泉飛鳥塾

「古(いにしえ)の都・飛鳥」の原風景と共に、小さな旅で出会った風景等を紹介したいと思います!

爽やかなスミレ色の「本薬師跡のホテイアオイ・2019」

2019年10月02日 12時48分41秒 | 散歩

年も、奈良県橿原市城殿町にある特別史跡に指定されている「本薬師寺」跡周辺の休耕田に、約14,000株のホテイアオイの花が咲きました。

今回は、爽やかなスミレ色の「本薬師跡のホテイアオイ・2019」を紹介したいと思います。

「本薬師寺」は、天武天皇が皇后(後の持統天皇)の病気平癒のために建立に着手しましたが、完成前に天武天皇が崩御したため、持統天皇が遺志を継いで完成させました。

現在は、金堂の礎石と東西の塔跡の礎石や小堂が残るのみですが、休耕田から住宅地を挟んで西側に畝傍(うねび)山を眺めることができます。

 これまでの調査で金堂や東西塔、中門などの跡が確認されていましたが、正門に当たる南門は未発見でした。

ところが9月25日に、奈良県橿原市の本薬師寺跡(7世紀末)で南門跡(東西幅約15メートル)が見つかったと、市教育委員会が発表しました。本薬師寺は天武天皇が皇后(後の持統天皇)の病気平癒を願い建立を始めた国家寺院で、藤原京を代表する大寺院にふさわしい規模だといいます。この発見は、謎の多い古代寺院の研究に一石を投じる成果といえそうですね。南門跡で出土した飛鳥時代の瓦の一部は、29日から「歴史に憩う橿原市博物館」の特別展で展示されています。丁度、「本薬師寺」跡のホテイアオイの写真撮影後に、南門跡の発見のニュースを聞いて大変驚きました。

 この休耕田に毎年、地元の小学校の生徒さんによってホテイアオイの株が植えられています。株を増やしながら8月末から9月頃に見頃を迎え、現在スミレ色の淡い紫色の花が見事に水田一面に広がっています。ややピークは過ぎていましたが、スミレ色の淡い紫色の花がとても綺麗でした。

 「本薬師跡のホテイアオイ」は、西方には大和三山の一つである畝傍山がそびえ立っており、スミレ色の淡い紫色の花ととてもマッチしていますよ!

                                

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