2017年 8月29日(火)
三股登山口から蝶ヶ岳に登り、蝶ヶ岳キャンプ地でテント泊をした。
稜線上にあるキャンプ地は展望が良いけど、夜はパタパタと風が強かった。
雨かと思うような音だったので、そっーとテントから覗いたら、雨は降っておらず満天の星が出ていた。
明日は期待大?
蝶ヶ岳キャンプ地からの夜明け。もうすぐご来光~とカメラを準備したら、ガスが流れてきた~。
朝食を簡単に済ませて出発。
蝶ヶ岳ヒュッテの裏から常念岳へ向かう縦走路を歩いていくが、行く先はガスで真っ白だ。
少し歩くとガスがなくなり、縦走路が見えるようになってきた。
蝶ヶ岳からの稜線は左手方向に穂高の山々がよく見える所であるが、今回は槍の穂先もガスで隠れていた。
蝶ヶ岳ヒュッテから20分くらい歩くと、横尾分岐。
上高地の横尾山荘前からここへ登山道が通じている。
蝶ヶ岳ヒュッテを出発して40分くらい歩くと蝶ヶ岳三角点がある。
登山道から少し離れているから注意していないと通り過ぎるかも?
標高2664m。
この先のピークが蝶槍、その後方に常念岳が見えていた。
さらに進んで 蝶槍に着いた。
蝶槍から下って樹林帯に入っていく。
樹林の中、小さな池の横を通過する。
Updownを繰り返し、高山植物が多い草原を登っていく。
ここはニッコウキスゲの群生地らしい。
樹林帯を抜けると、岩と砂礫の登りになる。
ハイマツ帯の中をさらに下っていく。晴れていれば大展望だろうなぁ。
下に見えている常念岳の最低鞍部まで下る。
最低鞍部まで降りた。
ここから標高差400mの常念岳への登りになる。
大小さなざまな岩が転がっている登山道を浮石を注意しながら登る。
所々に岩に赤丸あり。しっかり自分で歩きやすいコースを選んで登る。
振り返ると歩いてきた稜線が見えた。前方が山頂かと思うほど、偽ピークがいくつかあった。
今度こそ、本当の山頂だ。(笑)
常念岳山頂に到着。
標高 2,857m 日本百名山。 山頂には祠が祀られていた。
360°の大展望はなし。
昨年も、ガスが湧いてきて蝶ヶ岳方面の展望がイマイチだった。相性悪すぎ~
まぁ次回のお楽しみにしましょう。
常念岳山頂から、三股分岐へ。ここから前常念岳へと続く稜線が延びる。
三股分岐を過ぎると、ガスがなくなり周囲の景色がよく見えるようになった。
燕岳からのコースも見えて、大展望だ!素晴らしい!
振り返ると、先ほどまでガスの中であった常念岳も姿を現した。
ちょっと早く下りすぎたかな・・なんて思うが、ゆっくりとはしていられない。
降りてきた稜線。
登った稜線。こうしてみると、急勾配! 頑張ったね。
先ほどのガスが嘘のよう!
大展望の尾根を歩く。岩ゴロゴロの道だからよそ見しないで歩こう。
常念岳が随分、遠くになった。
前方に標識があった。
以前は、ここから常念小屋までのトラバース道があったようだ。
ケルンを過ぎて。
花崗岩の岩が徐々に大きくなり歩きづらい、もはや岩の上を歩く感じだ。
まもなく三角点のある前常念岳に着いた。 標高2662m。 大岩に黄ペンキで前常念と書かれていた。
前常念岳から少し下ると、石室の避難小屋がある。
ここまで岩場が続いたが、ここからの岩場はさらに急な下りとなる。
所々の岩にマーキングがしてあるが、道が分かりにくい。
転倒でもすれば、真っ逆さまに落ちていくしかない岩場なので注意して下る。
岩場の下りが結構長い。
しばらくすると梯子があり
ここから樹林帯に入っていく。
うっそうとした森の長い道が続く。
ぬかるんだ所もあり、展望もなく、同じような景色で、ちょっと嫌になってくる。
ここでちょうど、半分くらい?
ジグザグした道をひたすら下る。
三股新道からの迂回路。(増水時、吊り橋が渡れなくなった時のため)
ここまでくると三股登山口はもうすぐだ。
沢の音がしてきた。
ホッとする水の流れる音。
登山道の横に置かれていた注意書き。
「毎年、疲労による遭難が発生しています。」って!
長いコースだったもんね。
やっと蝶ヶ岳の分岐まで来た。ここを過ぎると登山口は近い。
三股登山口に着いた。やった~。蝶ヶ岳から常念岳に登って帰ってきた。 満足~。
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