おばさんの落書き部屋

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中馬のお雛さま in 足助

2013-02-11 17:41:21 | 観光

2/9~3/10まで足助の古い町並み一帯で通りに面している約40軒の商家や民家が土びなや
衣装びなが飾ってあるのをニュースで観て急遽、女3人で行ってみることにした。
猿投グリーンロードを走って駐車場に着くと、みぞれ混じりの天候に風も少し出てきて寒い日となった。
巴川にかかる巴橋を渡り、足助川と並行な道路沿いの「新町」「本町」「田町銀座」と続くお宅の中の
お雛さまを見ながらぶらぶら歩いた。
どの人形も、道行く人に「どう? 私たち綺麗でしょ!」と時代を潜り抜けて、誇らしげに呼びかけて
いるようにも見えた。
途中、美味しそうに焦げるにおいに釣られて、蓬餅やイノシシの肉入りコロッケなどを買い食いしながら、
和布で作った手芸品の小物や、お雛様がぶら下げられた花餅の枝など、衝動買いをした。

江戸時代からの歴史を感じるひな人形や、明治、大正、昭和とさまざまだが、道路に向けて飾られた
色とりどりの人形をみながら、どんな人たちの持ち物だったのだろうと想いを馳せる。
足助交流館、本町区民館、足助中馬館、資料館などの拠点では、土雛など今では手に入らない珍しいもの
が展示されていた。

「中馬」(ちゅうま)のいわれは何だろうと資料を読むと、
江戸時代に、信州の馬稼ぎ人たちが作った同業者の組合のことで、「賃馬」「中継馬」が語源だそうだ。
一般には飯田街道で物資の運搬に従事したすべての人々を指していて、この中馬と呼ばれる
人々が行きかい、三河湾からの塩、信州からの米やたばこなどの産物が集まる交易の場所として
栄えたそうだ。
それで、ところどころに宿屋だったと思われる古い建物も見受けられたし、馬の造り物も飾られていた。
店の途切れる端まで歩いてUターンし、五平餅を車の中で食べながら帰路を急いだ。
  

 

 

 
 
 
  
     マンホールのふた    シシ鍋料理「井筒亀」店横で干されていたイノシシ(残酷・・) 



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