石川社中の音楽独り言

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マイナーペンタとメジャーペンタのアドリブ時の使い分け

2019-05-18 19:46:56 | ギター

お待たせしました 今回も先回の続きのペンタです

 

ブルースのアドリブの時には多くの種類のスケールを用いますが

今回はその中でもペンタトニック・スケールにスポットを当てて書きます

ペンタはマイナーペンタとメジャーペンタの2つがあり ブルースのアドリブには

両方とも使いますが、では1曲の中でその雰囲気の違うマイナーペンタとメジャ―ペンタを

どうやって使い分けてゆくのでしょうか?

今回はその辺を書いてゆきます その前に先回の課題ですね

課題は

A7のブルースの場合 アドリブにAメジャーペンタとAマイナーペンタと両方を

使うと前に触れましたが その使い分けの方法として適切なモノは下記のどれでしょうか?

1 A7の時はAマイナーペンタ 他のD7・E7の時はAメジャーペンタ

2 A7の時はAメジャーペンタ 他のD7・E7の時はAマイナーペンタ

3 A7・E7の時はAマイナーペンタ D7の時はAメジャーペンタ

4 A7・D7の時はAメジャーペンタ E7の時はAマイナーペンタ

一度お考え下さい 。。。でしたね

 今回のテーマはまさに、この答えがテーマになってますので 

今から課題の答えを、説明しながら書いてゆく感じになります では早速

 

ブルースのアドリブを弾く時に、圧倒的に多いのはマイナーペンタだけで弾く人です

確かにマイナーペンタだけで、それなりの感じで全体をまとめることもできます

そして更にそれに1音 5度のミの音を♭したブルーノートを加えた

Amブルース・スケールを使う人は、よりブルージーな表現ができる人ですね

 

ではA7のブルースの時 Amペンタかその発展形のAmブルーススケールの2種類しか

ないのでしょうか? そうではありません Aメジャーペンタがあります

 

でもAメジャーペンタは素朴な明るいスケールですし又逆にAマイナーペンタは

しっとり哀しい色彩のスケールです その雰囲気の違うスケールをアドリブ上

どう使い分ければよいのでしょうか?  そこで今回はコードによって

AメジャーペンタとAマイナーペンタとを使い分ける方法を書きます

 

さてブルースは12小節1コーラスの曲です コード進行は簡単に書けば

 A7/A7/A7/A7/   D7/D7A7/A7/   E7/D7/A7/E7/・・・ですね 

 

ディグリー(数値コード表記)のお分かりの方は

A7 はⅠ7 D7はⅣ7 E7はⅤ7ですね・・・・このコード進行のアドリブを

前記したようにマイナーペンタだけで弾く人が多いです

アドリブの入り口にはもってこいのスケールです・・・が・・・しかし

たった3つしかないスリーコードで、又使えるアドリブのスケールがマイナーペンタ1本では

アドリブの入り口としてはアリでも、やがてネタ切れ・マンネリ化してきて 

全体を包むしっとりとしたマイナー感も段々退屈さを感じてきます ではどうすれば?

 

こで曲の中心のA7の時はAメジャーペンタをアドリブに使います

後のD7とE7の時はAマイナーペンタをアドリブに使います

 つまり曲の中心にメジャーペンタの明るい雰囲気を出すことにより

対照的にしっとりしたマイナーペンタの悲しみ感との間に明暗のコントラストが生じ

より魅力的なアドリブになるわけです その理由については次回に書きますね

だから先回の課題の答えは2番になりますね 

 

さてここで課題です

KeyEの12小節のブルース進行のコードを書きなさい

そしてそれぞれのコードにアドリブのペンタの種類も書きなさい。

答え合わせは次回に!