地球散歩♪

いもとなおこのBLOG

モザンビークの楽園編。

やはりセレブ・ランチ

2008年04月30日 | sri lanka

節制といいつつ、今日も出勤初日から行ってしまいました。

オフィスの裏にあるCricket Club。メニューを見ずに、迷わずチキン・シーザーサラダ(SMALLサイズ)を注文。

ラップ・サンドウィッチも美味しい。

 

何のことかと思われた方。

雑誌・オール讀物のコラム「ああ、大散財!」に書いた散財の話です。

チキン・シーザーサラダとカプチーノで800円くらいする。

日本なら800円のランチは普通でしょうが、ユニセフの食堂ではカレーが大盛り80円くらいで食べられる。

なのに、10倍の値段を払ってこの外国人の溜まり場に来るわけです。

だって辛いのが苦手な私には食堂というオプションは苦痛だから。

高い。

でも美味しい。落ち着くよ~。

 

今日はオフィスの同僚と、不在中の出来事のアップデートをたくさんしなくてはならなかったので、外食。

明日からはお弁当を作ろう。かな。

 

これから友人宅でサッカー、欧州チャンピオンズ・リーグ準決勝観戦です。夜中0時15分キックオフ。

眠いけど、見逃せない・・・

大事な一戦でチェルシーに負けたばかりのマンU。

ショックから立ち直っていますように。


@クアラルンプール

2008年04月28日 | Weblog

マレーシアのクアラルンプール国際空港でトランジット中。

ここまで来るのに7時間強かかった。

これからモルディブ経由でコロンボまで6時間40分。

モルディブでもう数泊したいー!

 

クアラルンプール空港は大きくて免税品の品揃えもなかなかいいのですが、すでに東京で大散財した私は何も買えない・・・ 

先日、オール讀物に「ああ、大散財!」というコラムを書いたばかりだというのに、その内容をひっくり返さんばかりの大散財をしてしまった。

そう、旅行・帰省は危険なのだ。特に途上国から先進国へのつかの間の旅行は。

2週間限定で、欲しいもの、必要なものを買い捲る。

そして美味しいものを食べ捲くる。

 

スリランカに帰ったら超節制しなくちゃ・・・(>_<)

ランチにCricket Clubのチキン・シーザーサラダも食べません。(コラム読んだ人にはわかります)

 

明日から仕事。

出社拒否になりそうだ。


Last Day

2008年04月28日 | japan

帰国した2週間前が、遠い昔みたい。

そのくらい充実の休暇(?)でした。

完全にスリランカの仕事のことは忘れることができました

 

締めくくりは、ぽかぽか陽気が心地いい、秩父・羊山公園の芝桜。

辺り一面、ピンクのグラデーション

かーわーいいいぃぃぃーーー

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明日にはスリランカにいるんだなぁと思うと、ほんとうに辛い。

日本を離れるのはいつも辛い。楽しすぎたから、よけいに辛い。

寒い冬の朝、ぬくい布団からなかなか出たくない感覚。

出ちゃったら案外平気なんだけど・・・

 みんな元気でね。ぜったいメールちょうだいよ~


ダイソーさまさま

2008年04月27日 | japan

ダイソーで7000円以上の買い物をしてきたイモトです。(笑)

ダイソーファンの妹分・マイさんもびっくり。

ぜんぶスリランカへ持っていくお土産とか食品なのですが、ダイソーは途上国で大活躍するグッズの、玉手箱や~。笑

途上国で「あれがあれば!」と思う、かゆいところに手が届く商品が、ダイソーにはある。

 

今回、ぜったいに買って帰るぞ!と一番強く決めていたものは・・・

 

 

 

 

食器洗い用のスポンジ。(↑写真)

 

スリランカで売っているスポンジはすぐにふにゃ~ってなっちゃうから。

 

images 海苔とわさび。ホームパーティすると必ず出すのがお寿司。みんな大好き。

外国人ってわさびがだーい好きで、グヮカモル(アボカドのディップ)さながら、ドロドロになるくらいわさびを沢山いれるの~。

お醤油もお醤油皿ナミナミ入れるの~。もったいない!

すぐになくなっちゃうからわさび3本も買い足しました。お醤油も。

 

images 日本が誇る便利グッズ。

アリの巣コロリ。早く帰って退治したいー!にっくき・あいつらを!!!

