高年大学「文化祭」本番日が今週末に迫って来た。
体育祭が終了して、ゆっくりする暇もなく文化委員のメンバーはミーティングを開いては
意見交換をしながらシナリオをもとに、台本を作成し、配役を決め、小物作りを
し、セリフと唄の練習を重ねてきた。
女性会館、中スポーツセンター、講義室やロビー、喫茶店など必要に応じて色々な場所を
利用した。
今日は、初めて本番のステージでマイクを使い、背景をプロジェクターで映し、台詞を言いながら、
3つのスポットライトが固定なので立ち位置などを確認。
持ち時間が15分と限られているのでストップウォッチで計りながらやりとりした。
明後日は、本番とまったく同じ設定で衣装をつけて、リハーサルを行い、11/17(土)に
いよいよ本番。 失敗なく笑顔で終われますように・・・・。
練習終了後、名古屋駅西シネマスコーレで認知症になった母親にカメラを向けた
ドキュメンタリー映画「毎日がアルツハイマー」を鑑賞。
有吉佐和子著「恍惚の人」や荻原浩 著「明日の記憶」など認知症についての書物や
映画は多いが、この映画は女性監督の母親の日常の言動を記録、辿っているのみで
ドキュメンタリーとは言え、ストーリー性がなく、期待は外れの感ありだった。
映画の中で、アルツハイマーは「多幸症」とも言われ、神様が苦しみや死の恐怖から解き放っていく
ものだと医師が語っていたのは印象に残った。
進行の度合いにより日常生活に支障をきたすようになれば、家族の負担は本当に大変だと思う。
レーガン大統領が認知症になった時、「黄昏の旅に出ます」と言ったメッセージも心に残るが
残された人が悲しまないように、少しずつ「さよなら」して行くのは本当かも知れない。
今日は歩いて知ろう会で、日泰寺から城山八幡宮への史跡散策に出かけた。
地下鉄「覚王山駅」に集合 → 参道を進み日泰寺 → 相応寺 → 善徳寺 → 正法寺(尼僧寺)
→ 大龍寺 → 連理木(れんりぼく) → 城山八幡宮 → 末森城址まで 約2時間のコースだ。
3人のガイドボランティアの方から丁寧に説明をして頂く。
覚王山日泰寺の山号「覚王」は覚った王のことで釈迦を意味し、寺号は日本とタイを表していて、
タイ王国から寄贈された釈迦の遺骨を祀るために建てられたお寺は、日本でここだけだそうだ。
参道を進むと立派な山門があり、ここから、姫が池通りを渡った城山の森一帯にかけて織田、
徳川ゆかりの寺が続き、名古屋に住んでいながらほとんど訪れたことのないところばかりだった。
城山八幡宮では、楠や境内にある「連理木」とと呼ばれる御神木をみてまわった。
これは名古屋市内最大のアベマキという木で、一度分かれた幹が再び連なって、さらに伸びて
行くという珍しい成長をした樹木だと説明があった。
それで、夫婦円満、縁結びの御神木として信仰されているそうだ。
さらに進むと昭和2年に名古屋市が建てたという末森城址があったが、この辺りはかって
お城だったと窺わせるものはかすかに水のない、お堀のみだった。
樹木の多い静かなお寺の付近は、細い道路沿いに高級住宅街が続いており
少し肌寒くなってきた秋の一日、歴史散策を楽しんだ。
名古屋市文化振興事業団主催で昔懐かしい映画がワンコイン(¥500)と安い料金で
観ることが出来る。
今日は、名東文化小劇場で“往年の名女優”シリーズvol.3「ナイアガラ」が上映されるとあって
予約していた歯科で、虫歯の治療を終えるや否や夕食もそこそこに出かけた。
会場への交通の便がよく、マリリン・モンロー出演のせいか、昼・夜共にチケットは完売となっていた。
18:30開演前に館長さんから、この映画の制作された1953年頃の時代背景や
マリリン・モンローの不遇な生い立ちから名女優となるまで、そして3度の離婚から亡くなるまでの
紹介、また、この映画の見どころなどの解説もあった。
この映画の劇中で「モンロー・ウォーク」と呼ばれた独特の歩き方が、話題を呼んだが、
靴に工夫がなされていているので足元もご注目とのこと。
ナイアガラの滝近くにあるホテルに宿泊した2組の夫婦を中心に展開する。
マリリン・モンローは悪女を演じ、密会していた若い男に夫を殺させる筈が思わぬ方向へ。
魅力的なマリリン・モンローやナイアガラの滝の瀑布の凄まじいスケールの大きさ
画面いっぱいで、観光に行かなくても存分にタイアガラの滝に行った気分になれる(?)
