泉飛鳥塾

「古(いにしえ)の都・飛鳥」の原風景と共に、小さな旅で出会った風景等を紹介したいと思います!

「うまか~有明海の竹崎蟹と史跡散策」

2019年01月06日 21時21分00秒 | 旅行

飛鳥に戻る前に、佐賀県太良町竹崎に蟹を食べに行きました。また、太良町に行く途中に、色々な史跡等がありましたので歴史散策してきました。

今回は、「うまか~有明海の竹崎蟹と史跡散策」を紹介したいと思います。

ワタリガニの一種である「竹崎カニ」をご存知でしょうか?

有明海の恵みのひとつで、たっぷりと身が詰まった濃厚な味のとても美味しいカニなんです。有明海のプランクトンで育って、格別に美味しいとされる竹崎カニを1年中味わうことができます。特に、冬の蟹が美味しいです。

日本最大の干潟を持つ有明海沿いの国道に、カニと温泉をうたった旅館があり毎年行っています。

旅館での夕食のメニューは、竹崎カニ、小鉢、酢の物、前菜、お刺身、カニサラダ、カニグラタン、カニシュウマイ、カニ唐揚、焼カニ、カニスープ、カニ雑炊、香の物、デザートなどの全14品です。まさに、蟹づくしで「うまかった~!」

           

 せっかくなので、色々な史跡等も歴史散策してきました。

〇佐賀県武雄市に「あるおつぼ山神籠石神籠石(こうごいし)または神籠石式山城(こうごいししきやまじろ)」は、九州地方から瀬戸内地方にある石垣で区画した列石遺跡の総称です。1963年の発掘調査で、列石の背後にある版築によって築かれた土塁と、列石の前面に3m間隔で並ぶ堀立柱の痕跡が発見され、山城であることが確定的となりました。標高200 ~ 400mの山頂から中腹にかけて数kmにわたって一辺が70cm位の切石(きりいし=岩を割って作った石)による石積みを配列(列石)し、その上部に版築による土塁を有します。列石の配置は、山頂から平野部に斜めに構築する九州型と、山頂を鉢巻状に囲む瀬戸内型がある。谷を通過する場所に、数段の石積みを有する城門や水門を設けています。今回、第1水門と第2水門跡を中心に歴史散策してきました。とても綺麗に整備されていました。

                 

 〇「玉島古墳」は、佐賀県武雄市にあり「おつぼ山神籠石」の近くにある古墳です。周囲は開けているので、遠くからでも古墳を確認することが出来ます。東西約42m・南北約48m、高さ約9mの規模を持つ県内最大級の円墳で、葺石・埴輪を備えます。埋葬施設は、南西方向に開口する竪穴系横口式石室で玄室部長さ約3.3m・幅1.4~2.1m、平面が羽子板状をしており、床面には屍床が設けられています。出土遺物は銅鏡や装身具、武器・武具、工具などがり、6世紀初頭の築造です。県指定史跡です。古墳公園として、とても綺麗に整備されていました。

      

 〇佐賀県藤津郡太良町大字大浦乙にある「田古里古墳」は、6世紀後半(1400年位前)につくられた円墳で封土の直径は10m、比高5.8mほどあります。また内部は横穴式石室で、玄室は奥室と前室に分かれた複式墳です。羨道を含めて石室の全長は10.87m、幅2.97m、高さ4.2mあり自然石の巨大な腰石の上に大きな塊石を持送り式に積み上げられています。この古墳は前室内に線刻紋様を有し、封土の周囲には県内では他に例をみない空濠がめぐらされています。

飛鳥にある終末期古墳とは、大きく違った形態の古墳で、ここもとても綺麗に整備されていました。

      

 飛鳥に戻る前に、美味しい蟹と歴史散策。とても楽しい時間をおくることができました。

明日、飛鳥に戻りますが、2019年どのような出来事が飛鳥で待っているのでしょうか、楽しみです!

  

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