地球散歩♪

いもとなおこのBLOG

モザンビークの楽園編。

世界遺産・ゴレ島

2014年10月06日 | africa



短いダカール滞在のうちに
世界遺産・ゴレ島へ行ってみた

ダカール港から船で20分程
ゴレ島は奴隷貿易に使われた場所で
上の写真は刑務所
その昔 ポルトガル→オランダ→イギリス→フランスに植民地支配された



美しい
でも切ないねー
いくら昔でも
奴隷制度の存在自体がやるせないねー


そんな私の憂いは
羊の匂いに掻き消される
ほぼすべての女性が
羊調理に忙しく
足とか胸肉とか内臓を掴んでる…
ごめんなさい…
昨日、世界中で一体何匹の羊が消費されたのだろう?

さ、明日は入学式、新学期開始!
エボラも日に日に脅威を増して
昨日シエラレオネでの死者120人だって

やることいっぱーい


刺激的上司

2014年10月05日 | africa
2年ぶりに
大好きなセネガル人の元上司に再会
会ったら感激で涙出ちゃった

多分190cm以上ある
笑うと黒い顔に白い歯が見える
すべてにおいて豪快な上司
彼の下で働けたことは
私のキャリアでの大きな財産

2年前に私のボスから
モンゴル事務所の所長になり
これから、今世界中で5本の指に入る紛争中の大変な国
中央アフリカ共和国の代表として赴任する

偉くても
温かくて
Down-to-earthで
いつも的確なアドバイスくれる

ボスの家で一通り近況を話し合っているうちに
いろいろ思い出してきた
私が弱いところ
伸ばさなきゃいけないところ
沢山あるけれど
一番は人前でのスピーチ力
理論的に説得力持って発言すること
それが国際機関では本当に大事だと
ボスを見ると痛感するんだ
私は英語では結構言えるけど
仏語ではまだまだなんだー 涙
完全にアガっちゃうんだ

私は周りに比べて
出世欲がなくて
職人的に
テクニカルなところをもっともっと磨きたくて
でもやっぱりせっかくやってるんだから
スピーチ力だけじゃなく
マネジメント力とか
上に対しての説得力とか
きっちりと磨いていかなあかんぞと

そういうことをビリビリ感じさせてくれたボスとの再会で
これまた感無量なのだ

当たり前のありがたみ

2014年10月05日 | africa

今回の小旅行の目的のひとつは
ショッピング
バマコで足りないもの買った
お洋服は
小さなモール Sea Plaza にMANGOあったけど
あまり良いのがなくて
結局 Benetton/Sisleyの半額セールで
シンプルワンピースとカットソー買って
結構満足♡
あれ なんか欲少ないやん!笑

でもスーパーでは
瓶詰めイクラとかスモークサーモンとか
ミントティーとか干し椎茸とか
ペストとかスパイスとか
塩チョコレートとか
なかなかバマコでは痒い所に手が届かないようなもの
(蚊がいるからやっぱり痒いけど)
どっさり買ってみました♡
ホクホク♡

そして…
日本米を探していて…
情報もらってマルシェ March�・ Kermel に行ったら
ホントにあったー!!


これね 日本の援助米で
供与された国はこれを安く国民に売って
その利益を国でちゃんと蓄えて
貯まったら
自国のプロジェクトに使っていいの
ハイチではそれで高校建ってるの!
だから普通に買って良いんですが
それにしても1kg125円くらいと安くて!!
わーわー
ちょっと興奮しました…

帰ったらお寿司パーティだー

綺麗なホテルで
お湯がしっかり出て
綺麗なプールで泳いで
なんでもある綺麗なスーパーで買い物して
素敵なレストランで美味しいもの食べて
道路も綺麗で
綺麗っていいよなあ
便利っていいよなあ

いつもなくてもいいの
たまにあるからありがたいの
細胞が喜んで
またがんばれるの
そんなありがたみ倍増の人生が
好きなんだよなぁ


ダカール初上陸。

2014年10月04日 | africa

マリの国連PKOが襲撃された

私の住む首都バマコからほど遠く
北東部の話
なかなか入れないところ
こういうのしょっちゅうのところ
先々週も反乱軍が埋めた地雷で
チャドのPKO軍が巻き添えになってしまったけど
襲撃はもっと怖い

そんな中
今週末はイスラム教徒たちの一年で一番大きな祭日「タバスキ」
羊を食べる日で
街中に可哀想な羊が溢れてます

私は初めてセネガルのダカールに来た
大好きな昔の上司に会いに
飛行機で一時間ちょっと

海です!
都会です!







