オリエント・シールド24 がまもなく終わろうとしている。
「東洋の盾」ともいわれる日米共同訓練だが、今回も「饗庭野演習場、矢臼別演習場、伊丹駐屯地、計根別着陸場等」と全国展開だ。
矢臼別演習場では、りゅう弾砲、ハイマースなどが持ち込まれての米軍と自衛隊の共同演習だ。
「共同演習」といっても、「常設統合司令部」が可決されてからの初の訓練だ。
「指揮権」はどう見ても米軍にあるとしか思えない。
その実態もおいおい明らかにされていくであろう。
さて、オリエント・シールド24 の22日の訓練は激しいものであった。
7月22日の射撃数
矢臼別平和委員会7・23ニュースより
たった1日だけで「乱れ撃ち」ともいえるすさまじいものだ。
ハイマースのミサイルはどのように関わっているのか。
監視本部より
この先には、破壊と死がまっている。
さらなる特徴として「航空自衛隊 計根別着陸場」が常時使われたことだ。
今後は本格的訓練場となることが心配だ。ここは市街地のすぐ側だから。
サイバー空間での実践的訓練として、陸自サイバー防護隊は、米陸軍のサイバー部隊のもと、「能動的サイバー攻撃」訓練も。
次の国会では岸田首相が「能動的サイバー攻撃」が行えるように、憲法の「通信の秘密」を無視して法律を準備している。アメリカからの強い要請だ。
すでに日本は、他国を攻撃できるミサイルやF35、空母、そして統合司令部・・・
自衛隊が日本の「防衛」の名のもとに、着々と「米軍とともに戦う自衛隊」に成長してきた。米軍は「先制攻撃」を否定していない。
日本国憲法から、さらに遠くなりつつある。
戦争する日本・・・絶対あってはならない。
追記
オリエント・シールド24の次は、
7月28日から沖縄など南西諸島を戦場に見立てた米海兵隊と陸自のレソリュート・ドラゴンが始まる。
休みなく日米共同訓練が続く。
中国を敵に見立てた米軍との共同作戦が、米軍の指揮のもとに行われる。憲法違反の「集団的自衛権」を認めた安部元首相のめざす未来が、今進行中だ。
なお、8月~9月にかけて、矢臼別演習場での沖縄米海兵隊の実弾射撃訓練がはじまる。
矢臼別演習場は米軍の演習場になってきた。