なかちゃんずの山歩き+α

夫婦で仲良く山へ登っています。

【三河高原】猿投山・干支の山に登る

2016年01月19日 | 三河高原

2016年 1月4日(月)  


申年の最初の登山は干支の山に登ろう。

という事で愛知県豊田市にある猿投山に行った。

猿投神社の奥にある登山者用駐車場へ車を停めた。(トイレもあり)

7時過ぎだけど、かなり車が止まっており、準備している間にもどんどん車が入ってきた。


駐車場は30台くらいは停められそうだ。(数えなかったけど。

 

7:30に出発。登山口までは東海自然歩道を歩いていく。


 歩いていくと「水神の祠」があった。ちゃんと榊が生けられている。


7分くらい歩くと水車が見えてきた。ここの舗装道歩きは楽しいよ、次々と見どころがある。

 

近くまで行ったら説明板があった。

 

トロミル水車というんだ。ちょっと賢くなった。


次は・・・「お倉岩」という大岩。名前の由来はわからず。


駐車地から20分歩いて、ここから山に入って行く。

猿投山登山口(東回り登山道)。


 

すぐに「御門杉」と名付けられた巨木があった。

 

 整備された道を登って行く。


一旦舗装道に出て渡ると、標識がある。 

標識には休憩所まで30分と書かれていたが古い標識で他の所は読み取りにくい。

 

同じように整備された登山道を登って行く。 


 また登りの階段。


登りの途中に休憩所があった。標識から17分で来れたよ。

休憩せずに通過した。

 

休憩所から5分程登ると、登山道から逸れてピークに上がるため(?)の踏み跡があったので行ってみた。

 

大きな岩を廻り込み、岩の間を登って行くと・・・。 

展望が良い岩場があった。(大岩展望台)

今日は霞んでいる。

だけど、ここから見る景色は絶景という言葉しか思いつかない。

 

 最高に気持ちいい!

もうこんな高いところまで登ったんだ。


ちょっと一休みしよう。

コーヒーとケーキでまったり。 


 

大岩展望台から、元の登山道に復帰。直進すれば東の宮を経由して山頂に。

ここから山頂までは緩やかだと地元の登山者さんは言っていたが・・・。

 

すぐ先に道標があった、左折すれば「西の宮」経由で「東の宮」に行く。
遠回りだけど、両宮参拝してから山頂に行きたいから、「西の宮」方面に向かう事にした。 


 少し下っていく。


 分岐から5分程下ると自然観察路に降り立つ。

ここを左折し舗装道を下って行くと。


「西の宮」の鳥居が見えてきた。


 

 鳥居を潜って坂道を登って行く。


高い木々の間でちょっと暗い感じ。

 

坂道と石段を登り終えると、西の宮があった。

猿投神社は、本社(下の宮)と東の宮、そしてここ西の宮の三社を総称して猿投神社と言う。
大唯命(おおうすのみこと)を主祭神に、景行・垂仁両天皇を併せてお祀りしており、この西の宮の主祭神は、大唯命の祖父、
垂仁天皇である。
 

西の宮を参拝後、石段を登って行く。


「西の宮」の裏にあたるところ、この山で毒蛇にかまれて亡くなった大碓皇子(おおうすのみこ)の陵墓がある。

ここでもお参り。

大唯命(おおうすのみこと)は景行天皇の第一皇子で、小唯命(おうすのみこと:日本武尊)とは双子の兄にあたる。
古事記によると、大唯命は、小唯命によって手足をもぎ取られ、薦(こも)に包んで投げ捨てられたとも記されている。

 大碓皇子(おおうすのみこ)の陵墓の横から 自然観察路を進み、次は「東の宮」を目指す。


「おふないし」

花崗岩で出来ており、「祭神である大碓命が乗ってきた船が、石になった」という言い伝えがある。


人と比べてみて。大きな石でしょう。

 

御船石から先を進むと、大きな杉が目に飛び込む。

 

杉の傍にこんな立札があった。

 

 杉から4分くらい歩くと、石が積んであり、最初の登山道「東の宮」への道へ合流する。

 

「東の宮」まで、後5分。


 「東の宮」参道。


「東の宮」に着いた。

東の宮の主祭神は、大唯命の父である景行天皇が祀られている。


「東の宮」の左から緑の鉄階段があるので、そこを下って行く。 


 踏み跡しっかりある道を進む

 

木々の間からの展望。晴れた日には赤石岳、聖岳が見えるようだ。

今日はさっぱり。(笑)