新鮮なお魚料理 @ La Cabane du Pecheur


Charly's





グレープフルーツのロゼ Ros�・ pamplemousse
美味しかった♡




Rest in peace, Madiba.

2013年12月10日 | africa

「誰も、肌の色や、背景や、宗教が違うからといって、誰かを憎んで生まれてはこない。

人々は、憎むことを、後から学ぶに違いない。

そして憎むことを学べるなら、愛することも学べるだろう。

愛することの方が、人間の心には自然なことだから。」

ーネルソン・マンデラー

 

世界はここ近年、こうなることをわかっていたけれど、

そのショックは計り知れない。

でも亡くなられても、彼はすでに神様みたいな存在だったし、

これからも皆の心に住み続けることは間違いない。

私にとって彼は、方向性を示してくれる、偉大なヒーローのうちの一人。

 

"I have walked that long road to freedom. 自由を求めて、私は長い道のりを歩いてきた。

I have tried not to falter; I have made missteps along the way. その間、つまずかないようにしてきたけれど、道を誤ったこともあった。

But I have discovered the secret that after climbing a great hill, でも秘密を発見した。それは、大きな丘を登り切ったとき、

one only finds that there are many more hills to climb. またもっと大きな丘を登らなくてはならないということだ。

I have taken a moment here to rest, 今、少し休憩する時が来て、

to steal a view of the glorious vista that surrounds me, 私を囲む素晴らしい人生を眺め、

to look back on the distance I have come. 今まで来た距離を振り返っている。

But I can only rest for a moment, でもひとときしか休むことはできない。

for with freedom comes responsibilities, 自由は、責任を持たないと訪れないから。

and I dare not linger, ぐずぐずしてはいられない。

for my long walk is not ended" 私の長い道のりはまだ終わっていないのだから。

 

 

 

気になるのは、海外メディアに比べ、日本メディアでの極端に小さな扱いだ。

BBCも、CNNも、Al Jazeeraも、le Mondeも、Guardianも、el Mundoも、大々的に追悼の記事を載せている。

日本人はマンデラ元大統領の功績を、あまり知らないと思われるし、

知っても、あまりピンと来ないのではないかと思う。

これは、日本人が「人権」に対する意識が極端に低いためではないかと思う。

マンデラ氏は、南アフリカ共和国のアパルトヘイト撤廃に貢献したけれど、

この動きは、南アだけでなく、全世界の黒人差別に多大な影響を与えた。

黒人差別というのは、世界のありとあらゆる差別の中でも、一番根強く、一番広範囲な差別のうちのひとつ。

だから、世界中の実に多くの国にとって、これは意味がある。

でも日本はほぼ単一民族国家だし、差別というものが、一部の他民族や、他の背景や、病気や障害を持った人々にはあれど、それらは大きく議論されていない。

大半の人は、差別されてきていないから、人権を侵害されてきていないから、

人権に対する意識が低いのではないか。

だから、世界中の様々な地域で人権が侵害されていても、他人事にしか見れないのではないか。

 

そう思うと、日本は本当に平和な国で、それはとても幸せなこと。

だからと言って、知らないままで良いとは思わない。

グローバル市民としては失格だ。

日本人はもっと幸せを実感しなくてはいけないし、

だからこそ、もっと世界に貢献しなくてはならないと思うし、

それを追求することを、マンデラ氏も望んでいると思うから、

もっともっとがんばります。

人生のインスピレーションを、ありがとう。


地球の裏側の大洪水

2007年09月19日 | africa

昨日 東北地方が大雨洪水で大変だったみたいですが

今 アフリカでも激しい集中豪雨と洪水被害が・・・

BBC News 百万人に影響だって

ただでさえ生活が苦しいのに

家を追われて

野宿しなくちゃいけなくて

作物も失って

食べ物もなくて

雨が降るとばい菌も増えるから

抵抗力の弱い子どもたちや老人は病気にかかる・・・

 

私は自分の体に10万円近く出せるけどね

病院に行けない子どもたちは・・・

 

・・・・・・。

 

こういうこと、日本のテレビは報道しないよね。

NHKではやっていたけど。


ダーウィンの悪夢

2007年07月08日 | africa

今日はいつもお世話になっている先輩の結婚式でした!

