伊勢ー白山 道

集団では無く、社会の中で心身の健康を正しく個人で目指します

神話と転写 その3

2015-09-26 11:56:04 | 神話シリーズ

スセリヒメは、父親は怖い姿をしていますが、もの凄く愛情の深い優しい人だから面会してもビックリしないようにとオオクニヌシに教えました。
オオクニヌシとしましては、自分の母親からスサノオが自分のご先祖様だと教えられていましたので、意外と安心してスサノオの住まいへと向かいました。

スサノオの家に近付くにつれて、大小様々な姿をした鬼の石像が置かれているのが見え始めました。オオクニヌシが「この石像は何?」と聞きますと、「父親の子分で、今も生きている」とスセリヒメは説明しました。
オオクニヌシは、でも石像だから変だと思い顔をよく見ますと、目だけが動いて自分のことを凝視していることに気付きました・・・・。

いよいよオオクニヌシは娘・スセリヒメから親神スサノオを紹介されますと、スサノオはニヤリと笑みを浮かべ
「そうか。よく来られた。これからしばらく、ここに泊まっていきなさい」と言いました。

先ず初日に案内された部屋が、大小のヘビで埋まるような部屋でした。オオクニヌシは一瞬ためらいましたが、スサノオが理由もなしにこんなことをする訳が無いと思い腹をククリました。
スセリヒメは、父親スサノオから色々な神事と呪法を相続者として学んでいましたので、麻で編まれた細長い布地を振ることでヘビ避けになる呪法をオオクニヌシに教えました。
オオクニヌシは直ぐにこの呪法を習得いたしました。

この呪法は、神格・霊格が無い魂が使用しても発動しない神事であり、スサノオはオオクニヌシが自分の神縁に成る資格が有るのか無いのかを観ていました。
オオクニヌシは見事に習得して、ヘビで埋まる部屋で無事に安眠が出来ました。

これを観たスサノオは、翌日は更に難しいムカデとスズメバチで埋まる部屋で寝るようにオオクニヌシに言いました。
スズメバチはアノ世でも、神に仕える動物たちの中でも一番に凶暴で攻撃性のある神使として利用されます。

昭和時代に聞いた話ですが、教祖・出口 王仁三郎(でぐち おにさぶろう)さんが地方で講演会をする時に、会場にスズメバチが侵入した時点で、その地域の氏神に「受け入れられなかった」と解釈して早々に講演会を打ち切ったというエピソードを聞いています。
皆さんも神社の参拝時にスズメバチを見掛けましたら、近付いて来なければ「歓迎」だと思い、もしも間近に来るようでしたら直ぐに神社から離れれば良いです。
スズメバチを見てから神社を離れることも、これが本当の「お祓い」と成り、悪いことではありません。

オオクニヌシは、このムカデとスズメバチの災難も無事にスセリヒメの同じ呪法で乗り切りました。
この部屋の害虫による難を無事にこなしたオオクニヌシを観て、スサノオは更なる試練を試します。
翌日にスサノオは、狩りに行こうとオオクニヌシを誘います。
森の中でスサノオは、身長よりも高い草が生い茂る広い野原に向かって弓矢を放ちました。
そしてオオクニヌシに、草の中の弓矢を探して来てほしいと言います。

オオクニヌシが草むらに分け入っている間にスサノオは、野原の周りすべてから火を放ちました。
炎は瞬く間に燃え上がり、人の背丈の数倍にもなる火炎旋風と成りました。
この時にスサノオは、オオクニヌシが焼け死んでも良いと考えていたのです。
なぜならばスサノオは、神々の中でも魂を生き返らせることが出来た唯一の大神(おおかみ)だったからです。

ここでオオクニヌシが死ねば、「お前には無理だ」と言い娘を諦めさせて、人間界にオオクニヌシを生き返らせて母親の元に返すつもりだったのです。
この「御魂返し」(みたまがえし)を出来たと思われますのは、近世では天理教の初代教祖です。
国常立太神・スサノオから離れて現実界に降りて来た「元」眷属神の黒龍が乗り移ったと言えます。

さてさて、オオクニヌシはどうなったのでしょうか? (続く)

生かして頂いて ありがとう御座位ます

下の三ヶ所のクリックも、もしよろしければ毎日宜しくお願い致します。
応援して下さる方は、パソコンも携帯電話(fc2のみ出来ない機種もあり)の人も、この3箇所を1日に1回ずつ良ければクリックして下さい。
人気ブログランキング
精神世界ランキング
FC2ランキング
クリックして現れるランク一覧の中から再度、伊勢白山道を押してね。
防災注意報まとめ http://www.geocities.jp/poriporry/m/emergencycom.html
【携帯版伊勢白山道 TOP】 
http://www.geocities.jp/poriporry/m/

