打てば響く素直な人に成れることが大切

（読者）

「柔訳 釈尊の言葉 第一巻を読んで。　１９歳・女性」
母に薦められて読みました。今回読んでいまして、自分が、あまりにも自堕落に生きていたんだなと感じました。もし、骨折していなければ、こんなに自分を見つめ直すことが出来なかったのだと思いました。
読んで終わらずに、ノートに書き写し、毎日読み頭に心に体に染み付けるかたちでやっていました。わたしは調子にのると特に忘れやすいので書いていくと頭にスッと吸収されていきます。自堕落な生活を送らないように努力し、骨折した左肘を治すことに努めていきます。この本のお陰で、母の薦めのお陰で自分が変わって行きました。

（感想）
この女性は、未成年にして既に、
＊　自分を見詰め直す大切さに気付けた。
＊　自分の今までの生活を冷静に振り返ることが出来た。　
ということです。この切っ掛けは痛い骨折からでしたが、この２点に気付けたことの意味と価値は大きいです。
彼女の運命がこれで変わります。

運命とは、簡単に今日から変えられるのです。誰でも同じです。
ただし、これには条件として、自分に「気付きが起こること」がカギなのです。
彼女の場合は、「柔訳 釈尊の言葉」を読まれて、自ら
＊　「自分を静観することの大切さ」に気付かれました。

この気付きが有るのと無いのとでは、これからの人生が大きく違って行くのです。まさに運命を分けることに成ります。しかも未成年の内に、「このように思えることが出来た」価値と意味は非常に大きいのです。
彼女はこれから成人し、働き、結婚もされることでしょう。これから色々な嫌なことや苦しいこと、嬉しいことが有るわけです。
彼女は、この気付きにより、これからの危険要素を避けることが可能に成ります。
これはすなわち、運命が違うのです。変わるのです。

その時々に、今の自分を冷静に見詰めることで、最悪の方向から抜け出すことが可能に成ります。
若い内は、自分を振り返ることが難しいのです。
変な意地を張って、反省することが自分の負けのように思う人もいます。
反省するどころか、行け行け思考となり、人生を曲がって行く人も多いものです。
自分自身を振り返ることを知りません。

そこで釈尊の言葉に出会いますと、縁の有る人には、機が熟した人には、大きく心に響くことが起こります。霊的には強力な金づちのように、心を打たれます。
釈尊こそは、
「自分を見詰めなさい」
「自分を振り返りなさい」
「自分の中にすべてが在る。宇宙が有る」
「自分の中にこそ、すべての宝が有る」
と色々な形で言い切っています。

そして究極には、
「天上天下唯我独尊」（てんじょうてんげゆいが独尊・どくそん）
つまり、「コノ世のすべてが自分自身の現れだった」、と断言しておられます。
釈尊の強力な金づちに打たれる人は幸いです。
それが分かる自分だった、ということなのです。

今日も自分自身と向き合いましょう。
多くのストレス社会の中でこそ、自分自身と向き合った人から、その喧騒から離れることが現実的に可能に成って行くのです。
すべては、一切は、必ず変えることが可能なのです。

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