スリランカでは大量に発生します。

あと髪とりシートとか・・・ 世界一のサランラップとか・・・ ちゃんと留まるホッチキスとか・・・

なんで日本製品ってこんなに隅々まで手が行き届くのでしょう。

日本にいると、人間って「INNOVATION」(革新)を追及する生き物なんだって思っていたんだけれど、途上国ではそうじゃないから驚きます。

便利を求めないからね。

便利すぎも良くないかもしれないけれど、スポンジは使ってすぐにへにゃ~ってならない方がいいし、アリの巣やゴキブリは根絶しなくてはいけないし、お風呂場の髪の毛はとれた方がいいし、ホッチキスはちゃんと留まった方がいいし、トイレの便座も寒いときはあったかい方がいい。

 

それにしても、「100円だから」という心理に働きかけてたくさん買わせるダイソーは巧みである。

今回もまんまとひっかかった。


母校再訪

2008年04月24日 | Weblog

たまたまイトマンの先生が高校に用事があるというので、くっついていきました。

近畿大学附属高校。

こちらも13年ぶり。

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休み時間だけは元気でした!高校というと、勉強よりも恋愛のイメージが強い。笑

 

残念ながら当時の先生たちは席を外していて不在。残念。また来ないと。

images 山本貴司くんと奥村ヨシくん、発見。

images 寺川綾ちゃんも。かわいー。近大のポスター。

 

すれ違う生徒さんたちが「こんにちはぁ」って挨拶してくれるのです。

知らない人にも挨拶する習慣。

気持ちいいなあ。


あの頃。

2008年04月24日 | swimming

ワールド・スイム・アゲンスト・マラリアの会議で大阪へ。

その足で、懐かしの場所を訪れました。

イトマンスイミングスクール上小阪校。

私が中学、高校の6年間を過ごした場所。

今年の秋に移転のため、取り壊すことになった。もう見られないと思ったから、13年ぶりに訪れました。

 

涙腺が脆い私は、駅が近づいただけで涙が出ちゃって・・・

いっぱいいっぱいあの頃の思い出がよみがえってきて。

新しい建物が沢山建って、みんなで行った銭湯やカラオケボックスはなくなったりしていたけれど、あの頃の思い出は全然色褪せていなかった。

 

隣のローソンには1日4~5回は行っていました。

新しいお菓子が出ると、誰かが買ってみんなで試食しました。

でもそれを見つからないようにコーチ室の前を通らなければいけなかった。

ローソンは20時まで。(寮則)

images images images images

今でも「おっちゃん、いただきまぁす」って何故かふてくされた(笑)声が聞こえてきそう。

おっちゃんというのは、食事のまかないさん。この人が強烈なキャラで。「おっちゃん」とつけないと怒られた。

「はい、どうぞぉ」

images 今も変わらない寮則。門限18時30分(私の時代より30分延びている。。。) ローソンは20時まで。

日曜日も昼食は寮で食べること。

images たくさんのオリンピアンがここから輩出されていった。これは壁にかけられたソウル五輪代表のサイン色紙。毎日毎日、憧れで見ていました。

images 寮の下がプールとウェイトルーム。晩ご飯後、自主トレ。筋肉モリモリ!

 一緒にオリンピックに行った堀井先輩は今はここでコーチしています!行ったときも練習中でした。

近大のプールで泳いだあと、帰ってきてここで「やり直し」をさせられたなぁ。

めちゃくちゃ泳いでいました。日本一の練習をしているという自負があった。

練習から日本記録くらいで泳いでるチームメイトもいました・・・

 

厳しい練習に涙ながらに耐えながら、先生に怒られ、どなられ、どつかれ、外出禁止や男女交際禁止を言われながらも、笑いや涙が絶えなかった6年間。

ホームシックで夜布団に入ってから泣いたり・・・

誰かがデートがあると、みんなでお洋服をひっぱり出してきてコーディネートを考えたり・・・

みんなわがままで、性格も十人十色で、悪さばかりする私たちを、トップスイマーにしてくださって、親代わりに育ててくださったイトマンの先生たちに感謝でいっぱいです。

一緒に育ってきた姉妹みたいなチームメイトたちとは今も仲良し。(未だに「○○先輩」って呼んでる!」

ここで私たちは育ちました。


米国仕込みのシンデレラ・ボーイ

2008年04月23日 | swimming

100mバタフライに51秒86の日本新で優勝して初の五輪切符を掴んだ、

岸田真幸という選手について。

 

早稲田大学在学中に苦渋の決断をして退学し、米・アリゾナ大へ。

その理由は、「伸び悩んでいた頃、アテネ五輪でローランド・スクーマンやライク・ニースリング、リンドン・ファーンズが活躍しているのを見て、こんな速い選手たちと一緒に練習して強くなりたいと思ったから」だと言う。

まあ、もともと小さな頃住んでいて、英語ができたとは言え、すごい勇気だなぁと感心。

私も大学2年の時に米国留学しましたが、五輪終わって一息ついてから。

アリゾナ大は大西順子さんと西岡由恵さんがトレーニングしていたところですね。

私も実はアリゾナから誘われたけれどお断りしたのです。。。

すごく行きたかったのですが、結局全額奨学金をオファーしてくれたテキサス州のサザンメソジスト大を選択しました。

選択は間違っていなかったと思ったけれど、そのとき勧誘してくれたアリゾナ大の、絵を描くのが好きなコーチが、今の岸田選手のコーチ。スクーマンやニースリングと同じコーチ。

 

それにしても、彼のように、イチかバチかの選択をするって、すごいなぁと思いました。

純粋に、速い人と泳ぎたい!って飛び出して、そして実際に急激に伸びているんだもの。

さらに、去年まで自由形短距離専門だったのに、五輪派遣標準の48秒8は厳しいとの見方から、伸びていたバタフライに変更して、大幅自己ベスト更新で代表の座を掴んだ。

この人って、ギャンブラーっていうか、チャレンジャーっていうか、躊躇しないで「やりたい」と思ったことを、ものすごい才能と努力とポジティブ思考でクリアしちゃうっていう気がします。

人生において、見習いたいものです。。。

まあ、私も結構度胸あるとは思うけれど(笑)、アウトプットが違いすぎる。

五輪金メダリスト、世界記録保持者の猛者たちと練習している今は、練習でもすべてにおいて彼らに叶わなくて、毎日が刺激的で、毎日がレースみたいなんですって。

 

そして、アメリカの大学ってやっぱり勉強が大変。

私も在学中、睡眠時間が削られて、完璧な両立はできない、とどこかで心に隙ができていたような気がします。

だから当然、記録の伸びもイマイチ。

聞いたら、彼も「テスト前はよく徹夜してそのまま朝練に行く。練習は休んだことはない」って。そして記録を大幅更新・・・。

今回の代表合宿も「試験があるから」とすぐにアメリカに帰っていきました。

 

日本人初の51秒台。

夢をのせて。

そこに限界はない。

バタフライ短距離という日本人の苦手種目で、彼はどこまでやってくれるのかすごく楽しみですね!


オール讀物

2008年04月22日 | sri lanka

今日22日発売の文藝春秋社「オール讀物」379ページに拙稿掲載されています。

私のスリランカのお財布事情を書いた「ああ、大散財!」というコラム。

これを読んで、いろんなことを思う方がいるかも知れない。

「なんだ、結構優雅じゃん」と思うかも知れないし、「貧しい人のために働く国連職員のクセに」って思う方もいるかも知れません。

でもこれがありのままの私の生活。

買って下さいね

 

この雑誌、すんごい作家さんの書き下ろしのオンパレード。

光栄です

いろんなジャンルの作品が詰まっているから、読んだことのない分野の作品も読めて嬉しい。

 

今月号にたまたま鈴木大地さんの記事もありました。

書いたのは私の尊敬するライターさんの吉井妙子さん。

これを読んでいて、ほんとうに大地さんって、、、 「すごい」なんてありきたりな言葉では言い表せない、

いや~。。。

今の康介に勝らずとも、劣らないような気がします。

鈴木陽二コーチも、勝負師だし、1988年からずっと世界的なスイマーと、数々の歴史を創り上げてきている職人なんだ。

それでいて、人格者で、温和なお父さんだから、私たちみんな鈴木先生が大好きで尊敬している。

そして、この原稿には大地さんの第2の人生も。

あまり知られていないと思うので、必見です!

