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軍事でなく外交を!

2024-11-25 07:48:58 | 日記

カンボジアで「アジア政党会議」が22日から開かれた。
テーマは「平和と和解の探求」、アジア28か国、49の政党が参加した。

日本共産党は志位議長が出席し発言した。
 こちら⇒

「軍事でなく外交を」
「排除でなく包摂を」
が中心的な訴えだ。

ロシアによるウクライナ侵略、イスラエルによるガザ攻撃と隣国レバノンへの侵略、それぞれ戦争が拡大の一途をたどり、多くの人命が失われている。

土地をめぐる争い、そこには利権や民族・宗教が複雑に絡み合っている。
そして20世紀初頭までは「戦争は国家の権利」として当然のごとく行われてきた。

19世紀までの戦争は、軍人の死者が多数であった。
しかし、軍事技術の発展により市民の虐殺がどんどん増加していった。
        一般市民の死者
第1次世界大戦   5%
第2次世界大戦  48%
朝鮮戦争     84%
ベトナム戦争   95%

当然、国家の戦争を違法として禁止する流れが広がっていった。
現在では「国連憲章」であり「国際人道法」などに実現されてきた。

あまりにも一般市民の死傷者が増えたため、
ベトナム戦争後の1977年、国連人道法外交会議で一般市民の保護を最優先するジュネーブ条約追加第一議定書が採択された。

日本は2004年に加入し、2005年に批准した。

国際法は多くの国々の国民の平和の願いを実現してきた。
しかし、政治家の頭は相変わらず19世紀的思考だ。

「国際法」を無視してきたロシア、イスラエル、そしてアメリカなどの国々。
こうしたことへの批判を強めるとともに、いまこそ「軍事でなく外交を」「排除でなく包摂を」の流れを太いものにしていくしかない。

それにしても憲法9条を持つ日本のイニシアチブがまったく発揮されていない。
アジアの「平和の流れ」をつかめない自公政権。
アメリカ従属の「自公政権」そのものが問われている。