●高校時代の同級生TKから電話があった。
亡くなった妻と巡り合えたのは、彼が青少年ホームへ誘ってくれたからである。
当時、2級局のアマチュア無線クラブがあったが、面倒を見てくれる人がいないので来てくれないか、ということであった。
私は、たまたま2級の免許を持っていたのでうってつけだ、と言うわけだ。
吹奏楽活動のかたわら、せっせと通って、クラブの継続申請をし、ちょっと電気のことが分かっていることをアピールするため調光装置なるものの製作会を催したりと、結構楽しませてもらった。
無線局のアンテナは立派な物で、2エレメントのキュビカルクワッドだった。
打上げ角が低いので良く飛んだ。
英語があまりできない私には交信がつらかったが、面白かった。
そんなことをしているうちに、明るい女性に出会った。のが、妻になった。
青少年ホームを去るときには、男性たちから「不幸にしたら許さんぞ」と散々言われた。 不幸にしてしまったかも…
その彼が、寂しそうに、うちも大変だ。
奥さんがあまり長くないそうなのだそうだ。
言う言葉がない。 「悔いのないようにしたら」と言ってやるのが精一杯だ。
何だか、私が死神のような気がしてきてしまっている。
たまたまなのだろうけど…
●妻がいなくなって何ヶ月たったのだろ
とにかく心が落着かない。
今、家が傷んできたので修理を始めたところ。
項目としては、屋根の防水
壁の防水
鉄サッシをアルミサッシに
集落排水の対応に伴って
2つあるトイレのひとつを潰す
手すりの設置(トイレ、風呂場、その他)
ついでに
廊下の段差の修理
以上で、500万円以内で…
さらに、お墓の新設。
これで60万円。
うーーむ、お金が…
●あまりに落着かないので、お気に入りになりそうな音楽を模索。
それが、ヘイリー・ウェステンラ という歌手。
オペラ歌手なのか、演歌歌手?なのか。
よく分からないが、今の私の心境に妙に合う。
というより、今まで求めていた音楽の一端を見つけたような気がしている。
下手な味付をせず、楽譜に忠実?そうに聴こえる。
毎日、車の中で、これでもかというくらいの大きな音で聞いている。
というより、録音されている全ての音を聞き取りたいので、知らないうちに大きな音になる。
でも、何となく教会音楽のような気もしてきて、いまいち気持ちをのめりこます事ができない。
宗教を意識させない、気持ちの良い音楽はないものか?
が、今のところ最高にお気に入りである。
●母がさらに物忘れが激しくなってきている。
手が打てない。
どうしようもないのだろうか…
私の十二指腸潰瘍がますます進みそうな気配…
とは、できるだけ気にしないようにしたい。
●たまには明るい話題を…
近くの一乗谷の遺跡で、「万灯夜」(こう書くのだろうと思う)があり、スタッフとして借り出された。
日が落ちた頃、ろうそくの明かりだけの中で、篠笛グループとニ胡グループの演奏があった。
幻想的だった。演奏に没頭できた。プロの演奏は安心して聞けた。
これだったら、5千円出しても惜しくない。下手な演奏会より、よほど価値があった。
携帯で写したのでぼやけているが、このような雰囲気である。
かなり癒されました…