●地区の敬老会があった。
私は、例年のごとく今年も、音響のオペレートである。
使った機器は、
ピンマイク TOA WM-350-B15 1本
ワイヤレスマイク TOA WM-250-B12 1本
ワイヤレスマイク本体 TOA WA-650C 1台
マイク YAMAHA MZ101 2本
カセットデッキ Technics RS-M45 1台
CDプレーヤー marantz PMD302F 1台
ミキサー YAMAHA MG16/6FX 1台
グラフィックイコライザー SONY MU-E311 2台
リミッター BEHRINGER MDX2000 1台
パワーアンプ TOA P300D 1台
スピーカー JBL SR4722A 2本
というものだった。 ミキサーとカセットデッキは私のものを使った。
セッティングと粗調整は昨日済ませてある。
今日は、正調整とオペレートである。
今回はノートを作り、予めわかったものはレベルを書き込んでおいた。
予め分かった演目の信号レベルは、3つだけだったが…。 それでも、分かっているものは何も考えずにスライダーをセットするだけなので、気が楽である。
敬老会に私の父と母が参加できるのだが、父は寝たきりになってしまったので、母だけが参加した。 父も参加していたら…
その母も、足が悪く、来年も参加できるかどうか分からないが…
その母、参加してよかったーー。 などと喜んでいた。
私が参加できるようになった時は、敬老会なんて存続しているのだろうか?
音響は誰がやっているのだろう?
まいった!!
カラオケ・演芸の担当だが、毎年、有志を募って演芸をしている。
今回もやろう、ということで有志を募ったが、いつものメンバーが役があったりで都合がつかない。
何とか3人に頼んだが、いい返事がもらえない。
企画内容は、「わらべ」の「メダカの兄妹」と「きゅーてぃーはにー」の踊りまねである。
この企画は、いつも考えている人に、忙しい中で考えてもらった。
衣装も問題だ。
しかし、とにかく時間がない。 祭りまであと8日しかない。
さらに、私自身も時間がない。
おまけに、気持ちの余裕が全くない。 連絡して、お願いすれば済むのだが、それがなかなか…
いつも、気がつくと21時を回って、電話をする時刻ではなくなっている。
今年は、出し物をやめてしまおうか…
今年は、演芸・カラオケ部門の長なので、例年以上に大忙しだ。
今日は、カラオケ装置の予約を済ませた。
借り先は「第一興商」。 カラオケのプロの会社である。
担当者が変わった、ということで、会いに行った。信用が第一である。私を信用してもらえなければ、後が無くなるからである。
第一印象、ちょっとひ弱な若者、といった感じ。 決して悪い印象ではない。
経緯を説明し、今後もお付合いをお願いした。 そこで、値上げを要求されてしまった。
今まで、15,000円を30,000円に!!。 2倍はないよ。 何とか話をして、25,000円にしてもらった。それも、来年から。
カラオケ業界も不況なのかな?。
今回は、ミキサー以降のパワーアンプ、スピーカーは手配できそうなので、カラオケ装置本体と、ワイアレスマイク、大型ディスプレーを借りることにした。
ここの装置の魅力は、通信カラオケなので、要求される曲の99%は対応できることだ。 今まで(10年くらい?)対応できなかった曲は1曲だけである。
だから、他のレーザーカラオケに戻る気は全くない。 正直、運用面で手間がかかって処理しきれない。 カラオケを掛けるたびに人がもう一人必要になってしまう。
音響に関して、今年は個人的にミキサーを購入した。
YAMAHAのMG16/6FXである。
マイクが8チャンネル、ステレオが4セット 入力することができる。
さらに、エフェクト内臓なので、ミキサーだけでエコーを掛ける事ができる。
使うのが楽しみである。
しかし、9月末から10月上旬に掛けて、毎週イベントがあり、音響屋として依頼されているので、気ぜわしい。
何だか、病気の父や妻に申し訳ないような…
気分転換という事で、許してもらえるかな?
●癌性腹膜炎、手術後化学療法第5クール(トータル第9クール) 74日目。
子供たちへ、経過報告。
食事は量は少ないものの、普通にしているようだ。
ただ、繊維の多いものは避けているようだ。
今日は、米のことで、電話がかかってきたが、調子はまずまずのようだ。
体力が少しでも付いてきているなら、今後の治療の可能性があることになるが、不明である。
今のところ、問題なさそうだ。
●癌性腹膜炎、手術後化学療法第5クール(トータル第9クール) 63日目。
昼のお昼寝の時間に、携帯が鳴った。
何と、退院できる、というのだ。
妻の声が、少し弾んでいた。
久しぶりの明るい声だった。
明日、午前中の点滴が終わったら退院する、という。
で、明日の午後、迎えに行くことにした。
しかし、体力がないまま退院許可を出すだろうか?
これって、最後の退院?、親しい人に会うための…
一度、主治医に会って話を聞かなければならない、と思う。
取り越し苦労であって欲しい…
●癌性腹膜炎、手術後化学療法第5クール(トータル第9クール) 62日目。
久しぶりに会いに行った。
何と、食事をしているではないか!
