東京マグニチュード8.0というアニメのDVDを借りて観ました。


去年の夏にフジテレビのノイタミナでやってたんだそうで。
公式サイトはこちらです↓
http://tokyo-m8.com/
DVDは全5巻。
2話ずつ入っていて、最終巻の5巻だけ3話入っています。
ウチの方では3・4・5が新作(準新作だったかな)扱いでレンタルされてました。
1巻・・プロローグ・地震発生と直後
2、3巻・・帰宅難民となった主人公たちが家をめざして帰る途中、
さまざまな出来事に出会う。
4巻・・どきどきの展開
5巻・・号泣のクライマックス
東京をマグニチュード8.0の地震が襲ったら・・というアニメです。
主人公は中1の女の子「未来(みらい)」ちゃんと小学生の弟の「悠貴(ゆうき)」くん。
未来ちゃんがもー、見事に反抗期の中学生で。
友達と携帯でメールばっかしてて、弟の悠貴が名づけたあだ名が
「ケータイ星人」。
両親が嫌いで大人が嫌いで
一部の自分とは違う世界で生活しているクラスメイトが嫌いで
始終不機嫌で。
弟の無邪気さにいらだってばかりで
世の中の全てに不満をもっちゃってる、いわゆる「カンジ悪い」女の子。
弟の悠貴はおふざけも好きな、だけどなにかと気を使ってしまうような男の子でした。
その2人が、出かけた先のお台場で地震に会い
そこで知り合った大人の女性「真理さん」と
お互いの家に帰るために、行動を共にすることになります。
道中、震災で起こるさまざまな出来事を体験します。
避難所・非常食・水・トイレの問題
災害救助・遺体のことやトリアージ。
最終的には家に帰れます。
家へ帰るまでのあいだに、
未来ちゃんが成長するというのも物語の一つになっているのですが・・。
とてもよいアニメでした。
とにかく演出がすごい上手い。
映像で魅せる力がある作品です。
なので、ジェットコースターのような話の展開のしかたばかりではなく
たんたんと心情をあらわす場面もありますので
そういうのがあんまり好きじゃない人には向かないかも。
地震災害がテーマなので、かなしいところもあります。
そういったものを見てつらくなりそうだな と思う方は避けたほうがいいです。
でも私、これみてすごく泣きました。
長女は「ぜったい観た方がいいって!」て
おともだちに勧めてるそうですヨ
4巻あたりから私はうるうるしてまして
5巻はもー、長女と二人でぼろぼろ涙を流しながらみました。
もう1回みてもたぶん泣く。
4巻でね、「もしかしたらそうなんじゃないかな」って
哀しい展開を予想させる表現が、作中のあちらこちらに
ちらちらと見え隠れするの。
もしかして
もしかして とドキドキしながら見続け、最終話は涙が止まりませんでした。
ストーリーもさることながら、演出が上手いから
っていうのものあると思います。
弟の悠貴の声優さんは 小林由美子さんですが
(ちょうど今日やったプリキュアの道場破りの男の子役「ヒロト」をやってました)
その少年ヴォイスがものすごく合ってて。
男の子の無邪気に笑い転げる声が余計に哀しさを予想させて。
やっぱ 作品の質を高めるのって声優さんなんだよねぇ
ってしみじみ思っちゃいました。
ここからちょっとネタバレ的。
この作品を見終わったあと
長女と次女に言った私の言葉が
「あんたたち、弟をもっと大事にしときな さいよっ゜(゜ノд`゜)゜」
でした(^_^;)