地球散歩♪

いもとなおこのBLOG

モザンビークの楽園編。

マサイ・マーケット

2005年07月11日 | kenya
日曜日のお楽しみ

マサイ・マーケット

本来ならば 日本でもお馴染みのマサイ族の工芸品を売る市場なんだろうけど
マサイのものは1割もない
マサイ人も数人しかいない

でも超~~~カワイイ
ケニアのお土産品が売られているのです 
ここにスーパーの帰りにプラッと立ち寄って
何か買って帰るのが
日曜日の日課となりつつあります

やはり途上国ですから
客引きが五月蝿い

「マイ・フレンド!」
「私、あなたのお友達じゃありません。」

「マイ・シスター!」
「私、あなたのお姉さんじゃありません。」

と真顔で言ってスタスタ通り過ぎる

少しでも足を止めて品物をのぞくと
「これなんてどないや」
「お客さんやったら値引きしまっせぇ」
と次々と顔の前に品物を突きつけてくる

普段はニッコリ微笑み返すのですが
無視して選んでると
「どれが欲しいねん!言うてみぃ!」
とまだしつこい

何故か虫の居所が悪いときは
反論します

「あんなぁ、黙って選ばせてくれへん
逆に買う気失せるっちゅーねん!!!」


・・・私も途上国に慣れてきたもんだ

それでも懲りずに立ち寄ってしまうのは
ほんとにかわいいから 
日本に輸入してもきっと売れると思うわー

TUSKER

2005年07月07日 | kenya
ケニアの TUSKER(タスカー)
まあまあ美味しい

ガーナにはSTARというビールがあって
すごく美味しかったな

アフリカでは
購買力弱いくせに
ビールだけはすごく売れる
各国に必ずと言っていいほど
ビール会社がある

電気がなくて 冷蔵庫が使えない場所でも
冷えてないビールが売られていて
それはそれで
そこそこ満足させてくれるものなのだ

私はワイン党ですが
仕事に追われ
凹んでいるときは
満天の夜空を見上げながら
冷たいビールを飲むのはいいよね

あ なんか暗いじゃん 私・・・

ブルーバンド

2005年07月05日 | kenya
週末は青年海外協力隊員と
『クワヘリ』(さようなら)パーティ

ケニアには60名余の隊員がいますが
彼らと交わることをとても楽しみにしていた

私は協力隊のファン
本当に尊敬しているの
だって本当に過酷な状況で
ケニア人と対等に仕事して 生活して 遊んで
私の知らないケニアをうんと知ってるの
スワヒリ語だってぺらぺらだったりするのです

隊員と話すと
いつも発見ばかり

たとえば・・・ 

隊員A「任地では絶対ズボンなんてはかないよ」
私  「えっ じゃあ何はいてるの?」
隊員A「スカート。ズボンは破廉恥なの」
私  「・・・(状況がさっぱりわからない)むしろスカートの方がソソルだろう!」
隊員A「ズボンはお尻の形とか出ちゃうでしょ。それがタブーなの。スカートは隠せるでしょ」

そうだったのか!
スカートより ズボンの方が色気があるのかー

(でもアフリカ人でもすんごいお尻してる人が多くて
十分形が出ちゃってると思うのですが・・・)

次の仰天。
パーティには日本食など手料理がたくさん並んで
隊員は案の定 がっつんがっつん
・・・ここは相撲部屋か?というほどガッツいてた

私  「普段何食べてるの?」
隊員B「キャベツとスクマと、あとは豆かな」
私  「・・・すくま?」
―初めて聞く単語だ。

隊員B,C、D  「えええええええ ケニアにいてスクマ知らないんすかぁ

・・・私はケニアで何をしているんだろう
ちなみにスクマというのは緑の野菜で
彼らに言わせると 「青汁の素」

そして極めつけ
隊員E「たまにブルーバンドも食べてる
私  「ブルーバンドってあの・・・」
隊員E「そう、あの溶けないマーガリン」
私  「・・・・・・・・・・・・・・。」

ブ、ブルーバンドって、あの、マーガリンんんんんん?!?!Σ( ̄ロ ̄lll)

アフリカには(たまに)優れた品があって
電気のない場所でも
冷蔵庫使わなくても溶けないマーガリンがあるの

しかしそれをチビチビとそのまま食べる隊員の姿を想像したら
おいら泣けてくる

それでも笑っている彼女たち(ちなみにEは女の子ですから!)
お金では買えない貴重な経験をしている彼女たちは
クサイ言い方かもしれませんが
本当にキラキラと輝いてます

『クワヘリ』ではもうお別れする隊員の言葉に
多くの人が泣いてた
きっとものすごーーーーく濃密な2年間を過ごしたんだろね

隊員のみなさん
これからも素晴らしい経験を私に聞かせてね

そして くれぐれも健康管理には気を配ってね

LIVE 8

2005年07月02日 | development
はじまりましたね
LIVE 8

アフリカにこれだけ注目が集まるのは
素晴らしいことだと思う

それに このイベントが
募金を集めるのが目的ではなく
G8リーダーたちにアピールするためというのは
とてもスマートな行動だと思う
必要なのはお金だけではなく
貧困を削減するための体制だものね

そこで
エンドユーザーの現場にいる私としては
結果が何よりも気になります

G8リーダーたちはグレンイーグルス・サミットで何を達成するのか?
ここアフリカの中でも
最貧困層に届くアクションがとられるのか?

債務救済もいいけど
貿易は?

もし これだけの動きによって
G8が動けば
あとはアフリカと私たちが
今よりももっともっと汗を流す番です
(実際には汗なんか流していない
ナイロビは今寒いからさっ

といいながら
現場にいる私の周りには
『貧困削減』を悲観している人が実に多いと思う
やってもやっても
貧困はなくならないもの

頭のいい人たちが
みんな一生懸命頭を悩ませているのに
うまくいかないことばかり

そうしているうちに
「自己満足」の世界になっているような
それでもやっぱり仕事し続けるの

日々そんな気持ちをどこかに持ちながら
でもまだまだナイーブな私は
いつか変えてやると思ってる

  ・・・どうやって?

それを解明するのは
私の一生のテーマかもね

まずは先進国が
どこまで真面目に アフリカのことを考えるか
自分たちの利益を犠牲にできるか
あまり期待しすぎずに 見守ろう