古代、奈良盆地の東に連なる美しい青垣の山裾を縫うように三輪山の麓から石上布留を通り、奈良へと通じる道がありました。「日本書紀」にその名が残っているのが、「山の辺の道」です。「山の辺の道」沿いには、今も「記紀・万葉集」 ゆかりの地名や伝説が残っています。「山の辺の道」は、歴史に登場する道路のうちで最古の「古道」と呼ばれています。
前回は、天理市柳本にある「崇神天皇陵」から桜井市の「大神神社」までを紹介しました。
今回は、天理市柳本にある「長岳寺」から「石上神社」までのコースです。(続)最古の古道「山の辺の道」を紹介したいと思います。
昨日の飛鳥の地は、午前中雪景色でした。この数日、天気が不順ですが皆さんの処はいかがですか?
天気の良い日に、またまた大好きな「山の辺の道」を歩いてきました。今回は、天理市の「長岳寺」から「石上神社」までのコースを散策してきました。
(行程)
長岳寺ー柿本人麻呂の歌碑ー中山大塚古墳ー燈籠山古墳ー下池山古墳ー衾田陵ー西山古墳ー萱生環濠集落ー波多子塚古墳ー竹ノ内環濠集落ー夜都伎神社(昼食)-内山永久寺跡ー石上神社
色々と寄り道をしながらの散策でしたので、約8キロ位の道程でした。このコースは、とても眺めがよく奈良盆地や二上山や大和三山等を見ながら散策できます。また、途中には多くの古墳群を見ることが出来ます。古墳好きな方は、お薦めです。「山の辺の道」は、何度散策しても本当に気持ちのいい「古道」ですね!
「衾道を 引き手の山に 妹を置きて 山路を行けば 生けるともなし」(訳)(引出の山にわが妻を残して帰った山道は、思えばとても切なくて生きる元気も出て来ない)(柿本人麻呂)
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