2022年 5月19日(金)
和歌山県東牟婁郡串本町にある名勝、天然記念物である「橋杭岩」に着きました。
串本から大島に向かう海に、大小40余りの岩が一列に連続してそそり立って、橋の杭のように見えることから「橋杭岩」と呼ばれています。海の浸食により岩の固い部分だけが残って、杭のように見える奇岩が出来たのですね。
ちょうど潮が引いている時だったので岩の近くまで行けることが出来ました。
普段は海の中に浸かっている所を歩くのも、ワクワクします~
橋杭岩までは砂ではなく平らな岩の上を歩く感じで、ヌメヌメしていなくて滑る心配もなさそうです。
橋杭岩の間近まで来れました。打つ付ける波は静かでした。
岩の間に見えた大型船は大成丸です。
新人船員を育成するための内航用練習船です。船上から見る橋杭岩の景色もいいでしょうね。
あちこちに潮だまりが出来ていて、小さな海の生き物が観察できました。
カニや巻貝、小さな魚の群れまでいました。
ヤドカリもチョロチョロ動いています。小さな海老がスイスイと泳いで、お子ちゃまが喜びそうです。
引き潮の時は、海の生き物を観察する絶好の場所でもありました。
橋杭岩には、こんな伝説もあります。
それは昔弘法大師と天邪鬼が熊野を旅していた時、
天邪鬼が弘法大師に、本州と大島の間で橋の架け比べをしようと勝負を持ちかけました。
「タイムリミットは朝が来るまで」とし、まずは弘法大師から橋を架け始めました。
弘法大師は大きな橋の杭を次々に立てていき、順調に橋造りは進でいました。ほとんど作り終えたところで、このままでは賭けに負けると考えた天邪鬼が思いもよらぬ悪さを思いつきます。なんと自ら鶏の鳴き真似をし、朝が来たと勘違いをした弘法大師は作業を止め立ち去ってしまったのです。
橋杭岩の不思議な風景だからこそ、こんな面白い伝説が生まれたのでしょうね。
以前に訪れた時も引き潮の時だったので、今度は海の中に浮かぶ橋杭岩も見てみたいです。
ここは朝日百選に選ばれているので、早起きして橋杭岩の後ろから昇る朝日もいいでしょうね!
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