ストーリーはスリルあるサスペンス映画で、時代を問わず、良い映画は何度観ても楽しめる。
観たいとマークしていても、気がつけばいつの間にか見逃してしまう映画が多い。
レンタルで観ればいいかとも思うが、出来れば劇場へ出かけて観ることにしている。
最近、観た中で、どなたにもお薦めの1本は名演小劇場で、今上映中の「情熱のピアニズム」。
ピアニスト/ミシェル・ペトルチアーニの人生を栄光の日々から36歳で亡くなるまでのドキュメンタリー
映画。
全身の骨が折れた状態で生まれた時から始まり、病気のため、幼少時代は歩くことも出来なかった。
成長しても1mしかなかったが、ケタ外れた音楽の才能と誰にでも愛される人格で、フランス最高の
ピアニストと讃えられ、36歳で亡くなるまで、150%の人生を駆け抜けた。
彼の言葉「人間であるために、身長が180cmある必要はないことを、人々は理解しない。
大切なのは、頭と体の中にあるもの、特に、精神の中にあるものなんだ。」と言っている。
私は、五体満足だが、のらりくらりと人生を送ってきたし、今もそう。(反省ばかり)
プアノスピードもタッチも見事なハーモニーを紡ぎだし、人生も生きる喜びが全編に溢れていた。
誰にでも出来ることではないが、障碍を持ちながら凄い人だな~と感動の映画だった。
「ハンガー ゲーム」(ミッドランドスクエア)
時間のタイミングで飛び込みで観たのだが、スリルがあって結構、面白かった。
ストーリーは文明が崩壊した近未来アメリカを舞台に、殺し合いのゲームが繰り広げられる。
ゲームには貧しい場所に住む24人が選ばれ、生存確率は1/24で最後の一人まで戦う
娯楽映画。
「GIRL」星ヶ丘三越劇場
「テルマエ・ロマエ」 星ヶ丘三越劇場
2本とも私の好みの映画ではなく、ストーリーもはっきり覚えていないくらい。
デパートの買い物疲れもあり、途中で居眠りをしていたかも。
芸術の秋・・今日は愛知芸術文化小劇場で「篠崎ゆかりを聴く会」主催のコンサートを
聴くことが出来た。
「Time to say goodbye・・旅立ちの日に・・」と題し、
名東区出身の篠崎ゆかりさん(ソプラノ)と
モンゴル出身の包金鐘(ポウ ジンズォン)さん(テノール)の素晴らしい歌声だった。
ピアノ 杉江尚子さん
プログラムは
アベマリア 草原の太陽 荒城の月 スタンドアローン
誰も寝てはならぬ ジュピター 川の流れのように 他
ソプラノの篠崎ゆかりさんは歌声、容姿共に美しく 包さんは日本語も堪能で
愛知県立大学声楽科でオペラを勉強しながら、中国の歌、日本語の歌を
こよなく愛し、中部地方を中心に音楽活動をされているそうだ。
終了後、買い求めたCDにサインをもらい、一緒に写真を撮らせて頂いた。
日頃、楽器の演奏会や映画鑑賞に偏っているが、今日は素晴らしい歌声に酔いしれ
とても心豊かに贅沢な時間をすごすことが出来た。