石川社中の音楽独り言

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マイナーペンタのフォームでメジャーペンタを弾く

2019-05-25 15:18:01 | ギター

先回に続き ブルースのアドリブで使うペンタトニック・スケールについて書きます

その前に旋回の課題ですね・・・課題は

KeyEの12小節のブルース進行のコードを書きなさい

そしてそれぞれのコードにアドリブのペンタの種類も書きなさい。

・・・でしたね

答えです

E7/E7/E7/E7/  A7/A7/E7/E7/  B7/A7/E7B7・・・がEのブルース進行です

(あくまで基本的な流れを書いてあります これ以外の進行もいっぱいあります)

そしてE7のコードはEメジャーペンタで

B7やA7のコードはEマイナーペンタで弾きます・・・いかがでしょうか?

 

さて先回のA7のブルースに話を少し戻しますが では何故A7はAメジャーペンタが

似合うのでしょうか又 D7やE7はマイナーペンタが似合うのでしょうか?

元来ジャズやポップスではコードの3度と7度は重要な音です 特に3度は

響きの明暗を決定しています ブルースにおいても同じです

 

A7のコードの構成音はラド♯ミファ♯ですね そこをAマイナーペンタでアドリブを弾くと

マイナペンタはラレミソです…つまり3度のド♯とドがぶつかり合うわけですね これが

ブルース独特の明るい響きの中の蔭り表現していて、魅力的なブルージーな部分ですね

ただこの部分をAマイナーペンタで弾くと他のD7E7もマイナーペンタで弾きますので

曲全てがマイナー風味で仕上がるわけです でもA7の主和音の部分をAメジャーペンタで

弾くとAメジャーペンタはラシド♯ミソですから 共に3度の明るいド♯を持っています 

つまり A7が持つ明るさを表現が出来るようになるわけです

 

そしてD7の属和音に入った時にAマイナーペンタのラミソに戻すと

D7の構成音はレファ♯ラですからD7の重要な7度のドの音を表現できるのです

A7の主和音を少し明るめにしてD7やE7の下属和音・属和音でブルージーにして

コントラストを付けてるわけですね・・・さてここで今回のメインテーマです

 

Aメジャーペンタは知らなくても Aマイナーペンタのフォームを短3度下に つまり

そっくりそのまま3フレット下に平行移動することでAメジャーペンタになります

(ギター以外の楽器の人はマイナーペンタより半音3つ分下げてください) 

つまりラドレミソの音が3フレット下に移動するとファ♯ラシド♯ミになります 

Aメジャーペンタはラド♯レミファ♯ですから同じです だからマイナペンタ一発屋さんも

メジャーペンタの形を覚えずとも 慣れた5フレットのAマイナーペンタのフォーム

そのまま2フレットで弾けばAメジャーペンタになります いかがでしょうか

 

さてここで課題です

Key EのブルースでEマイナーペンタの基本形は12フレットです 同じマイナーペンタの

フォームでEメジャーペンタを弾くには何フレットで弾いたらよいでしょうか?

答合わせは次回に!