金正日政権はミサイル発射に失敗、崩壊寸前にあり、日本政府は「兵糧攻め」を強化せよ!

2009年04月07日 22時12分22秒 | 北朝鮮問題
◆北朝鮮が発射したミサイルが、太平洋上空でバラバラになって落下、ポチョンと海中に沈んだそうである。テポドンならぬ「テポチョン」、大失敗だったという。アメリカ軍が言うのであるから本当だろう。しかし、日本もかつて、人工衛星を搭載したロケットを誘導装置なしで飛ばし、何度も失敗した経験があるのであるから、他国の失敗を笑えない。日本は、アメリカから恫喝され、また社会党や共産党から強く反対されて、誘導装置をつけることができなかった。ミサイル開発を危惧されたのである。もう30年以上も前の話である。それにしても、北朝鮮は、一発300億円(コメ100万トン分)もの巨費を投じて、アメリカ・オバマ大統領の気を引こうとして、懸命に危険な花遊びをしているのである。本当に涙ぐましい限りである。
◆ミサイルを人工衛星といい、ミサイルが「ポチョン」と落ちたのに、大成功といい、人工衛星から発信している音声が 470メガヘルツで聞こえているといい、北朝鮮国民に対しては、世界中の新聞、ラジオ、テレビが「大成功」と報道しているといい、ウソの上にウソを何十にも上塗りしてでも、現体制を維持しようとしている。よほど苦しいのであろう。アジアラジオプレス大阪事務所代表のジャーナリスト・石丸次郎さんのインタビュー記事「北朝鮮ミサイル発射問題」(埼玉新聞4月7付の朝刊「社会面」=18面)が、北朝鮮の内情をよく伝えている。
 「政権弱体化が進み、軍の兵士すらまともに食べさせられていない。国営企業の稼働率が三割以下となり、計画経済はほとんど機能していない。韓国との関係悪化で支援食糧は入らず、観光収入もなくなった。重要な収入源だった鉄鉱石や銅などの鉱物資源も価格が暴落した。発射は、こうした弱みを外に見せないためでもある。総書記の権威低下阻止という目的もあるだろう」
 「北朝鮮にいる取材パートナーによると、三月末から戦争になるかもしれないと内部通達が出て、灯火管制の訓練が始まった。だが、もともと電力不足で停電しており、できるのはろうそくの火を消すことくらい。国民は『ミサイルは生活に関係ない。いいかげんにしてほしい』とうんざりしている」
◆ロシアと中国は、日本がアメリカ、韓国などと連携して国連安保理に提出している北朝鮮を非難する新しい決議案の決議に対して、「慎重にして欲しい」と反対している。「北朝鮮崩壊寸前」と見て、警戒態勢を強化しているロシアと中国にとっては、当然の反応である。とくに中国軍は、北朝鮮と国境をなしている鴨緑江に貿易用とは別に、軍事用の架橋を5本建設する計画に対して予算措置を取っている。これが完成するまでは、北朝鮮内で内戦が始まっては困る。完成すれば、一気に突入できる。「三月末から戦争になるかもしれないと内部通達が出て・・・」という石丸さんの情報は、北朝鮮内の緊迫した状況をよく伝えている。
◆日本政府は、もちろん、オバマ政権、李明博政権は、北朝鮮が崩壊寸前にあることを百も承知のうえで、共同歩調を取っている。「6か国協議に北朝鮮を呼び戻す」という段階ではもはやない。一刻も早く崩壊させるかに焦点が集まっている。
戦国時代、豊臣秀吉が難攻不落と思われた小田原城を攻めたときのことを思い出す必要がある。「兵糧攻め」は、時間がかかる。日本は、この際、経済制裁を強め、徹底的に「兵糧攻め」して、金正日政権の打倒を図り、息の根を止めるべきである。ここは、じっくり腰を据えて、知恵も働かせて料理した方がよい。
板垣英憲マスコミ事務所

にほんブログ村 政治ブログへ
ブログランキング
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする