なかちゃんずの山歩き+α

夫婦で仲良く山へ登っています。

【鈴鹿】遠足尾根で竜ヶ岳

2015年01月29日 | 鈴鹿

2015年 1月25日(日) 

1月24日に登った竜ヶ岳レポを見ると、雪にうもれた冬の厳しい山と言われている竜ヶ岳に雪がない。
しかしヤマ天では25日は、いいお天気だ。
夜間の冷え込みと、いつも山頂部はガスがかかった竜ヶ岳なので、運よければ樹氷が見れるかも知れない。
何んと言っても、雪の竜ヶ岳に登りたい気持ちが一番なので、行くことにした。
 
コース:遠足尾根ピストン
メンバー:さなりん
 
 今日はマイカー、エクストレイルで、駐車地に着いたのは7時10分。
 一人なので、車は無料駐車場に停めた。先に2台止まっていて、さなりんが3台目。まだ7台くらいは駐車可能だ。
 
宇賀渓観光案内所の前には、今月17日に入山し遭難した遭難者を捜索する捜索隊が集まっていた。
入山料200円を払い、登山届けを提出していたら、警察官が来て、遭難者の写真を見せられた。
「赤いジャケットを着ているんです。見つけたら110してください。」と言われた。
 
観光案内所から 遠足尾根登山口まで15分くらい歩く。
前には男性2人組が歩いていた。
 
名水『竜の雫』ネーミングがすごくいい! その前を通過して。
 
 遠足尾根登山口に到着した。
 
 先ほどの男性2人組も遠足尾根コースだ。
金山尾根コースは、橋の架け替え工事のため、3月末まで通行止めになっている。
 
雪のない植林を延々と上り、岩山手前でやっと残雪が見えてきた。
 
 
 岩山への登り。
 
 P633から見た竜ヶ岳山頂付近。
霧氷はなさそうだ。
 
 岩山を経て、残雪が所々みえる植林を抜けて遠足尾根、大日向分岐についた。
 
 
 やっと雪山らしくなってきたが、積雪は少ない。
雪は締まっていてトレースもあり、歩きやすい。ノーアイゼンでもう少し進もう。
 
遠足尾根、大鉢山分岐に着いた。
もうここからは、山頂までずっと雪があるだろう。
スノーシューは使わなくても済みそうだけど、せっかく担いできたから、スノーシューを装着した。
 
 
 樹林帯を抜けると、竜ヶ岳山頂が見えてきた。
ここからは展望が開け気持ちよく歩ける。
 
 
 ヘリが頭上で捜索活動中だ。
ヘリは旋回し金山尾根の中腹でホバリングしていた。
 
トレースを外して、スノーシューで誰も歩いてないところを歩く。
気持ちいい~。
 
 段々と空に青空が見えてきた。
 
風もなく穏やかな稜線をスノーシューハイク。 
 
 前に居た男性2人組に追いついた。
ワカンとスノーシューで急登にチャレンジしていたが、スノーシューの方が登れず、ここでリタイアした。
 
急登を登ると雪の藤原岳が迫力ある姿で迫ってくる。
 
 
 登ったPが金山尾根分岐だ。
捜索隊が金山尾根から登ってきた。
 
 
 捜索隊の後を追うように進むが、前を歩く登山者の姿がない。
 
 
 白くなった山頂部分がよく見えてきた。
今日の竜ヶ岳は穏やかだ。
 
捜索隊の方々。
 
 
 山頂が段々と近ずいてくる。
霧氷はやっぱりなかった。(^-^;
 
 
 捜索隊がコルの所で集合していたので、会釈をして横を通過する。
 
 
最後のひとのぼり。
 
 
登山者に追いついた。 
 
頑張って登ったら、山頂に到着~。
 
二等三角点、傍に木彫りのお地蔵さま。
 
 
10:30山頂。
北側は青空が見えている。
 
 釈迦ヶ岳、御在所岳方面は霞んでいた。
 
南斜面は雪庇が落ちたのと、斜面の雪が流れ落ちて、チョッとヤバそうな雰囲気。
 
 
 山頂には単独男性が5人とさなりん。
みなさん、ちょっと早いランチしていた。
 
 斜面の雪ここも落ちそうだ。
捜索隊も、ここを確認していった。
 
 
登ってきた尾根が遠くに見える。
気持ちよく歩けたなぁ~なんて思いながら記念撮影。
 
 
 風もない穏やかな山頂で1時間も休んでしまった。
 11:30下山開始。
 
 眼下に見える山々を見ながら下って行く。
 
 
 騒音もなく鳥の鳴き声もなく、シーンとした世界。
それが清々しい。
 
 振り返って竜ヶ岳山頂部を見る。太陽に照らされて山が輝いていた。
雪の斜面に出来た風紋もきれいだ。
 
 何度も見た御池、藤原岳。
 
金山尾根分岐を過ぎて、急降下。 
 
広々とした雪原を満喫するように歩く。 
 
 ここで竜ヶ岳の見納めをする。
今度来るのはいつになるかな?
 
 ちょっと狭い尾根を通過。
 
遠足尾根、大日向分岐に到着。
ここから 大日向を踏んで下りようと思ったが、往路でウエストポーチにいれてあったハンカチを2枚も落としてしまった。
回収の為、帰路もここから下りる。
 
植林帯は雪が融けて、ドロドロ状態だった。
かなり急な下りなので、泥土がよく滑る、滑る。一気にスピードが落ちた。
 
水の流れる音がしてくると、登山口に到着だ。
帰路は2時間かからずに下りられた。 
 
 『竜の雫』湧水の所を掃除してくれる方々がいた。
水質検査しているから、ここの水は飲めると教えてくれた。
こんな方々がいるから、安心して名水を頂ける事に感謝だ。
 
さなりんが下山したと同時に、捜索隊の方々も下りてこられた。
遭難者は発見できなかった。
 
遭難者は独身男性で、登山届も出さずに入山した。
どのコースで歩いたかも判らないので捜索範囲も絞れず、時間がかかってしまう。
遭難してから、4,5日経過しての捜索開始であり、状況は厳しい。
早く見つかってくれることを祈るばかりだ。
 
駐車地に戻り、今日の登山無事に終了~。
楽しかった竜ヶ岳。
登った後、楽しいと思えるような山登りになるように、安全登山を心掛けようと思う。
 


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