それならばと書いてみる
今年の1月の半ばころの話
ある日、小6の次女から仕事中の私のところに電話がかかってきました。
息子が泣いてる。理由を聞いても言わない と。
夕方、次女が学校から家に帰ってきたら
ちょうど小4の息子も帰ってきたところだったそうで。
息子が玄関の鍵開けて中に入り、次女も続いて中に。
そしたら息子が、手も洗わずうがいもせず
2階の自分の部屋に上がったまま、降りてこなかったんだそうです。
「手あらいとうがい、しなくちゃだめだよ」って次女が息子の部屋に行ったところ
息子は畳んであった自分のお布団に顔をつっぷして泣いてたそうな。
(うちはベッドじゃなくて布団敷いて寝てます。収納場所がないから畳んだ布団は部屋の隅に重ねておくのです)
その泣き方も、うわーん じゃなくて、耐え忍ぶような声を殺した泣き方だったそうで。
で、そこで次女は私に電話かけてきたのでした。
何かあったのか、息子に聞いてみた?と次女に尋ねると
次女は「○○くん(息子ね)に聞いても、『なんでもない』っていうだけで
でも、泣いてるんだよ」って答え・・・
仕事もあと30分くらいであがれるところだったので
もう少し待っててね、引き続き○○くんに聞いてみてと次女に伝えました。
仕事終わってダッシュで家に戻ったら
息子はもう習い事に出た後でした。
次女にきくと、ちゃんと自分で時間見て習い事にでかけた とのこと・・・
その後しばらくして息子が帰ってきたので
とりあえず様子を見つつ、普段通りに話しかけてみたけれど
明らかに普段と様子が違うのです。
息子、いつもはすごくおしゃべりなんですよ。
ほんと、ちょっとでいいから黙っててくれ って
どなりたいくらい、どうでもいいことをしゃべり続けるのに
その日は必要なことしか言わないんです。
しかも、いつもはリビングにいるのに自分の部屋にこもってるし。
ああ、これは深刻だ とおもって
でも、あからさまに どうしたどうしたと問い詰めると
息子の場合はかたくなになりそうなので
動向をうかがいつつ とりあえず夕食の支度を済ませてから
「お夕飯だよ」って呼びながら息子のところにいってみました。
で、「元気ないけど、なんかあった?」って尋ねてみると
予想どおり「なんでもない」と返事。
なんでもないわけないよ、元気ないじゃん っていったら
「言ったらお母さん『くだらない』って思うから言わない」と。
くだらないなんて思わないよ
だって、○○(息子の名前ね)はそのことで困ってるんでしょ?
本人がそれが原因で辛いなと思ってることは
くだらないことなんかじゃないよ
どうすればいいかなって お母さんと一緒に考えることもできるんだから
いってごらん?
お姉ちゃんたちに聞かれて嫌ならお母さん、言わないから
と促してみたら
算数の授業でわからないことがあって。
自分なりに答えを導き出して、先生のところに確認に行くと
×をもらってしまう。
もう一度考えてこたえだして、で、先生に見てもらうと・・また間違いだといわれる
それを繰り返して繰り返して
結局わからなくて。
どこがわからないのか聞いてみると
算数ドリルのページを開いて、ここだと教えてくれまして。
先生は、やり方教えてくれなかったの?と聞くと
教えてくれるんだけど、僕にはわからないとの息子の答え・・
そんじゃお母さんとやってみよっか と
やりかたを教えてみました。
だけど、一度教えても頭から理解できないから
同じ問題を出しても間違えてしまう。
だったら反射で答えがだせるまで、繰り返すしかないかなと
ひたすら問題作って解かせました。
少しばかりしたところで「ああ、こうすればいいの?」と息子もわかり始めたので
ごはんも食べそびれてるしで、リビングで再度問題を解き。
お姉ちゃんにはいわないで とか言ってたけど
ちょうど長女も習い事から帰ってきたこともあって
結局お姉ちゃんたちも問題つくったり答え合わせしたり
息子がうっかり間違えたのを指摘して指導してくれたりと協力してくれました。
しばらくの間問題解いたら、がっちり理解できたようで
息子も笑顔になり「もうわかったから大丈夫!僕、お風呂入ってくる!」と
元気に浴室に向かっていき一件落着。
息子がお風呂に消えた途端、
次女と長女が「やっぱ 算数のことが原因だったんだねー」と。
え?「やっぱ」ってどういうこと??
と娘たちに聞いたら
息子が習い事に行った直後に長女が帰宅して。
次女から長女に事の次第を話して。
アイツ(息子ね)がああいう風に泣くのって初めてだし
理由もいわないなんて・・・
もしかしていじめ?(私もちょっと思った)と二人ではなしあって
息子のランドセルから、中に入ってたもの全部ひっぱりだして
端から端までくまなくチェックしたんだそうな。
ふでばこも教科書もノートも全部めくって確認したんだそう。
そしたら算数のノートで×ばっかついてる部分がでてきたので
長女と次女は、息子が今までそういう間違いをしたことがなかったことと
息子の性格からして
「ああ、たぶんコレだね」とあたりをつけたんだそう。
それを私に話す前に息子が自ら打ち明けたので
言う機会を失ってたのだとか。
実はね、私も息子のランドセルの中を探ったんですよ
なにかされたのかなって心配して。
だけど、すぐに息子が帰ってきたので
ささっと何事もなかったかのようにもとに戻しちゃったのでした・・・
普段から仲良くあそんだり逆にケンカしたり
「あいつ、すっげーうっざい!!」って長女が息子のこと毒づいたり
いろいろ騒がしいきょうだいだけど
やっぱりこういう時は ちゃんとお姉ちゃんなんだね二人とも。
弟のこと心配していろいろしてくれてとても頼もしかったしうれしかったよ。
ちなみに。
問題が解決したその夜
子どもたちが寝たあとに帰ってきた旦那さんにその話をしたら。
ひとこと
「くだらねー」っていいました。
あー、だから息子は「くだらないって思うから言わない」って言ったんだ・・
って思いましたわ
子供は親のこと、しっかり見てるなって改めて思った次第。
そして『こだまでしょうか』ACのCMが浮かんだ…。
算数かぁ。私だったら、その問題が解けなかった事を隠しちゃうな(笑)
勉強嫌いっ子だったから
問題解けなかった事をなかったことに(o-ω-o)ムフ。
読んでて心がホカホカしました(^^)
子供に泣かれるとね、弱いわねぇ・・
原因がわかるまで心配しましたよ(^_^;)
長女は「できなくてもま、いっか」て性格なんですけど(^_^.)
とにかくその日のうちに解決してよかったです!
もうお姉ちゃんたちに大感謝です
端から端まで調べてくれたようで(^_^.)
このまま助け合って育ってくれたらいいなーって思いました♪
いいなぁ、姉弟って。そして勉強が思うように行かず悔しがるなんて。
で、ご主人。ぜんぜんくだらないことじゃないっ!
うるのしゃべり言葉がイラっとするのは、実は私の真似?気を付けないといけませんね(;^_^A
昨日は堪能できたかな?
息子、このまま勉強に邁進してくれればよかったのに
わかったとたん安心してしまって
もう遊びまくってます・・・
おねーちゃんには助かりました!
旦那さんねぇ・・褒めないんだよね、子供のこと。
子供の目線にたって意見も聞いてくれないし、
端っからいつも否定的なの。、
そう、子供に優しいばっかじゃいけないのはわかるんだけど
がんばっても褒めてくれないことが多いので
子供は学校のコトとかも旦那さんにあまり話しません(-_-;)