○ゲイさん、おめでとうございま~~~す

 

今日はちょっとある映画のお話を。

この間、某雑誌にDVD評を書きました。

なぜその雑誌名を明かさないかというと、読まれたくないからです。書評とか、まだ苦手です。難しい~ 

で、書いた映画は『ダーウィンの悪夢』

images 

ご存知でしょうか?

アフリカはビクトリア湖の湖畔の町、タンザニアのムワンザという町が舞台になっているドキュメンタリー映画です。

アカデミー賞ドキュメンタリー部門にもノミネートされた。

しかし、映画って、すごく多面的な題材を、ある切り口から断面的に表現して、情報を操作したりできるんですよね。ドキュメンタリーだからって、ぜんぶ鵜呑みにしてはいけないんだなとこの映画を観て思いました。

ルービックキューブの一面を見て、たとえばそこが赤の面だったら、そこしか観なかったら、その全体も「赤なんだ」って思っちゃうでしょう。

というのも、この映画は「かわいそうなアフリカ」だけを映し出して、他のもっと素晴らしいところとか、美しいところは省いている。

きっとみなさん、観たら少なからずショックを受けて、アフリカはそういうところなんだ、と思ってしまう。

間違ってはいないことも多々あるけれど、普段から限られたアフリカの映像の中では、貧困とか飢餓とかエイズとか、悲しいことばかり。美しい部分、普通の部分は映し出されない。

アフリカ関係者からしたら、そんなに哀れな目でアフリカを見ないでって思っちゃいます。

でも、こういうことを伝えるのも大事だし、美しいアフリカを伝えるのもどっちも大事だと思う。

 

アフリカの話しが続きました。


アフリカを愛する方、必見

2006年12月15日 | africa

時差ボケであることよ

明日(今日)は”なんちゃってコーチ”を務める母校水泳部の朝練(4時半起床)にようやく行けるので

張り切って10時に就寝したところ

目が覚めて 「ああー よく寝た。さぁっ 朝練だ」と思って時計を見ると

1時でした

そこからなかなか寝付けないので 靴下を履いて布団を出ました

どうも西から帰ってくると 時差ボケがひどい

西に行くとき つまり時間が戻るときは快眠なのに

過去には戻るが 未来へは生き急ぎたくないという抵抗なのか

アンチエイジングの表れか

そして妙にお腹が好いている

さっき食べたばかりやないか!!

腹時計まで狂っているのである

朝練のために母が作っておいてくれたおにぎりを頬張りました

 

昨日の小学校での講演は 何とか無事に終わりました

散々「アフリカの子ども」について話したあとの質問コーナーで

「インドではカレーとか食べていたんですか」と質問され

その子は「アフリカだよ!」と周りからかなり激しくつっこまれていたのが印象的でした

でもアフリカのことを伝えるのは 相手が大人でも難しい

自分がどう伝えたいのか整理できていないから

質問の一つに「アフリカの子たちのために、私たちにできることって何があると思いますか」と聞かれ

「私はその答えを持っていないから、みんなが自分で考えてみてね」と答えました

 

それはさておき アフリカを愛するあなたへ オススメの雑誌があります

NEUTRAL : : Travel for life (白夜ムック発行)

どうやら旅行雑誌らしいのですが 今回はアフリカ特集です

写真がとても素敵で かなりクオリティ高い

内容もマニアにはたまらない(笑) (注:私はマニアではないよ)

こんなに素敵にアフリカをプレゼンテーションしてくれてありがとうって言いたくなる一冊です

1500円とすごく高いのだけど。。。

 

なぜ私がこの雑誌の存在を知ったかというと

ナント!

この雑誌にイモトが写真家としてデビューを果たしたからです!!

 

嘘です

写真家にはなっていません 

カメラだってデジカメでぱしゃぱしゃ撮っているだけで素人です(アメリカの大学時代に一般教養で写真のクラスを履修していたけど!)

