我が家では食洗機を使いはじめて
2年ほどたちます。
食洗機って、発売されたころって「ぜいたく品」扱いでしたよね。
電気代もそんなにかからない、
手洗いよりは水を使わないので水道代が節約できると、メーカーが謳っても
うちの旦那さんは、
「ぜいたくだし、自分でさっさと洗えば済むことだろう?」
といって使用反対派でした。
洗い物なんかそんなに疲れることじゃないのになんでそんなにみんな騒ぐんだ、
みたいなことも言ってましたね。
全然手伝ってくれたことないですけど
食洗機・・・
末っ子が産まれてしばらくたった頃かな。
一番上が幼稚園の年中で4歳、真ん中の子が2歳、生まれた子が数ヶ月。
そのころが一番 食洗機が欲しくて
自分の貯金からお金出すから!
といっても旦那さんは反対・・・
専業主婦だったので家にいたんですが
一日中、なにかに追われてるように家事が終わらないんです。
時間はたくさんあるはずなのに。
さっき朝ご飯作ったのに、もうお昼の準備しなきゃならない
さっきお昼が済んだ気がするんだけど、もう夕ご飯の準備(涙)
食器なんかはもう、「常に洗っている」「かたづけている」状態
私の立ち位置はシンク前で決まり・・・
実際そこまでシンクに張り付いていたわけではないですが
気持ちの疲れ方が、今と全然ちがっていたので
「気持ち」として表すならそういう感覚でした。
小さい子がいると、自分のペースで家事ができない、
それは承知の上なので、「できない」ことに不満を感じてはいなかったけど
泥沼にじわじわ沈んでいくように疲れが溜まってしまっていました。
( 「できていない家事」に対して、旦那さんが文句たらたらだったし )
そこで嫌なことの最たるものが「食器洗い」だったのです。
子供達、夜はすんなり寝てくれたので
夕食の後片付けはさらっと済んじゃったんですが
家族5人分の食器をみんなが寝た後ひとりで かちゃかちゃ洗っていると
妙に むなしい気持ちになってきちゃったことが たびたび・・・。
キッチンが I型だったので(長方形のLDKの壁にくっついた形)
料理や洗い物をする時は 常にみんなに背を向けたかっこうになるのも
その一因だったかもしれません。
大変だイヤだといっても 放っておくわけにもいかないので
なんだかんだこなしておりました。
そして子供も育ってきて 手もかからなくなってきて
自分の気持ちに余裕がでてきたら、洗い物はあまり負担にならなくなりました。
でも今度は仕事をはじめたら
気持ちでなくて 「体が」 疲れてきちゃったのです。
夜、洗い物しながら・・・ふっ と一瞬寝ちゃうことが何度もあって
(人間、掴まるところがなくても立ったまま眠れるってはじめて知った)
そこでとうとう旦那さんが折れました。
・・・いや、折れるというのではなく、旦那さんの方から「買おう」と言ってきたのです。
その時はもう、大変だけどなんとかなっていたので
私自身は食洗機が欲しいって 全然言わなくなってたんだけども
そういってくれるのなら、旦那さんの気の変わらないうちに!と
すぐに家電屋さんに走りました。
電化製品自体は 旦那さんが見たり選んだりするのが大好きなので
ぜんぶおまかせしちゃった
(こういうのが好きとかの要望は一応、いっておいた)
設置は旦那さんが仕事柄できる人だったので
分岐水栓も自分でとり寄せてやってくれました。
それからずっと(といっても2年だけど)
今の食洗機にお世話になってます。
水道代は安くなったし、電気代もそんなに増えなかったし。
なにしろ、その分自分の負担が減りました。
できれば・・・いちばん大変だった頃にあればよかったのになあ
と、いまでも思いますねえ。
その大変だったころに、知人にそれを話したら
「食器洗いそんなに大変?大袈裟よ~」といった人が何人かいましたが
そのほとんどの方は
・親(もしくは義父母)と同居
・旦那さんが家事育児の手伝いに積極的
でしたね。
「え~?うち、夜の食事の後片付けは、旦那が担当よ~」
なんて方もいました。
実家に帰ったとき、食後の後片付けを妹とふたりでやりましたが
おしゃべりしながら かちゃかちゃ やってると
あっという間に片付いてしまいます。
自分ちにいるときより、あきらかに食器の数は多いのに
全然嫌でもなく大変でもなかったのです。
ひとりでやるから 煮詰まっちゃってたんでしょうね。
てことで、食洗機反対派の世の中の旦那さん、
奥様が食洗機欲しがったら、なにもいわずに買ってあげてください
それがイヤなら手伝って~(おねがい)