 

師匠(勝手に弟子入り)・吉井さんの文章も、、、 勉強させて頂いています。

ずっと昔、私がナンバーに書き始める前から、吉井さんのナンバーの文章を読んで、知らず知らず書き方を学んでいたような気がします。

そんな吉井さんや大作家の先生たちと同じ雑誌に小さなコラムといえども寄稿させて頂いて、じーんとしながら、恐縮しております


死闘のあと。

2008年04月21日 | swimming

たくさんの緊張と興奮と歓喜と涙の6日間。

五輪選考会が終わりました。

まさに死闘。

行けなかった選手のことを思うと、胸が締めつけられる。

かける言葉が見つかりません。

私も一度五輪を逃したとき、毎日高校の授業中に涙を流していて、こらえきれなくなってトイレに行ったりしていました。

数週間は地獄のようでした。

オリンピックという字を見るのも聞くのも、辛かった。早く終わってほしいと思っていた。

田村菜々香ちゃん。

今は苦しいけれど、自分を信じることもできなくなってしまっているかも知れないけれど、いつかきっと、自分を乗り越えてください。

昨日の自分を見返してあげてください。

4年って長いけれど、1年1年やったら意外に「早かったな」と思うと思います。

 

だんだんと高齢化している水泳界には、オリンピックのために社会人で続けてきた選手も沢山いました。一度引退して復活した選手も。

まさにオリンピックに人生を賭けてきた選手たち。

4年後を考えることが難しいから、小さな頃からの夢が断たれたから、沢山のことを犠牲にしてきて、いろいろな人にお世話になってきたから、辛いと思います。。。

でもみんな大人のスイマーだから、感謝の気持ちも忘れないだろうし、辛さ、苦しさを知った強い人間になれると思うし、今後のこともしっかりと考えられると思います。

大切なことは、第2の人生もチャレンジし続けなければならないし、いろいろな分野で、可能性は無限にあるということ。

視野を広げて、水泳と同じくらいがんばれる新しい目標を見つけて、チャレンジを忘れずにいて欲しいです。

 

ミスター・バタフライ 山本貴司くんは、4度目の五輪への挑戦を終えた後、清々しい顔をしていました。

めっちゃめちゃ悔しいと思うけど、やりきったからああいう顔なのかな。

次の世代があんなに良いタイムだから、すっきりしたのかな。

でも練習が完璧にはできてなかったって言っていたけれど、それでも悔いは残らないのかな。

昨日の彼のレースは会場中が応援していて、彼の周りで彼を応援してきた人たち、私のかつてのチームメイトたちがわざわざ大阪から駆けつけてきていて、みんな目が真っ赤でした。

こんなに愛される人を私は知らないって断言できます。

初めて会ったとき、彼は小学5年生でした。

同じチーム、学校の後輩という存在が、いつの間にかすごい選手になり、尊敬すべき選手になり、スターになり、尊敬すべき人になっていました。

彼のいない水泳界は淋しい。

 

この1週間のために一生懸命努力してこられた選手、コーチのみなさん、本当に本当にお疲れ様でした!

ひとつの節目を終えて、また次のスタートが始まりますね。(オリンピック代表以外はね)


4年という重み。

2008年04月20日 | swimming

今日の康介の日本新は嬉しかった!

ずっと狙っていて、やっと出た8秒台。

北京への自信がつく8秒台。

 

柴田亜衣ちゃんもよかった。

今朝話して、その発言と顔つきを見て、安心して見ることができました。

彼女はほんとうに強い選手だと思います。

 

康介の日本新の裏で、後輩が敗れました。

最高のパフォーマンスをして、敗れました。

素晴らしい泳ぎだった。五輪決勝に残るタイムです。大ベストです。本当に素晴らしかった。

悔しいけれど、相手の方が調子よすぎました。

泣いている彼に言いました。

「あと4年、がんばりなさい」

私も、一度五輪に失敗して、そのときに思ったのは、「あと4年、長いなぁ」。

だからそういう言葉をかけたかったのだけれど、本人にしてみれば、今はそんなことは考えられないと思う。

同じ言葉を秋山夏希ちゃんにもかけました。

 

あと4年。

途方もない歳月と、途方もない練習と努力と犠牲。

でも、1年1年やって、もう一度チャレンジするしかないんだ。

オリンピックで、そういうものだと思います。

4年前に悔しい想いをして、今回代表の座を掴んだ伊藤華英ちゃん、中野高くん、藤野舞子ちゃん。

そういう想いを味わえるように、夏希ちゃんと立石くんには、もう4年間がんばって欲しいと思います。

しかし10分の数秒の代償があと4年って、途方に暮れるよなぁ。