でもこの雑誌の方が 私のこのブログに載っているシエラレオネの海の写真を気に入ってくださって ぜひ雑誌の「あなたの知らないアフリカ」のページに使わせてくださいと連絡が来ました

ええ ただ単に こんなところに行ったことのある日本人が他にいないというだけの話です(笑)

私のお気に入りの海、お気に入りの国を世に広められたことも嬉しいですが

この1500円の雑誌がただでもらえてラッキー (←貧乏症)

 


アフリカ教育

2006年12月14日 | africa

7週間の仏語修行&放浪の旅を終えて

無事に帰ってきました

ほんとに有意義だった!

何よりもずっとやりたかったフランス語が強化できた

仕事で使えるようになるには、まだまだあと10倍くらいうまくならないとだめだけど、自分をかなり追い込むことができたし、とりあえずは上達度に満足 あとは継続あるのみ

パリももっともっと大好きになったし、ずっと行きたかった南仏&モナコも行けたし、素敵な再会&出会いもあった

ちょうど良くタイミングが合って、後ろめたいことも色々とあったのだけれど、思い切って行ってしまって正解でしたぁー

 

羽を伸ばしすぎたツケなのか 帰ってきた瞬間からなぜか怒涛の日々ですが・・・(注:決して飲み会ではありません)

明日は知り合いに頼まれて、近くの小学校で5,6年生を相手に授業をします

テーマは・・・ 「アフリカの子ども」

何でも良かったんだけれど、どんなことに興味を持ってもらえるのかもわからないし、何を話そうか今もすごく迷っているんだけれど・・・

銀座の子どもたちにとって、アフリカってどんな存在だ?

漠然と考えているのは、

紛争とか貧困とか、悲しい一面だけを伝えるのではなくて、もちろんそれも一部だけれど、

「おまえたちは恵まれているんだから、いじめなんてするな!自殺なんてするな!」なんていうお説教っぽいものでもなくて、

戦争はやめましょうっていう「平和教育」っぽいのでもなくて、

アフリカってこんな感じ

みんな元気だよ

みんなおんなじ子どもなんだよーって

ちょっとでも興味持ってもらえたらいいなと思っています

しかし感受性の強い子どもたちに、どんなお話がぴったりなのか、今でも悩む

学校によって、学級によって、担任の先生によっても、リアクションが違ったりするし

小学校で水泳教えててもその違いがわかる

教育ってむずかしい

アフリカの伝え方も難しい

ノリがいいといいな 素直な子たちだといいな

まぁ 何とかなるよね・・・ (←結局コレだ)


エリトリア人と温泉

2006年10月02日 | africa
エリトリア人の東京案内に
大江戸温泉へ連れていった

大丈夫かいなと一瞬心配したけれど
本人のリクエストだから仕方ない

大江戸温泉の内装や 
浴衣でフラフラと江戸の下町風情の軒並みを散歩することに
下町っ子の私でさえ 心躍らされるのだ
外国人の彼女はウキウキMAX


しかしやはり・・・ 


公衆浴場は日本独特の文化
外国人に全裸は厳しい
アフリカ人には特に抵抗があるんだよね

最初水着を着ていこうとするも 却下

バスタオルも 却下 (小タオルのみ)

   泣 き そ う か も ・・・・


ごめん・・・ でもさ 自分が行きたいって言ったからさぁ


アフリカの農村に行くと
上半身全裸のシワシワお婆ちゃんとか
平気でおっぱい出してお乳あげてるお母さんとかいるのにね
若い人だから駄目なのかな

それとも上半身はよくても 下半身は抵抗あるとか・・・


そんな分析はまったくどうでも良いのですが

そのエリトリア人の彼女は 
気もそぞろに風呂に浸かって あまり楽しんでなさそうだった


でも浴衣や足湯は大満足だったから
二人で半日くらい居ました


久しぶりに行ったけれど
足湯や岩盤浴 新しく出来たんだね

大江戸温泉は今までデートでは行きにくい場所だったけれど
足湯ができたからその問題は解消されたってワケね


・・・と浮かれてみても虚しいだけでした

また外国のお友達 連れていこうっと


注)<世界の地理講座>エリトリアはアフリカ東部のいわゆる”角”地域
紅海に臨んで その向こうはサウジだよ
イメージ湧きましたか?