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日々のことなど書いてます。

言語教室2回目いってきました

2006-07-13 20:24:57 | 言葉の問題

言語教室二回目の日。

 息子にはどもり(吃音)があります。
最初のころは環境と年齢のせいだと思ってあまり気にせずにいたのですが、
ず~っと状態に変化がないので少し心配になって。
で、言語教室に通うことにしました。
今日でまだ2回目です。

息子は末っ子で、上に小学生のお姉ちゃんが二人います。
この二人が・・・女の子のせいもあるんでしょうけど、
とにかく弾丸のように話すの。
 3人きょうだいだから、それぞれが自分の主張を聞いてもらおうとして
他の子を押しのけるようにして話す。
こどもが起きてるときでは静かな時がないってくらい。
そんなおねえちゃんたちに挟まれて暮らしているから
いちばん小さな息子が、おねえちゃんたちと同じようにしゃべろうとして、
ボキャも足りない上に、気が焦るからどもっちゃうんじゃないかな・・って。
おおきくなるにつれて自然と治っていくんじゃないかって、気楽に考えていたの。

おしゅうとめさんとかは、
たま~に「どうにかしたほうがいいんじゃないの?」とかいってきてたんですけどね。

本人、どもってはいるものの、言葉が出なくてつらいとか、
自分のしゃべりかたが変だから話すのが嫌・・といった事が全くなく、
どもりつつもさら~っと言葉をつむいでゆくので
私もだんなさんも息子がどもっているのが自然な状態になっていたのです。
ちなみに
「ぼぼぼくね、ようちえんで むむ虫をつかまえたんだよ。
おーっきいばったでね、でででも先生がかわいそうだから 
離してあげなさいっていうからか、かえしてあげたの」
 こんな具合です。

全くどもらないときもあれば、つっかえまくりのときもあって
日によって程度が違う。

言語教室の吃音に対するスタンスは・・・
どもりを治そうとするんじゃなくて、
どもってる自分のありのままを自分で受け入れて、
そんな自分に自信を持たせる。自分を認める。といったものでした。

将来、小学校にあがって、友達にどもりを指摘されたりからかわれたりしても、
今の自分でいいんだと思える強い心を育てたい、と。

だから教室でなにをやるかというとですね。

とにかく遊ぶ!んですよ。
親とではなくて、先生と、他のお子さんと。
親ではない家族ではない、他人と過ごして会話してとにかくしゃべる。
どもってもしゃべっていいんだ、おしゃべりだいすき!な状態をつくる。
こういう話し方を訓練しましょう・・といったものは一切なし。

 いつもはおねえちゃんたちと一緒で、
自分ひとりだけでゆっくりと満足いくまで遊ぶといったことがないので、
言語教室は息子にとってパラダイス・・・!
 1時間みっちりあそんで大変満足そうでした♪

 とにかく、まわりは本人のどもりを指摘しない。

ゆっくり話してね とか 落ち着いて・・といった優しいいい方でも
それを言われた事によって
「自分の話し方が変だ」というふうに無意識に受け止めてしまうのでよくないんだそうです。
実はわたし、
「ほらほら、おちついてゆっくりしゃべってごらん」
とかいってたんですよ。

「いい直しをさせるのは厳禁」というのだけは聞いていたので、
やわらかくいって、ゆっくり話すことを覚えれば次第に治っていくんじゃないかって。
これが逆効果になっていたとは・・!  

じゃあどうしたらいいのって思われるでしょうが、
吃音はその人の「くせ」として受け止めるとわかりやすいんだそうですよ。

もし身近に吃音のお子さんがいらしたら、そう思って接してあげてくださいね。

吃音の原因って・・
いろいろいわれていますがはっきりしたコレといったものはないそうです。
状態が悪化する原因は精神的なものらしいんですが。