●クリスマスケーキを25日(金)に、予約してあったので、持って帰った。
実は、ケーキのことを忘れていた…
会社へ持ってきてもらって、思い出した。
食事が済んで、一段楽した頃には、また忘れていた。
22時頃に思い出して、一人で半分食べた。
あと半分を母に渡して、食べてもらった。
残り、約1/4。
今、妻が好きだったのを思い出して、遺影に飾って、いろいろ思い出していた。
そういえば、妻の手記に、なんか書いてあったような…
あった。
「12/24(水) クリスマスケーキを持ってきてくれた。
ろうそくを3本たてて火をつけ「メリークリスマス」
ろうそくがとてもなつかしかった。
2人でケーキを1/3食べちゃった。
来年のクリスマスもやろうと約束した。」
と書いてある。
去年の今頃は、まだ状態が安定していた。
●妻の癌性腹膜炎、結果が出た。
5月3日(日)8時51分、妻が亡くなった。
静かに息を引取っていった。
昨日、藤の花の写真を静かに見ていた。
普通の状態だった。 普通の状態に見えていたのかも…
5月3日の5時頃、お茶を飲んでいた。
これも普通だった。 でも、普通に見えていたのかも…
7時頃、看護婦さんが見に来て、声をかけた。 が、反応が無い。
「おかいしいよ!」と見たが、全く反応が無い…
息はしている。
PO2?は80をきっている。
8時頃少し盛り返してきた。
が、30分位したら、また下がり始めた…
酸素の量を上げた。
何とか、保った。
が、しばらくして、また下がり始めた…
実家のお父さんに連絡。「すぐ来て!」
子供たちにも連絡。「すぐ来い!」
子供たちは間に合いそうに無い…
せめて、実家だけでも間に合って欲しい…
なかなか着かない…
下がり続けている。
息が浅くなってきた。 もう、何もできない。 ただ手を握り締めているだけ…
気がついたら、息が無くなっていた。
しばらくして、主治医が駆けつけてきた。
8時51分。 永眠…
しばらくして、実家が来た。 説明できない…
病室では、体を拭いていて、入れない。 ただ待つ…
看護婦さんから「どうぞ…」。
お母さんが泣き崩れていた。
私は、ただ呆然…
とにかく家に変えらなくっちゃ…
弟に連絡。 「仏間を空けておけ!」
気がついたら、家に着いていた。
まもなく、子供の弟が帰ってきた…
遺体を見て、泣いていた…
●次男が29日に帰り、ひと段落した。
日中は、ずっと付添ってくれた。
妻も、満足そうだった。
今日も母を付添いに連れて行った。
仕事を終え、病院へ寄ると、妙に弱気になっていた。
「もう、だめかも知れない…」
「看護婦さんたちは私の寿命を知っている。」 「とてもやさしいもの…」 と…
母と家に戻り夕食をとっていたところへ、実家のお母さんから電話。
「付添ってほしい、と電話があったが、田んぼの水管理などで、行けない。」と。
食事を終え、病院へ付添いに行くと、相変わらず弱気のままだ。
で、「明日、お母さんを迎えに行こうか?」と聞くと、「そうして…」と、来てほしいようだ。
私はとても眠くなり、うとうとしていたところへ、妻のお母さんとお父さんが部屋へ入ってきた。
びっくりした。
「疲れているだろうから、今日は家で寝たら」とお母さんに言われ、そうすることにした。
久しぶりの我が家の夜。
なんだか、とても疲れている…
妻は言うように本当に終わりなんだろうか…
日中は、ずっと付添ってくれた。
妻も、満足そうだった。
今日も母を付添いに連れて行った。
仕事を終え、病院へ寄ると、妙に弱気になっていた。
「もう、だめかも知れない…」
「看護婦さんたちは私の寿命を知っている。」 「とてもやさしいもの…」 と…
母と家に戻り夕食をとっていたところへ、実家のお母さんから電話。
「付添ってほしい、と電話があったが、田んぼの水管理などで、行けない。」と。
食事を終え、病院へ付添いに行くと、相変わらず弱気のままだ。
で、「明日、お母さんを迎えに行こうか?」と聞くと、「そうして…」と、来てほしいようだ。
私はとても眠くなり、うとうとしていたところへ、妻のお母さんとお父さんが部屋へ入ってきた。
びっくりした。
「疲れているだろうから、今日は家で寝たら」とお母さんに言われ、そうすることにした。
久しぶりの我が家の夜。
なんだか、とても疲れている…
妻は言うように本当に終わりなんだろうか…
●昨日の夜は体力的に 気分的に 落込んでいた。
今朝は、元気を取り戻した?、ようだ。
朝5時頃、「おはよう」 声をかけたら、「おはよう!今日は元気がある!」と。
私は安心した。
妻の洗面の準備をして、朝食をとりに家へ戻った。
母がいるおかげで、朝食はできていて、弁当もできていた。
一緒に食事をして、母を県立病院へ送っていった。
今朝は、元気を取り戻した?、ようだ。
朝5時頃、「おはよう」 声をかけたら、「おはよう!今日は元気がある!」と。
私は安心した。
妻の洗面の準備をして、朝食をとりに家へ戻った。