「商品リスト PC用」 http://www.geocities.jp/poriporry/m/g_all.html
「商品リスト 携帯用」 http://www.geocities.jp/poriporry/m/g_top.html

携帯 健康食品・サプリ1 http://www.geocities.jp/poriporry/m/g_health.html
携帯 健康食品・サプリ2 http://www.geocities.jp/poriporry/m/g_health2.html
携帯 生活日用品(1)http://www.geocities.jp/poriporry/m/g_life.html
携帯 生活日用品(2)http://www.geocities.jp/poriporry/m/g_life2.html 
携帯 供養関係 http://www.geocities.jp/poriporry/m/g_kuyou.html
携帯 防災・蒸留水 関係用品 http://www.geocities.jp/poriporry/m/g_prevention.html
携帯 著書 http://www.geocities.jp/poriporry/m/g_book.html

「柔訳 釈尊の言葉 第1巻」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4864900302/isehakusandou-22/ref=nosim
携帯から (http://www.amazon.co.jp/gp/aw/d.html?a=4864900302&at=isehakusandou-22&url=/gp/aw/d.html

「森羅万象10」(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4766785932/isehakusandou-22/ref=nosim
携帯から (http://www.amazon.co.jp/gp/aw/d.html?a=4766785932&at=isehakusandou-22&url=/gp/aw/d.html

「自分の心を守りましょう 」
(パソコンから予約):http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4766785738/isehakusandou-22/ref=nosim
(携帯から予約):http://www.amazon.co.jp/gp/aw/rd.html?a=4766785738&at=isehakusandou-22&url=/gp/aw/d.html

[注意書き]
*コメント投稿について
・過去コメントの削除はしませんので、コメントを書かれる時は慎重にして自己責任を覚悟して投稿してください。
(コメント欄に不掲載でも、内容に脅迫や誹謗中傷などの重大な問題が有れば、ブログ会社と警察に投稿時間と内容を送付し、苦痛を受けた運営関係者たちが対応します)

・質問は、その時の最新記事のコメント欄でお願いします。過去記事のコメント欄に質問を投稿されましても、返答しません。
・聞きたい時はタイトル名に必ず、質問 男または
、と記入してください。これが無いと、返答しません。(視る時間短縮のために、霊体と肉体の区別を簡略化するためです)
・コメントでは実名の扱いは慎重にしてください。内容によっては、絶対に全部を隠し、文字の数で表すか、書かない工夫で表現してください。
・投稿者の名前欄に実名の記入は厳禁です。ハンドルネーム(仮名)を入れるか、空欄のままにしてください。
・URL欄にアドレスの貼り付けは禁止です。
・質問したい写真は、「伊勢白ペディア」に投稿・公開の場があります。送った写真がUPされたら、そのURLを入れて質問してください。写真は、個人の顔や情報が特定されないような配慮をしてください。
・返答は順番にしていますが、質問が多いために翌日の夕方になることもあります。

*検索に使用しましょう。 
・「伊勢白ペディア」   http://goo.gl/YtYlB 日々更新される伊勢白山道の事典です。
・速い検索システム  http://goo.gl/AYsVO5
  大容量検索システムです。

*返答について
・リーマン返答集 http://goo.gl/pUKQUi 最新のものから期間無制限で返答が表示されます。
・ry-comme http://goo.gl/tPLbQK 最新記事3日分の、リーマンの返答コメントが抽出されます。
・私の返答が無いコメントは、霊的な問題では無いと言う事です。
病気や体調については、医師の診断を必ず受けて、そちらを優先してください。
・サプリメント(健康食品)の摂取も、必ず医師の許可を受けてからにしてください。
・先祖供養や健康食品の実践は、ご自分で判断して自己責任の上で決めてください。
※私の返答は、あくまでも参考意見です。決して、強要はしておりません。ここでの話は、自己責任の上で判断をしてください

*引用・転載禁止のお願い
・伊勢白山道ブログの記事・コメントの転載・引用・コピーは一切厳禁です。
・ブログ、SNS、ツイッター、印刷物など、多数に公開するものはすべてです(限定メンバー公開の場合も)。このブログ内でリンクされているサイト以外は全部です。
・伊勢白山道ブログのリンク掲載はよいです。
・家族へ記事のコピーを渡したり 、自分用のデータ保存をしたりすることはかまいません。
・私の発言に感想や解説・解釈を加えられますと、それは私の真意(神意)から外れます。言葉の一部だけを取り上げられれば、意味がまったく違った内容になって伝えられかねません。曲解されることを防止します。

この下方に出る企業広告は、gooブログにより自動的に表示されます。
伊勢白山道とは、一切関係がありません。


コメント (555)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする