地域の情報を発信している名古屋のケーブルテレビ局の「おすぎのこの映画見なさい!」の公開録画
が伏見のミリオン座であった。
今回の収録は来年(1/7~)放送予定(地デジ12ch)4つの映画の紹介。
「趣味は映画鑑賞」と公言している私は、見どころを聞きたくて整理券を手に入れ出かけた。
①「ボス その男シヴァージ」(インド映画・ダンスが凄い?)2013/1/7~13放送
②「96時間リベンジ」(最愛の家族のために命を懸ける) 2013/1/14~20放送
③「ルーパー」(標的は30年後の自分?) 2013/1/21~27放送
④「マリーゴールドホテルで会いましょう」(素敵な毎日の見つけ方)2013/1/28~2/3放送
映画の予告篇が1本ずつ画面に映し出され、おすぎさんがストーリーや見どころ、似たような他の映画
との比較、感想など7~8分述べ、区切って、4本収録して約1時間で終了。
このようにして番組は作られているんだと解ったが、どの映画も私の好みではなく、残念ながら、是非、
見てみようという気持ちにはならなかった。
おすぎさんは、原稿なしで俳優の名前や地名もすらすら出てきて、さすがプロだと感心した。
映画そのものより、TVではどのような編集になって放送されるのか18:45~の放送を楽しみに。
歩いて知ろう会のグループで「市下水道科学館・名城水処理センター」の見学に出かけた。
地下鉄名城線「名城公園」下車 ①出口から徒歩で約5分の場所にあり、最初に
1Fのガイダンスシアターで下水道のしくみや役割を映像で学んだ。
続いて、係りの方の案内で下水道処理場(地下)へ。
家庭や工場などから流れてきた汚水や雨水が、土砂を沈め、ゴミを取り除き
微生物の働きによって、汚水を綺麗にする反応タンクを経由し、消毒設備を通って、
最終的にフィルターでろ過されたきれいな水が堀川に流れ落ちる様子をみて廻った。
沈殿して出来た土砂は乾燥させ、セメントの原料などに再利用され有効活用されているそうだ。
海の水は太陽により蒸発して雲になり、雨、雪になり 集まって川に そして海に。
日頃、何気なく使って流している水が自然のサイクルの中で、下水道の果している
大きな役割を改めて認識した見学会だった。
12月に入り、何となく気ぜわしいそんな中、合間をぬってこのところ3本の映画を観た。
どちらかと言えば、邦画より洋画、フィクションよりノンフィクション、観終わった後も
心に残る映画が好きだが、最近は空いている時間に何でもOKで観ることにしている。
「声をかくす人」(ミリオン座)
1865年にアメリカ合衆国政府によってはじめて処刑された実在の女性の物語。
その罪は、リンカーン大統領暗殺の共犯。
“私は無罪です”と静かな口調で主張し、命と引き換えに秘密を守り抜き、強い意志を持って
最後の瞬間まで気高くふるまう姿は、圧倒される。
彼女の処刑から1年後最高裁は戦時でも民間人を軍法会議で裁くのを禁じたそうだが、
歴史の裏に数々の物語があり、それは必ずしも事実であるのかとこの映画は強いメッセージを
送っているようだ。
「思秋期」(名演小劇場)
確か、岩崎宏美が“思秋期” という曲を歌っていたと思い、歌詞を調べてみた。
映画の内容とは結びつかず、広辞苑にもこの言葉は載っていなかった。
思春期に対する言葉?映画の内容から推し量ると“人生の黄昏どき”みたいな感じ・・?
ストーリーは世間から必要とされず、家族もなく、酒に溺れ、暴れ、悪態をついてばかりの50男と
裕福な地区に暮らしていながら、夫のDVに苦しんでいる子どももいない中年女のふとした出会いを通し、
悲哀に満ちた人生の秋を描いた作品。
全編、暗いトーンのシーンばかりだが、最後は荒れ果てた心の二人が寄り添い、優しさを取り戻していき
明るさが見える映画だった。
「パルムの僧院」(名演小劇場)
12/1~12/14まで限定公開でジェラール・フィリップ生誕90年特別映画祭があると知って映画館に
立ち寄った。
デジタルリマスター版・モノクロ休憩なしの173分。
料金は学生もシニアも一般も関係なく一律¥1,300-。
ジェラール・フィリップは36歳の若さで亡くなっており、生きていたら90歳の老紳士。
他に「赤と黒」「夜毎の美女」「悪魔の美しさ」「勝負師」の4本が上映されることになっていたが、
今週は忘年会が2つも入り、家事もおろそかになっていて残念ながら期間中に観に行けそうにもない。
フランス映画だが、イタリアでオールロケされているそうで、出てくる実際の風景も映画を観る楽しみの
一つだ。
ストーリーは聖職者になるためにナポリでの勉学を終え、故郷パルムへ戻ってきた主人公が宮廷の
陰謀と恋の嵐に巻き込まれるといった内容で亡くなってはいるがにわかジェラール・フィリップの
ファンになってしまった。
午後から女性会館へ「第44回中部アコーディオンクラブ演奏会」を聴きに出かけた。
この会からは毎年、案内状をくださるので、楽しみにしている発表会の一つだ。
ハーモニカやオカリナなどの小さな 楽器と異なり、結構、重そうでピアノのような鍵盤式のものと
タイプライターのようなボタン式のものとあった。
右手と左手と操作し、これだけボタンの数が多いと位置を覚えるだけで、大変だな~と
思いながら、滑らかな指先と蛇腹の動きに見とれて、演奏に聴き入った。
演奏曲目は
「パリの空の下」「ラ・スパニョーラ」「マラゲーニャ」「バラのタンゴ」など外国の曲が多い中、
「おんな船頭歌」「東京ラプソディー」「高校三年生」や「銀河鉄道999メドレー」なども・・。
私の大好きな曲、「ヴォルプタ」はアコーディオンの持つちょっと哀愁を帯びたような
音色がぴったり。
どの演奏者も落ち着いて日頃の練習の成果を存分に発揮されていたように思われた。
今日から師走。煩雑な日常を忘れて、ひととき音楽を楽しめるのは少し贅沢な時間に思えた。