェスターUが17回目のプレミアリーグ優勝!

いえーーーーーーーーいーーーーー

 

今シーズンもたくさんたくさんのエンターテイメントをありがとう

 

は~ いいシーズンだったなぁ~

 

特に今年のクリスチャーノ・ロナウドはすごかったな

彼の「俺が、俺が」っていう自我の強さが好き

ゴールに一心に向かう姿勢

俺が決めてやる、何かやってやるっていう姿勢

結果への渇望

移籍してきたときからそれはずっと変わらない

最初は「なんて自己顕示欲の塊の少年なんだ 何様だ!」と思っていたけれど、

パフォーマンスばかりで空回りして、シュートも失敗ばかりしていたけれど、

その自己顕示欲とひたむきさが、彼をリーグ屈指、いや、世界屈指のストライカーに成長させたんだなぁ

 

彼を見ていると、忘れていた何かを思い出させてくれる

アスリートじゃなくなった今も、常に自己実現と高い目標を追い求めて生きたい

毎日適当に生きていることが、つまらなくて、

一生懸命努力したくなる

そんな気持ちにさせてくれてありがとう

 

あとは21日の欧州タイトルを賭けた対チェルシー戦のみ!

勝利あるのみ。

 

よっしゃ。明日からもっとがんばろう。


神聖なスポーツを巻き込むな

2008年04月07日 | sports

沢山寝て、ゆっくりと起きたら、コロンボ郊外で自爆テロのニュース

LTTEを強く批判していた「ハイウェイ」(高速道路?)大臣が亡くなった

日経ネット

マラソン大会のスタート地点でその爆発が起こった

死者12人、負傷者90人以上

死者の中にはスリランカの有名なマラソンランナーも2名いた

一人はオリンピアンだった

戦争とは何も関係なく、

きっと毎日練習に励んでいた、何の罪もない、普通のアスリートだっただろうに・・・

こんな亡くなり方、いたたまれないよ

 

チベット人も沢山迫害・殺害されている

ロンドンでは中国政府に抗議デモ

確かに何かせんといかん

今、やらずしていつやるのだ、と思う

 

でも北京五輪とは無関係にして欲しい

スポーツを政治に利用しないで欲しい

がんばっているアスリートは、感動と希望と勇気を与えてくれるスポーツは

何があっても汚されてはならないのだ