サブオペレータ?と打合せの時間を持ちたいため、本番の1時間半前の8時半に現場で合う。
各フェーダーの意味と勘所を説明。 どこまで分かったことやら…? とりあえず、やってみて分かってもらえれば良い。
私は11時から葬式があるため、10時半までしか様子を見れない。
葬式は、亡妻の従兄弟に当る人の嫁さんが亡くなった。
実家の父とすれば、一難さってまた一難 といったところか…
とにかく、良いことがない一年のように思っているだろう…
敬老会本番は10時から。
ミキサーの操作にあまり口やかましく指示するとやりにくいだろうから、言いたいのをぐっとこらえて、様子を見守る。
マイクを使いたいのにフェーダーが上がっていない。から音が出ない。 なんてことがたびたび…
私もよくやった。 が、彼にしてみれば、準備が充分ではなかったようだ。 CDの確認、はては順番。
いつどんなタイミングか、も ハッキリしていない。
という事で、かなり不安なものがあったと思う。
「マイクを使いたがっているか、もう少し確認しながらやって」 とだけアドバイス。
ミキサーの出力レベルが0dBを超えることがなかったので、機器が損傷する心配はなさそうだ。
リミッターも入っているから、もし超えても大丈夫だろう。
と考え、葬式に行くことにした。
葬式は沈痛なものだった。 48歳の妻。 亡くなるには若すぎる。
一人君はどうして行くのだろう。 子供たちは、中学生と高校生。
考えると、頭を抱えてしまう。
本人は意外とへっちゃらな感じのようだが、後でいろんな感情が押し寄せてくる。
それをどうやって乗り越えるのだろう?
などと考えながら、葬式を見ていた。
…
葬式が終わったのは11時45分頃。
敬老会の現場に着くまでに気持ちを切り替えられるかな?
少しの不安を抱えながら帰宅。
作業服に着替えて、敬老会の現場へ急いだ。
行ってみると、食事が始まったところだ。
話を聞いているうちに昼食のおにぎりとお茶が運ばれてきた。
どうも、交通安全の寸劇は、ハウリングが頻発して、あまりよくなかったようだ。
しかも、予定を変更して、舞台の上から、舞台の下で行ったようだ。
これでは、絶対にうまく行くわけがない。 スピーカーの前でやるのだから…
絶対に変更は断るべきだった。 どうしてもというなら、マイクはつけない、とまで言わなければならない。
そんなことは想定していないのだから… 舞台の前でやることがわかっていれば、スピーカーの位置は演劇をやる場所より、前に設置していた。
よくあるパターンである。
昼からはまた劇がある。 ピンマイク3本。 舞台前のマイクが3本。
出演者の皆さんに一言言ってきた。 「マイクに頼らず、しっかり声を出してください。」と…
さらに、「声の補助にすぎない、と思ってください。」とも…
さて、演劇が始まった。 高い音でハウリングの兆候が…
2.5kHzあたりでイコライザーを絞る。 何とか落着いた。 ら、今度は少し低い音で始まった。
1kHzあたりで3dB落す。 これも何とか落着いた。 また、もう少し低い音で…
ウーーム。800Hzでどうだ。 何とか落着く。
どうも、ピンマイクがおかしい気がする。
まず、公民館所有のピンマイクの玄を絞る。 お、エコーっぽい音が落着いてきた。
そのまま絞りっぱなし。 それでも、声は何とか拾っている。 ので、このまま様子を見る。
様子を見ているうちに、劇は終わってしまった。 やっぱり俺も素人か…
テープをかけた。 ひどい音。 高い音がまるで出ない。 んーー。
さっきイコライザーで落としたからか。 イコライザーを元に戻す。 OK。 やっぱり俺は素人だった。
という事で、マイクを使うときはイコライザーを入れ、CDやテープを使うときはイコライザーを抜く。 という操作を繰り返した。
と、いろいろあったが、… 終わってしまった。
皆さん、お疲れ様でした…