女給さんの書棚

職場は博多駅...でしたが現在は佐賀駅。甘い誘惑にめっぽう弱い和菓子店スタッフの日常。

トラットリアC(仮名)

2007年01月22日 09時57分43秒 | トラットリア C

店に入りたてのころに、いちばん最初に買った本は、
役に立ちそうなので、職場(トラットリアC;仮名)に置いてきました。

そのころ、知っていた料理といえば、主に、スパゲッティで、
ボンゴレ、ラグー(ボロネーゼ)、カルボナーラ、ポモドーロ。
ファミリーレストランのフェアに出てきた、
マチェドニア、アフォガート、ミラネーゼ程度。

フェットチーネ、ペンネ、フィジィリ、コンキリエ。
エスプレッソ・カプチーノ・カフェラテ。

イタリアンが好きな方は、
そのくらい、誰でも知っているとお思いでしょうが、
入りたての新人アルバイト君たちは、意外と知らないものです。

料理好きな女の子の場合は、当てはまりませんでしたが・・・

たとえ、アルバイトの志望動機が、
”イタリアンが好き”や、”イタリアンに興味がある”であっても、
「このくらいは、知っているだろう」と考えるのは禁物なのです。
考えてみれば、
親元を離れて生活費を稼ごうとしている学生さんたち、
しょっちゅうファミリーレストランに行ったり、
食べ歩きをしたり、
勉強と、アルバイトの合間に
料理雑誌や料理番組などを熱心に見たりする
余裕なんて、そんなにないですよね。

やっと、メニューの料理名を一通り覚えたところで、
”本当に”仕事に興味を持ち始めた人は、
実際にパスタを見せながら、ひとつずつ茹で時間や
特徴などを説明していくだけで、
自分から意欲的に「イタリア料理」を勉強し始めてくれます。

明日、その”トラットリアC”にちょこっと顔を出す予定(ヘルプです)ですが、
その本が、少しでもスタッフたちの役に立ってくれるとうれしいですね。

私の本棚にはもうありませんが、その本は、 この2冊です。
  『 レストランのメニュー 』 村上信夫・監修 
                と
  『 イタリア料理 100のおいしいキーワード 』
             落合務・著

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「泣かないで」 by kaede