●仕事が、一日の予定だったが、国道維持管理の入札の結果、半日になってしまった。
自由時間が増えたのはうれしいが、今後の仕事の成行きを思うとうれしくないような…
で、残り時間で自分ちの畑仕事をすることにした。
母が痛い足を引きづりながら、草取りをしてくれていた。
その後の耕しをした。
通常はしない作業なので、とても疲れた。
作業をしていて、つくづく思うこと。
何だか、農耕民族なんだーー、と実感してしまった。 毎年のことなのだが…
みんな！ 何か忘れていやしないかーー
●癌性腹膜炎、手術後化学療法第２クール（トータル第６クール） 10日目。
妻の実家へ行った。
田植え前の草刈を予定していたので。
そこで合った妻は、とても元気だった。
どこが病気？、と思ってしまう。
妻は、病院の食事が食べられないなんて、自分でも信じられない、と言っていた。
●癌性腹膜炎、手術後化学療法第２クール（トータル第６クール） ９日目。
家へ寄って、実家へ戻ったようだ。
私が家に着いたら、ふきの料理が作ってあった。
久しぶりで、うまかった。
明日、会社は休みだ。 妻の実家の草刈に出かける予定。
●癌性腹膜炎、手術後化学療法第２クール（トータル第６クール） ８日目。
相変わらず、お腹が痛く、吐き気がしている。
でも、お腹の痛みは昨日より和らいでいるようだ。
食欲は少し出てきているが、気分が悪くなって、あまり食べられない。
今日は、妻が買い込んできた寿司を３切れと、炊き込みご飯を２口食べた。
明日は、ちょっと強引だが退院して、実家で過ごす、と言うことだ。
病院にいても特別な治療をするわけでもなく、気がめいるだけだから。
実家で、ぶらぶらと散歩したりしていれば気がまぎれる。
私は早く家に帰れる。
と、良いことだらけ…
●父の状況は、結構、調子が良い。
実は、先週金曜日（４／２０）に腸ロウのチューブが５センチくらい抜け、大騒ぎになった。
訪問看護士が仮の処置をしてくれた。
そのおかげで、元通りに介護できていた。
今日は、腸ロウの検査をする、ということで、病院へ行った。
といっても、私は仕事があるので、母が付き添った。
結果、問題無し。
よかったーー。
父が家に戻って１１ヶ月。
来月２９日で、１年にもなる。
戻った当初は、３日で病院に来るだろう、との憶測が流れていたらしい。
しかし、３日経っても、１週間経っても、はては１ヶ月経っても戻ってこない。
ということで、どの先生方も不思議がっているようだ。
いつまでこの状態が続くのか？ いい意味でも、悪い意味でも……
私の気持ちは複雑…
●癌性腹膜炎、手術後化学療法第２クール（トータル第６クール） ６日目。
相変わらず、お腹が痛く、吐き気がしている。
今日は、何も食べたくないようだ。
気を紛らわすために、文殊山の稚児の火を二人で見た。
が、どの光だか分からない。
７階と相当高いところにいるが、いったいどの光がそれなのか、遠くて分からない。
どの方向かで、二人でもめた。
こんなことで、少しは気がまぎれたかなーー？
●今日は、何だか全てのことがマイナスにしか捉えられない。
世間話も少ししながら仕事をするのだが、今日は何だか変だ。
丸岡に地下道が３ヶ月も前から完成いるのだが、なぜいつまでも通さないんだろう、という話が出たとき、私は、役人の自己満足だ、等と言ってしまった。
また、父の状況の話になったとき、話ができるといいのにね、と言う話のときには、もし話ができていたらいろいろ文句が出るだろうからとっくに切れてしまって、うるさい、と言っているだろう、なんてことを言ってしまった。
内心、ばかやろう、人のことなんか分かっていないくせに…、なんて思っている。
仕事が一段落して休憩をしている時に、はたと、俺はおかしい、と思った。
何だか、人がバカに見え、何を言っても通じない、などと考えている。
おかしい！！
妻にこのことを話したら、何かストレスが溜まっているんじゃない？、と言われた。
確かに、何かいらいらしている。
何事もうまく行かないような気になっている。
家に帰っても、食事が面倒になってしまった。
妻と一緒に少し食べているからかもしれないが、何だかめんどうに感じる。
焼豚をかじりながら缶ビールを飲んで終わった。
どうにもやりきれない。
今度は自分の部屋で焼酎を飲みながら、レコードを聞いている。
ベートーヴェンの交響曲第６番「田園」。
昔からのお気に入りだ。
おもむろ？に、レコードをプレーヤーに置き、針を置く。
ん！？、何か音が変。
嫌に低音がぼやぼやする。 コントラバスが何を弾いているか分からない。
さては、酒に酔ったか？？
我慢して聞いていると、とたんに右チャネルの音が途切れる。
アンプのソースセレクトをゴリゴリこじったら、うまく出るようになった。
何だか、不満なうちに終わってしまった。
次に、ドヴォルザークの交響曲第８番「イギリス」を聞いてみる。
これもお気に入りで、ジョージ・セルの指揮でクリーブランド管弦楽団が演奏している。
これ以上の演奏は聴いたことがない。
間といい、音の透明さといい、言うことがない。
今流れているが、実に良い。
変な話、こんないいものを知らない人は不幸せだと思う。
で、この後に入っている、スラヴ舞曲第３番と第１０番。
これも、大変リズミカルで、聞いていて、うきうきする。
ちなみにレコードは、東芝ＥＭＩのＥＡＣ－70174である。
では、ゆっくり鑑賞する。
こんなことで、イライラが解消されればいいのだが……
●癌性腹膜炎、手術後化学療法第２クール（トータル第６クール） ５日目。
今日も、お腹が痛く、吐き気がしてどうにもならない。
インスタントで生めんのうどんを一緒に食べた。
痛み止めを打つと吐き気がすることが分かった。
だから、下手に痛み止めを打てない。
だけど、痛い。
どうしよう。
んーー。 返事できない。
俺だったらどうするか……
●文殊祭りの「稚児の火」再現の準備。
ちと、分かりにくいかも知れませんが、このような感じで、斜面に電球を配置した。
配置する前に雑木を払いとった。
文殊山祭りは４月２５日。
この稚児の火は、前日の４月２４日に点火される。
毎年の恒例行事です。
今の私にとっては、ちょっとした息抜きのひと時でした。
ちと、分かりにくいかも知れませんが、このような感じで、斜面に電球を配置した。
配置する前に雑木を払いとった。
文殊山祭りは４月２５日。
この稚児の火は、前日の４月２４日に点火される。
毎年の恒例行事です。
今の私にとっては、ちょっとした息抜きのひと時でした。
●癌性腹膜炎、手術後化学療法第２クール（トータル第６クール） ３日目。
いよいよと抗癌剤の悪影響が出てきたようだ。
泊まって欲しい、ということで、夜、２１：３０頃、病室に着いた。
お腹が痛く、吐き気がしてどうにもならない。
吐いたものを出す器を抱えて、寝ていた。
「今日は、畑起こし、ありがとう。」
どんなことを言っても、どうにもならないので、実家でもらった缶ビールを飲みながら（この病院ではアルコールを持ち込んだら出入禁止になる、と言っていたが…）、畑作業のことを話した。
一晩、一緒に寝たが、２～３時間おきに吐いていたようだ。
私は、前から痛めた左腕が痛かった……