母がいるおかげで、朝食はできていて、弁当もできていた。
一緒に食事をして、母を県立病院へ送っていった。
●今日から、日中は母に付き添ってもらうことにした。
動けないので、ちょっとした欲しいものが取れない。
手近な台の上において置けばいいのだが、ほしいものをずっと置いておくわけにもいかない。
ということで、誰か近くにいてほしいのである。
この為に、昨日、母に退院してもらった。
妻は限界を感じているようだ。
といって、一体何を食べていいかわからない。
主治医からは、消化の良いもの、と言われているだけである。
私も、何を買ってきていいか分からない。
次男が明日 帰ってくる。
月曜日から水曜日までの予定だそうだ。
妻は、帰っている間、ずっといてほしい…、と言っていたが…
動けないので、ちょっとした欲しいものが取れない。
手近な台の上において置けばいいのだが、ほしいものをずっと置いておくわけにもいかない。
ということで、誰か近くにいてほしいのである。
この為に、昨日、母に退院してもらった。
妻は限界を感じているようだ。
といって、一体何を食べていいかわからない。
主治医からは、消化の良いもの、と言われているだけである。
私も、何を買ってきていいか分からない。
次男が明日 帰ってくる。
月曜日から水曜日までの予定だそうだ。
妻は、帰っている間、ずっといてほしい…、と言っていたが…
●口の中がいたい、と言い出した。
歯磨き粉が口内を刺激して、歯磨きができない、ということで、刺激の少ないものに変えた。
食べ物も、刺激の少ないものになっていった。
ひょっとして、このまま食べれなくなってしまうのだろうか?
なんとも言えないが…
歯磨き粉が口内を刺激して、歯磨きができない、ということで、刺激の少ないものに変えた。
食べ物も、刺激の少ないものになっていった。
ひょっとして、このまま食べれなくなってしまうのだろうか?
なんとも言えないが…
●酸素を鼻から入れていた。
息が辛いのだそうだ。
そういえば、先日、看護婦さんが血液の酸素量を計っていて「90(だったと思う)だからぎりぎりですね。」、と言っていた。
90より少なくなると良くないそうだ。
なぜ酸素量が少ないのか、理由を確認しなければ…
息が辛いのだそうだ。
そういえば、先日、看護婦さんが血液の酸素量を計っていて「90(だったと思う)だからぎりぎりですね。」、と言っていた。
90より少なくなると良くないそうだ。
なぜ酸素量が少ないのか、理由を確認しなければ…
●会社が終わると、まず家へ帰る。
一日分のご飯をもって、病院へ出かけた。
買い物はその途中で済ました。
妻は、元気そうだった。
熱は下がった。
癌から出たものだった、ということで、ポートを抜くことは無い、ということだった。
ひとまず落ち着いて安心。
お母さんは、明日、奈良へ行く、と言う。
天理教の信者が妻に付きまとっていたから…
妻の代理として行くようだ。
妻は藁をつかんだ。 がそれを非難することはできない。
そうすることで、心が落ち着くなら、それも良い…
そして、私は妻の期待に答えられなかったのだから…
が、私は大反対である。人の心の隙を狙って入ってくる、そのやり方が我慢できない。
もし会ったら、ぶちのめしてやりたい…
一日分のご飯をもって、病院へ出かけた。
買い物はその途中で済ました。
妻は、元気そうだった。
熱は下がった。
癌から出たものだった、ということで、ポートを抜くことは無い、ということだった。
ひとまず落ち着いて安心。
お母さんは、明日、奈良へ行く、と言う。
天理教の信者が妻に付きまとっていたから…
妻の代理として行くようだ。
妻は藁をつかんだ。 がそれを非難することはできない。
そうすることで、心が落ち着くなら、それも良い…
そして、私は妻の期待に答えられなかったのだから…
が、私は大反対である。人の心の隙を狙って入ってくる、そのやり方が我慢できない。
もし会ったら、ぶちのめしてやりたい…
●意を決して、妻のお父さんに、昨日の主治医の話を伝えた。
感情を抑え、事実だけを伝えた。
「しかたないな…」 だけだった。
今は農作業をしていたようだ。
夕方、妻から「お母さんが来ることになった。忙しいのに…」 と電話があった。
妻と話して、一日分のご飯と、一昨日もらった里芋の煮つけを煮直して持っていくことにした。
ちょうど雨が続くので来る事にした… ということだった。
夜、付き添ってもらえるので、私は久しぶりに自分の寝床で寝れた。
が、寝不足…
感情を抑え、事実だけを伝えた。
「しかたないな…」 だけだった。
今は農作業をしていたようだ。
夕方、妻から「お母さんが来ることになった。忙しいのに…」 と電話があった。
妻と話して、一日分のご飯と、一昨日もらった里芋の煮つけを煮直して持っていくことにした。
ちょうど雨が続くので来る事にした… ということだった。
夜、付き添ってもらえるので、私は久しぶりに自分の寝床で寝れた。
が、寝不足…