無線脳の視点

無線関係のモノ・ヒトに毒された日常を地味に書いてみる。

ドライブレコーダーのスプリアス(通称:毒電波?)を見てみる

2014年05月07日 | 無線系全般
先日、某密林系通販サイトでユピテル社のドライブレコーダー「DRY-mini1」を調達した。
いろんな評価サイトやらクチコミなどをざーっとチェックしてみて、値段は安いし小さいし評価もまぁ値段の割には良い感じだったのだ。
しかし、クルマにコレを取り付けたらGPSの信号が受信しにくくなったり、地デジテレビなどが映りにくくなるのは気分が悪いので、このドライブレコーダーからスプリアス輻射が出ていないかどうかを確かめてみた。
某クチコミサイトや巨大掲示板によると、このスプリアス輻射は通称「毒電波」と呼ばれており、ラジオやテレビ、GPSの受信測位に影響を与える場合があり、主に、安かろう悪かろう系の品物が「毒電波」を出す傾向にあるらしい。

さて、このDRY-mini1だが、「今何かと話題になっているし、ドライブレコーダーを導入してみようかな?」という初心者にとっては、機能は十分過ぎるほどで、画像はキレイだし、特殊なソフトや専用ソフトが無くてもWindows7なパソコンであればファイルがそのまま見れるので、「いろいろいじらないし、撮りっぱなしで十分!」という方にはもってこいだと思う。(ま、何かあったときはすぐに電源を切らないといけないけど)

では、早速、DRY-mini1をチェック!


細かい説明はさておき、今回のチェック環境は、アドバンテスト社製スペクトラムアナライザ R3131A に受信用のホイップアンテナを直付けして、そこにドライブレコーダーをくくりつけただけの超!簡易な方法でやってみた。(注:正規のノイズ測定方法ではない)



これ↑は、DRY-mini1の電源がオフの状態。
そして、電源を入れてみると・・・



お、何やら信号がガツガツ立ったぞ?!
ドライブレコーダーは、言ってみればAV機器であり、当然ながら機器からノイズは出てしまう。このように、電源オンと同時にノイズフロアも上がりましたが、ノイズフロアがちょこっと上がったぐらいでは何ら妨害を与えるようなことにはならない。(何せ、実験環境がアンテナにドライブレコーダーをくっつけた状態だし)
とは言うものの、ちょっと340MHz周辺を中心としたところと、携帯電話の帯域の上のあたりにちょっとノイズが出てるねぇ。
でも、皆さんが最も気にするGPS信号があるあたりの1575MHz帯は、ノイズレベルに変化はあまり無いみたい※。よって、この機種はGPS信号の受信には影響を与えていないと判断できそうだ。(※この個体では、という意味です)


GPSの電波である1575MHzの周辺を見るために、スペアナの中心周波数を1500MHzにして表示。
写真左:DRY-mini1電源オフ 写真右:DRY-mini1電源オン


340MHz周辺で出ている信号はこんな感じ↑
写真左:DRY-mini1電源オフ 写真右:DRY-mini1電源オン



ついでに、盗聴器発見機を兼ねている簡易周波数カウンターに当ててみたけど、反応無しだったので、全体的に見た感じでは「これ!」といった強くて代表的な信号は出ていないものと思われる。

また、この機種に限らず言えることは、ノイズが発生する原因はUSB-5V電源の質もあるのでは?という感じ。
電源部分そのものが発振していて要らないノイズを作り出している可能性があるので、原因不明のノイズで悩んでいる方は、対策として、USBの5V電源をいろいろ取り替えてみるのも良いし、本体に近いところでフェライトコアに電源線を巻いてみるとか、試験的に乾電池で動かしてみる・・・というのも良いだろう。

ついでに、細かいスパンで追いかけてみたら、420MHzで信号が立っているのを確認。


420MHzあたりで電波が強いと、レーダー探知機の機種によっては、「何か受信した!」とかしゃべるかも知れないけれど、設置場所が直近でなければ大丈夫だろう。


今回のオチ。
このスペアナは、ビットマップ形式の画面コピー画像がフロッピーディスクに保存出来るのだが、気持ちよく測定状況をFDに保存していたのは良いが、作業後、フロッピーディスクが読めるパソコンが無いことに気付いた。これも時代なのか。
実験では、ドライブレコーダーのオン・オフ状況を、周波数の低いところから100MHz帯域ごとに保存したのだけど。

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2014/5/8 追記

ジャンク箱から外付USBフロッピーディスクドライブを発掘し、FDに記録した画像を取り出してみた。
ざっと見た感じでは、GPS電波はもちろん、FMラジオ帯やテレビ帯へのスプリアス輻射(毒電波)は出ていないと推察
(注:この測定結果の画像は、簡易(テキトー)な測定方法で行ったものであり、製品の良・不良を根拠づけるものではありません)

  
画像左:DRY-mini1電源オフ (SPAN 500MHz,CENTER 1500MHz,MARKER 1575MHz)
画像右:DRY-mini1電源オン (SPAN 500MHz,CENTER 1500MHz,MARKER 1575MHz)


  
画像左:DRY-mini1電源オフ (SPAN 100MHz,CENTER 350MHz)
画像右:DRY-mini1電源オン (SPAN 100MHz,CENTER 350MHz,MARKER 336MHz)


  
画像左:DRY-mini1電源オフ (SPAN 100MHz,CENTER 100MHz)
画像右:DRY-mini1電源オン (SPAN 100MHz,CENTER 100MHz,MARKER 65MHz)

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