主食はおかゆだが…。
「ひょっとして、このまま良くなる方向へ進むのでは…」が現実になりつつあるのか…、それとも…
全体の半分程度しか食べなかったが…
しかし、妻の口からは初めて「もう、ダメかもしれない…」等という言葉が出てきてしまった。
聞きたくなかった…
なんでも、体重がいっこうに増えない、ということだ。
「抗癌剤の治療も受けないでおこうと思う…」
「後はどうなるの?」
「……。でも、こんなこと言ったらダメね。」と、気持ちを切替えようとしているが…
一方、9月10日22:00頃、父の弟さんが亡くなった。
家の代表としてすぐに打合せに出かけ、翌日(11日)の3:30頃に寝、5:30に起きて父の介護をして、6:00に再び打合せ。
後は、慣習に従ってお通夜。 寝たのは2:00頃。
12日は、6:00に起きて、葬式。 寝たのは22:30頃。
今日は、6:00に起きて父の介護をして、仕事に出かけた。
何ともハードなスケジュールである。
ので、おやすみ
●癌性腹膜炎、手術後化学療法第5クール(トータル第9クール) 59日目。
今日の昼食から流動食になった。
点滴を受けながらである。
一歩前進だ、と思う。
ひょっとして、このまま良くなる方向へ進むのでは…
●癌性腹膜炎、手術後化学療法第5クール(トータル第9クール) 58日目。
今は癌の心配より腸閉塞の方が心配だ。
一応、少ないながらも通っているようだ。
7日(金)に会いに行った時、主治医と会うことができた。
食事は、形のないものを少しなら良い、ということだった。
7日(金)午後8時頃に次男が帰ってきた。
病院へ様子を見に行くには時間が遅いので、翌日行くことにした。
8日(土)午前10時頃だったっけ?、次男と一緒に妻に会いに行った。
午前中は点滴を延々と受けていた。
私は、父の介護があるので12時頃家に戻り、13時30分頃病院へ戻った。
昼食をどうしようか、という話になり、中華どんぶりが良いか、なんて話をしていたら、妻は、いきなり、一緒に昼食に付き合う、と言い出し、看護婦さんを呼出、点滴を中止してしまった。
いくら、ちょこっとなら食べて良いといっても、思わず大丈夫か、と思ってしまった。
が、ここはモチベーションの問題で、一緒に行くことで直す気が高まることが大事だと考えた。
で、一緒に行ったところは、うどん屋さんである。
昔、妻と交際していた頃によく行った店である。
とても懐かしい。
妻は、私のうどんを少し取り、だしをたっぷり取り、おいしそうに食べていた。
何とも、後がどうなるか、心配だった。
次男は、食事後、名古屋へ戻って行った。
さて、今日。
町内行事があるため、妻に会いに行くのは夕方になってしまった。
しかも、たった15分しか取れなかった。
会って、少し安心。 昼食後は特に問題なかったようである。
しかし、下腹が痛い、と言っていた。
早く帰りたい…。 と言って、泣いていた。
私自身も早く一緒に生活したい…
いったい、どうなってしまうのだろう。
今は、妻の治りたい、という気持ちが一番大事ではないか、と考えているが…
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
町内の行事で、参加していない人の電話番号を聞き、自分の携帯に入れていたら、みんながそれを見て、じゃんじゃんと電話を掛けられてしまった。
作業そっちのけでアドレス帳に登録する、なんて状態になってしまった。
登録最中に、まだか、オレも掛けるぞ、なんて、次から次へと電話を掛けられてしまった。
携帯って、そんなもんなの?
今まで、家庭電話で充分だと思っていたが…
世の中、どうなっちまったんだ……
●癌性腹膜炎、手術後化学療法第5クール(トータル第9クール) 54日目。
この頃の状況は、調子が良いのか悪いのか、分からなくなってきた。
9/3(月)は、流動食が許可されたようだったが、夜、吐いた為、9/4(火)にまた絶食になった。今日も引続き絶食だ。
この間に、梨などの果物を少し食べたり、今日は、梨の汁をすっていた。
「腸閉塞」について調べて欲しい、という事だったので、自分でできそうなことが書いてある記事を印刷して持っていった。
前向きな気持ちで呼んでもらえるのだろうか?
何となく、妻は諦めているか、自分の力だけで何とかしようとしているのか、どちらかのように見える。
後者であって欲しい…、と願わずにはいられない。
<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<
ところで、やっと、携帯電話を購入した。
子供たちとの連絡、特に、こちらへ戻ってきた時の連絡に必要を感じた。
さらに、父の状況による薬の受け取り、妻からの連絡、会社からの連絡、などなど。
子供たちが使っている関係上 au にした。
機種は、会話が録音できるようにと、SANYO の W52SA にした。
契約内容、機種選定は、子供に聞きながら、というより、子供が次々と決めてしまった。
従って、こちらはあまり詳細なことは分からないままだ。
ま、とにかく、使いまくらなくっちゃ……
●癌性腹膜炎、手術後化学療法第5クール(トータル第9クール) 50日目。
昨日、とりあえず、子供たちに不具合を連絡した。
笑顔が見れるのは、今のうちだけだ、と…
妻は、今日も調子よさそうな顔をしていた。
が、何を考えるでもないような感じで、私を見ているような、よそを見ているような…
さっさく、長男から連絡があり、東京から、今日の15時頃に病室へ来てくれた。
花束を持って…。
妻は、泣き出す一歩手前。
泣きを飲込んで、明るい顔をしていた。
次男は、仕事柄、来週になる、とのことだった。
子供たちは、どう感じているのか、分からないが、とりあえず来てくれた事に家族を感じた。
あとは、誰に連絡をしたものか…