∥ おためし文化講座「吸血鬼は存在するか」
ヨーロッパ・フォークロアの世界
キリスト教と古代異教、聖と俗は背中合わせにくっついています。吸血鬼はキリスト教の陰から出てくる古代異教の残滓といえるでしょう。今回は特にルーマニアに伝わる民間伝承を通して、「最古にして最新のヨーロッパ」といわれる民族・言語・宗教・文化も複雑なバルカンから見たヨーロッパ理解を解き明かします。ヨーロッパの人の死生観を考える時となるでしょう。
入場無料、どうぞお気軽においで下さい。
日時: 9月20日(木) 13時から
会場: 札幌教会 ルーテル会館スオミホール (南12西12-2-27)
講師: 栗原茂郎 東京大学名誉教授 / 文学博士(東京大学)
<略歴>
1934年東京生まれ、東京教育大学(現筑波大学)文学部卒、
同大学院文学研究科修了、
東京大学(文学部)・北海道大学教授を歴任。
<著書>
「スラブ吸血鬼伝説考」(河出書房) 「スラブのことわざ」(ナウカ)
「ロシア民族夜話」(丸善ライブラリー)「ロシア異界幻想」(岩波新書)
「諺で読み解くロシアの人と社会」(東洋書房)
「ワールドミステリーツアー〔東欧編〕」(同胞舎--角川書店) など