三月二十八日(木)雨
今日も
ダブルヘッダー稽古
ワインガールズは
大人キャストの場面が中心
こちらのカンパニーは
下は二十代前半
上は七十代前半と
幅広い年齢層
その分
経験値も違うし
やってきた演劇のジャンルも違う
小劇場育ち
アイドル育ち
元宝塚
元東宝ミュージカル
2.5次元
初めましてのキャストが多い中
稽古を進めると同時に
僕の思う演劇
僕が伝えたい演劇
を感じてもらいながら
一人一人のキャストの演劇を見据えていく
定義の統一化
これが
この二週間の主な作業
相手を知って
自分を知ってもらう
キャストによって
変えている駄目出しも
その目論見がありつつ
届けた言葉をどう反応しているかも
稽古場を出て
次の稽古場に行く電車の中で反芻している
渚バカ稽古は
全七場の
一場から三場までの
通し稽古
上演時間の約半分である
この三場面を
流しながら
物語の導入から
事件が起こるまでの潮流を
皆で感じ合っていく
もっと
切れ味が欲しかったり
もっと
柔軟でもいいのに
もっと
浅くしたいのに
とか
まあ
色々と感じたり
でも
このままにしたら
勝手に熟成されるのかな?
とも思ったりと
想いが錯綜してるけど
明日は
最終場面の稽古なので
それを観てから決めようと
自分に言い聞かせた今日
何故なら
今日で冬が終わるような天気予報
冬は
今日までらしいので
春の
自分を期待する
そんなことを考えながら
鎌倉の町中華で
一人反省会
明日も
小欲を捨て
大欲に立つ