●妻の動けない、ということについて主治医が話しをしたい、という電話を緩和ケアの看護師から受けた。
土曜日の午前中に話をしたい、ということである。
うーーむ。困った。
土曜日の午前中は母の診察について行かなくてはいけない。
何か食べれそうなお惣菜を買って…
しかし、やはり食べなかった。
驚いたことに、酸素療法をしている。
息がつらい、ということだ。
しかし、起き上がっていた。(電動式のベッドで上体を起こしていた。)
そして、食事の最中だった。
が、食べれない…、といって箸をおいた。
1口くらい食べたのだろうか?
来週は、阪大病院へ免疫療法を受けに行く予定であるが、この調子だと、ぎりぎりか或いは行けないかも…
「歩けなくなっている…」と寂しそうだった。
必要な物を手元に置いている。
●妻に会いに行ったら、たまたま主治医に会った。
今日、中心静脈ポートを設置する手術をしたので、その様子を診に来たようだ。
主治医が言うには、「今、元気そうに見えているが、体調はかなり悪いと思われる。 その証拠に、阪大病院から戻ってきた時から、顔の痩せ方がひどい。顔色もよくない。」という事だ。 2回も言われた。
そう言われれば、22日(木)頃にひどく痩せた気がしていた。これは、気のせいではなかったのだ。
ちょうど、22日に3人部屋から個室へ移った。荷物を移動したのだが、ひどくイライラしていた。
私も、家で母のことでキリキリしていたので、だんだんぞんざいになっていた。
さらに、今日、また部屋を移動した。
部屋に入ったら、自分の体が動かないようで、いろいろさせられた。
たぶん、看護士さんには言いづらかったのだろう。
さらに、主治医は、「後2~3日で元に戻らなければかなり厳しい状態になる可能性がある。」というのだ。
主治医が部屋を出て行った後、「そういえば、阪大病院へ行く前後に、家では頑張りすぎたね。」と聞くと、「うん。そうかもしれない…」と妻。
確かに、ここ2,3日は、病人ではなかった。
階段が上れないことを除いては…。
なんとも、表現できない。
これを書く前はいろいろ思いついたのに…
とにかく、しばらくはじっと様子を見るほうが良さそうだ。
今日までは、何か食べれそうにものを買っていったが…
ちなみに、今日は買って行った謝物の大部分を、「いらない」と言った。
それほど、ものを食べれなくなっている、ということなのだろうか。
いったい、体の中で何が起きているのだろう?
今度の阪大病院は2月4日の予定であるが、行くことができるのだろうか?
●妻が免疫療法を受けて約半年たつのだろうか?
昨年8/20から受け始めたように思う。
腫瘍マーカー値は、今のところ、横ばいである。
県立病院の主治医は、効果有り、と判断しているようだ。
癌が進行していないようなのでちょっと安心かも…。
しかも、主治医にも認めてもらえて、これも安心。
が、食事は相変わらずままならない。
朝と昼は、約100ccの野菜スープ、夜はおかゆと豆腐。
妻が盛んに要求して、やっと得た食事である。
主治医は、栄養を取ると癌が進行する、と考えているようだ。
阪大病院の免疫療法担当医は、栄養をとっても癌が進行することは無い、と考えているようだ。
このギャップ。 どうすればいい…
医学会でもはっきりとした結論が出ていないように見える。
免疫療法を受け続けるには、ある程度の健康体が求められているようである。
ちなみに、前回(1/7)には、筋肉や骨を栄養として体内に取込んでいる、これ以上栄養を取れないようでは治療の継続が難しくなる、と指摘されてしまった。
妻は、がんばってお菓子などを食べるようにしていたようだ。
私も、マーケットでお惣菜のような物を買って、食べさせていた。
なかなか、口に合うものを選ぶのが難しいが…
来週は、中心静脈ポートを設置する予定である。
もう少し、栄養が取れれば、もっと好転するかも…
或いは、癌が活発化するかも…
賭けである。 と思っている。
巷には、免疫療法と称してたくさんの病院で治療できるようになってきたようだが、民間病院のそれはかなり怪しいのではないか?、と思っている。
まだ、開発段階の療法を民間病院でできるはずが無い、と思うからである。
今のところ、免疫療法で癌を治すことはできないようである。
うまくいって、癌と共存する、という程度までのようだ。
はっきり言って、妻の将来は暗い。
●今日は差義長。
子供の次男が厄年である。
昨日、奉納物を準備して、さて奉納しようか、というところへ本人が帰ってきた。
2人で、餅2臼・蜜柑1箱・日本酒2升を氷川神社へ奉納した。
さて、今日は6時に起きて、雑煮を食べて、子供と町内の広場へ行った。
お神酒をいただき、ぜんざいを食べ、コーヒーを飲んで、お神酒をもう一杯…
良い気持ちになってしまった。
火が入れられ、餅撒き開始。
子供は、当然高台で撒いている。
ま、ぼちぼちと落ちてくる餅を拾っているうちに買い物袋に1/3位になったところで終了。
妻から、振舞われた物が欲しい、ということなので、ぜんざいとイカ、拾った餅を持って病院へ行った。
もちろん、子供の運転で… 私が運転したら飲酒運転になってしまう…
「ああ、今年はぜんざいだけだったの…。うーーん。うまい!」
この一言で一安心。 私は眠くなったので、後は子供に任せて、近くのソファーで眠ってしまった。
さて、9時半頃、町内へ戻って、堂の講へ行った。 今年は宝閣さん宅である。
行ったら、年寄り(私よりも年行った人)が、今から奉納された酒を取りに行く、ということなので、一緒に取りに行った。
と、そんなこんなで、今日は一日酒の飲み放題。
今は、飲みすぎて、ちと、頭が痛い。
ので、もう寝る。
ま、今日の妻の状態は、まあまあの状態だと見えた。 ので安心できた。
●謹賀新年。
ずいぶん長いこと更新しなかった。
身の回りの状況は、私自身は変わらないように思っているが、客観的に見るとずいぶん変わっているのだろうと思う。
●妻は、ここのところ、比較的安定しているように見える。
免疫療法が効いている、と思っているが実際にはどうなのだろうか?
今、受けている免疫療法の担当医師からは、癌を制圧するまでの力は無い。
今の状態を維持するだけである。 と説明を受けた。
確かに、マーカー値は横ばいである。
つまり、癌が大きくなりもせず、小さくもならない。
妻が受けている免疫療法は、大阪大学大学院医学系研究科 機能診断科学講座 が「WT1ペプチドを用いたガンの免疫療法」というもので、民間療法(民間の病院が行っている免疫療法)とは全く違っている。
等など、書きたいことはたくさんあるが、時間と気力が無いので書ききれない。
本もいろいろ読んだが、今の療法が最適であると確信している。
で、問題は妻の食事と気力の持ちようである。
主治医と阪大の先生と、食事の対応が違う。
主治医は絶食の方向、阪大は何でも食べて、と方向が違っている。
妻の意向は何とか食べて対処したいと考えている。 ので、絶食を無視して少しでも食べるようにしている。
1月から?、妻の独断で食事をもらうようになった。 といってもおかゆ程度であるが…
それでも、食事の時間が分かり、食べよう!という気にもなる… というのだ。
しかし、今、FMシアターで放送しているが、私もどうして良いか分からない。
誰も相談する人もいない。
全く孤独である。
と言って、ほっておく事もできない。
だまって見ている事しかできない。
これがまた、自分に苛立ちがつのってしまう事がある。
………
●母のこと。
たくさんありすぎて、オーバーフロー!
酒の飲みすぎ。
寝る。