その2
あれは遠い昔の事。まだラーメンが今ほど注目されていなかった頃の話。
モスバーガーの件から3ヶ月頃・・・
金曜の夜9時に電話が鳴る。
相方だった。
「なあ、ラーメン食べにいかね?」
一瞬3ヶ月前がフラッシュバァック。
「いいけど、いやだぞ、環七ラーメンめぐりは」
「そんな事しないよ。せいぜい2杯か3杯くらいだな」
「本当だな」
「本当だよ」
「んじゃいいよ。行く」
翌日朝9時
例によってワゴンがやってきた。面子はいつもの5人+自分。
「じゃあラーメン食べに行くよ」
「で、どこに行くの」
「ん?ラーメン食べに行くんだよ」
「で、どこに行くんだ?」
「だからラーメン食べに行くんだって」
「答えになってないだろう」
「立派な答えだろう」
そうこうしているうちに車は首都高速へ・・・
「おいおい、どこに行くつもりなんだよ」
「だから、ラーメン食べに行くんだって」
「場所だよ、場所」
「わかんねえ奴だな。少なくともトンカツ屋じゃねえよ」
このやりとりを笑いながら聞いている周りの連中。
てめぇら、行き先知ってやがんなぁ。
気がつけばワゴンは岩槻を通過・・・って岩槻ぃ?
首都高速じゃねぇ、これって東北自動車道。
「ちょっとまて、どこまで行くつもりだよ。東北道じゃんか」
「だから、うまいラーメン屋だよ」
「わけわかんねーだろ」
「じゃあ教えてやろう、ラーメンというのは冠水の入った麺にとりがらとかのスープをだなぁ」
「んなこたぁどーでもいいんだって」
ワゴンは郡山を通過・・・・何となく行き先が読めてきたぞ。
「ひょっとしてさ、あそこか」
「わかった?」
「ここで磐越道に入ったら俺の予想は当たる」
「どっかなぁ♪」
ワゴンは磐越道に入る。
やっぱりだぁ、こいつらラーメン食べにわざわざ喜多方まで行くつもりだぁ。
「ここまで来るか?ラーメン食べるのに」
「間違ってないだろ?ラーメン食べに行くとは言ったけど『都内』とは一言も言ってないよ」
ワゴンが喜多方に到着。
ちょうど1時チョイ過ぎ。
とりあえず、こいつらが目的だった「坂内食堂(有名ですね)」に入る。
肉そばを注文。
最初はね、チャーシューの多さに感動してましたけど、食べてるうちに・・なんか・・・くどくね?これ。
「スープはうまいな、チャーシュー多すぎ」
お前らねぇ、それ店の人の前で言ってみ?タコ殴りされっから。
引き続き、次の店に・・・ってちょっと待て
「まさかここではしごしないよな」
「ダメ?」
「ダメ!」
「でも後2軒くらいは大丈夫だろ」
まあ、ここまできたらやけだな。
続けて2軒行きましたよ。
どこもそこそこおいしかったけど・・・立て続けに食べちゃいかんと思う。
結局家・・・というより東京に着いたのが夜の11時・・・
一体何しに行ったのでしょうか?
「いや、だからラーメン食べに行ったんだよ」
だーっ、わかったってばよ。
そんなある金曜の夜9時、電話が鳴った
相方だった
「なぁ、うなぎ食べに行かね?」
あれは遠い昔の事。まだラーメンが今ほど注目されていなかった頃の話。
モスバーガーの件から3ヶ月頃・・・
金曜の夜9時に電話が鳴る。
相方だった。
「なあ、ラーメン食べにいかね?」
一瞬3ヶ月前がフラッシュバァック。
「いいけど、いやだぞ、環七ラーメンめぐりは」
「そんな事しないよ。せいぜい2杯か3杯くらいだな」
「本当だな」
「本当だよ」
「んじゃいいよ。行く」
翌日朝9時
例によってワゴンがやってきた。面子はいつもの5人+自分。
「じゃあラーメン食べに行くよ」
「で、どこに行くの」
「ん?ラーメン食べに行くんだよ」
「で、どこに行くんだ?」
「だからラーメン食べに行くんだって」
「答えになってないだろう」
「立派な答えだろう」
そうこうしているうちに車は首都高速へ・・・
「おいおい、どこに行くつもりなんだよ」
「だから、ラーメン食べに行くんだって」
「場所だよ、場所」
「わかんねえ奴だな。少なくともトンカツ屋じゃねえよ」
このやりとりを笑いながら聞いている周りの連中。
てめぇら、行き先知ってやがんなぁ。
気がつけばワゴンは岩槻を通過・・・って岩槻ぃ?
首都高速じゃねぇ、これって東北自動車道。
「ちょっとまて、どこまで行くつもりだよ。東北道じゃんか」
「だから、うまいラーメン屋だよ」
「わけわかんねーだろ」
「じゃあ教えてやろう、ラーメンというのは冠水の入った麺にとりがらとかのスープをだなぁ」
「んなこたぁどーでもいいんだって」
ワゴンは郡山を通過・・・・何となく行き先が読めてきたぞ。
「ひょっとしてさ、あそこか」
「わかった?」
「ここで磐越道に入ったら俺の予想は当たる」
「どっかなぁ♪」
ワゴンは磐越道に入る。
やっぱりだぁ、こいつらラーメン食べにわざわざ喜多方まで行くつもりだぁ。
「ここまで来るか?ラーメン食べるのに」
「間違ってないだろ?ラーメン食べに行くとは言ったけど『都内』とは一言も言ってないよ」
ワゴンが喜多方に到着。
ちょうど1時チョイ過ぎ。
とりあえず、こいつらが目的だった「坂内食堂(有名ですね)」に入る。
肉そばを注文。
最初はね、チャーシューの多さに感動してましたけど、食べてるうちに・・なんか・・・くどくね?これ。
「スープはうまいな、チャーシュー多すぎ」
お前らねぇ、それ店の人の前で言ってみ?タコ殴りされっから。
引き続き、次の店に・・・ってちょっと待て
「まさかここではしごしないよな」
「ダメ?」
「ダメ!」
「でも後2軒くらいは大丈夫だろ」
まあ、ここまできたらやけだな。
続けて2軒行きましたよ。
どこもそこそこおいしかったけど・・・立て続けに食べちゃいかんと思う。
結局家・・・というより東京に着いたのが夜の11時・・・
一体何しに行ったのでしょうか?
「いや、だからラーメン食べに行ったんだよ」
だーっ、わかったってばよ。
そんなある金曜の夜9時、電話が鳴った
相方だった
「なぁ、うなぎ食べに行かね?」
確かに喜多方はやりすぎですね!
突発的な行動はたまには面白いかも!
こんな話は山のようにありましてね・・・
また書いていきますけど・・・