菅野臣太朗の携帯メール日記

演劇で日本を元気に。そして、健やかに

四十九ノ六十五日目

2023年10月26日 | Weblog
十月二十六日(木)晴れ


波バカ
公演二日目

夜公演一回

僕らの世界では
「二日落ち」
と呼ばれる言葉がある

初日より
芝居の質が落ちる意味だが
僕の演劇には
それは存在しない

そんな
こちらの都合で
生まれた言葉は
僕の演劇には存在しない

かと言って
公演二日目は
わりと夜だけの公演が多い

昼から稽古して
通し稽古をしたり
昼夜で
通し稽古をしたり
昨日も
GPして本番だったりしてきたので
稽古も無く
夜のみ一回通すってのは
初めての場合が多い

なので
本番前のアップや
役者通しの台詞合わせは
兎に角
本息でやってもらっている

その成果もあり
今夜の本番も
良き瞬間
新しい景色が生まれつつ
温かい拍手を頂きました


胸熱の避難所シーン

今日も
どうもありがとう
貴方に逢える日を
愉しみにしております
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四十九ノ六十四日目

2023年10月25日 | Weblog
十月二十五日(水)晴れ


波バカ
公演初日

沢山のお客さんが
観に来てくれました

客席に座って
泣いたり笑ったり
泣いたり

改めて
お客さんが居て
演劇が成立することを
教えてくれた本番だった

芝居の出来も
今までで
一番良かった

それは
全てお客さんの力
貴方の力
貴方が生きて
この客席に座ってくれたから

本番中
今までにない
お客さんの空気があります

架空の話ではない
現実の話

ノンフィクションの強さ

帰りながら
福島のことを調べた
って声もたくさん聞きました

そう
それが大事

それも
この演劇を上演する意味

良き評価も
たくさん頂きました

来週火曜日まで
役者たちは生き抜きます



劇場近くの神社
必ず公演初日には
立ち寄ります

今日も
どうもありがとう
貴方と逢える日を
愉しみにしております
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四十九ノ六十三日目

2023年10月24日 | Weblog

十月二十四日(火)晴れ

波バカ
場当たり稽古

演出家にとっての
千穐楽
最後の大仕事です

冒頭から末尾まで
場面場面丁寧に当たります

特に
照明は稽古場では見れないので
一番照明の調整に時間がかかります

照明家の想いと
擦り合わせながら
こちらが照明を見て感じたことや
新たに生まれた演出などを提案しながら
丸一日かけて
場面を創っていきます

予定通り
場当たりが終わり
明日の本番前に
最終リハーサルで確認です

文字じゃ
伝えきれないけど
この
場当たり稽古が終わった時は
「自分の中に入っていたものを全て劇場に産み落とした」
そんな気分になります

どの作品もそうですが
この作品は特にそうです


劇場ロビーに
僕の作品のチラシが二つ並んでいる

ありがたいですね
演劇を創り続けられるのは

今日も
どうもありがとう
貴方に逢える日を
愉しみにしております

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四十九ノ六十二日目

2023年10月23日 | Weblog

十月二十三日(月)晴れ


波バカ
劇場仕込み日

出演者と僕は
休みを頂いております

久々の休息
鎌倉での時間


鎌倉好きなお蕎麦屋さん
五島さんです

蕎麦の濃さと細さが
故郷の蕎麦を思い出せてくれます


いつも通る
鎌倉の地元道

朝は朝ごはんの
夕方は夕飯の匂いがします


何でもない風景だけど
何でもない風景がどれだけ尊いか
震災の芝居を創っていると
そんな想いで溢れます


今日は
新作の台本も緩やかに執筆しました
まだまだ冒頭だけど
良い滑り出しが出来ました


今日は
鎌倉の好きな焼き鳥と
鎌倉野菜のお惣菜で優勝です


明日は演出家の千穐楽
場当たり稽古だ

今日も
どうもありがとう
貴方に逢える日を
愉しみにしております

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四十九ノ六十一日目

2023年10月22日 | Weblog

十月二十二日(日)晴れ

波バカ
全稽古終了

余すとこなく
ただただ
ひたすらに
この世界に没入しました

今日の稽古でも
新しい景色が生まれました

だけど
この景色が
また生まれる保証はありません

それでも
僕たちは
一瞬一瞬を創り続けていきます

千穐楽まで
ずっと
すっと

でも
それが
演劇を創る
ということだと思います

そんなことを
改めて実感出来る稽古場でした

稽古を終えるたび
役者は
クタクタに疲労しています

心労する演劇です

でも
それを背負って
貴方にお届けします

福島の
人間の
日本人の
凛とした逞しさを


鎌倉の帰り道

もうすっかり秋ですね
夜風が
涼しいから
肌寒いに変ってきました

おやすみなさい

今日も
どうもありがとう
貴方に逢える日を
愉しみにしております

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