 

東の宮から7分くらいで「カエル石」まで来た。

この岩は古代の磐座(いわくら)だと言われている。


この看板が何ヶ所かにあった。むやみに入ったらダメなんだ。


 人の声が聞こえ、山頂が見えてきた。

 

猿投山 629m に着いた

豊田市瀬戸市の境界)

一等三角点がある山頂。

ゆっくりと歩いたり、休憩したりしても駐車地から2時間20分くらいで登れた。


 山頂の気温。
 
まだ10時前、甘酒とお菓子を食べて山頂を満喫した。

 
山頂には少年野球チームが登ってきたが、記念撮影だけして下山していった。
代わりに何人かのグループが山頂にやってきた。
そろそろ、私たちは退散しよう。
 
 
赤猿峠の方へ下りることにした。
すれ違ってワンコも登ってきた。
 
 少し歩いて下方に休憩スペースが見えた。
 

下りてみると、木にこんなメッセージが掲げられていた。

みんなに愛されている山なんだと思った。


下ったり少し登ったりしながら進む。


所々に休憩するところが設けられている。


気持ち良く歩いていると前方に赤い花が見えた。椿だった。

今の時期に咲いてるのは椿くらいだけど、真っ赤な花が、冬の殺風景な山に彩を添えてきれいだ。


少し歩くと、また休憩場所があった。


周囲の景色を見ると、まだ霞んでいた。


ベンチの横に書かれていた。「神島の神様 戻して下さい。」どういう意味なんだろうか?


進んで道は左の方に下りて行くが、右の方に登って行くことにした。


登ると鉄塔が建っている広場で展望がよい場所に着いた。

地元の方に教えて頂いた「秘密の場所」。


霞んでいて遠くは見えないけど、目立って見えるのは瀬戸デジタルタワー。

ここで10分くらい休憩した後、赤猿峠に降りた。


ベンチがある赤猿峠。

山頂から40分~50分くらい。


色々な情報を提供してくれた地元の親切な方々。

お礼を言って、私たちはここから降りることにした。


ベンチの後ろに道がついていた。


ここも迷う事はないだろう。

 

広見林道に出た。


広見林道はオフロードバイクの凹凸がいっぱい出来ていた。


川に沿って歩いていると、右手に滝が見える。

これは「血洗いの滝」。小さな滝だ。


舗装道に出た。この舗装道を登ると「西の宮」鳥居の前に行ける。

ここは右折する。


右折したところに、「血洗いの滝」についての説明板があった。


少し歩くと、次の滝が。


「二ツ釜の滝」。


「猿投七滝」と呼ばれる滝が七つある。

順に見ながら下りて行く。


「菊石」の説明板。

 

菊石。

珍しいモノを見ることができた。

 

川に沿った遊歩道から林道に出た。

 

 

猿投神社前まで、あと4㎞。 


七滝で一番大きな滝、 広沢大滝があった。近くまで行けるのが嬉しい。


武田道登山道口の標識をみて 、広沢天神を過ぎたら、道が分かれているところがある。

ここから田園がある方に進んでいくと近道。


1月だけどポカポカした陽気。 


猿投里山。

ギフチョウが舞う里山作りを目的として里山保全活動を行っていると説明板には書いてあった。

 

 あっ!桜が咲いている。

 

 

 鯉の養殖場を過ぎて。

 

 標識があった。その通りに進む。


 猿投神社前の道路に出た。

 

そして猿投神社へ到着。

参拝をして駐車地に戻った。


歩いた距離:13㎞。所要時間:6時間30分(休憩含む)

 
猿投山は景色が良いとか、珍しい植物があるとか、特にこれと言った特徴があるわけでもないが、道がいくつもあり、また何処かの道を歩いてみたくなる面白い山だと思った。そして地元の方々がとっても親切で気持ちよく歩くことが出来た。
こういう人たちとの出会いも心に残る山行の一つとなり、楽しい新年初登山となった。
 
 
本日のコース

 

<猿投山について>

「猿投」は「猿」にちなむと言っていい、こんな伝承が残されている。

その昔景行天皇が伊勢に行幸した際、可愛がっていた猿が不祥事を起こしたので、伊勢の海に投げ込んだところ、鷲取山に逃げ込み、そのことから「猿投山」という名前がついた。日本武尊の東征の際、三河国から武士が従って功績を挙げたが、それは猿投山に逃げ込んだ猿であったという。



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