無線脳の視点

無線関係のモノ・ヒトに毒された日常を地味に書いてみる。

秋葉原の「はんだ付けカフェ」考

2010年06月14日 | 日記
つい先日、仕事でかかわりのある某大学の工学部の教授がこうぼやいていた。
「大学に入るまで半田ごて握った覚えがないって言う学生が電気(電子)工学科に入ってくる時代なんだよねー」
確かに、電子ゲーム類が盛んになってきたあたりからか、いわゆる"ラジオ少年"的な子供らがいなくなってきた気がする。秋葉原のジャンク屋に行っても、いるのはおっさんばっかりだ。しかも、"部品取り"と称して売られているテキトーな基板を買ってきたところで、あるのはチップ部品だらけで外して使い回しが効くような部品なんぞありゃしない。
そんな中、秋葉原にほのぼのした話題が出来た。

「電子工作人口を増やしたい」 工具は無料、電子工作作れる「はんだづけカフェ」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100611-00000026-zdn_n-sci より引用

はんだごてなどを無料で借りて電子工作を楽しめる「はんだづけカフェ」が東京・秋葉原近くにオープンした。電子工作の楽しさを知ってもらい、「電子工作人口を増やしたい」という。東京メトロ銀座線・末広町駅から歩いて1分。旧練成中学校を改装したアートスペース「3331 Arts Chiyoda」(千代田区外神田6-11-14)の1室に、電子工作好きが集う「はんだづけカフェ」がある。カフェといってもコーヒーや紅茶といった飲み物は出ない。代わりに、はんだごてやラジオペンチ、ニッパーやドライバーなど電子工作に必要な道具を無料で借りられるのだ。教室をベースに作った1室の半分がはんだづけカフェだ。机といす、工具が置かれており、ユーザーは自由に電子工作を楽しめる。部屋のもう半分は運営元・スイッチサイエンスの事務所だ。ユーザーが座るいすは中学校の備品。壁には黒板が設置され、用もないのに仲間と長居してしまう居心地のいい放課後の教室を思い出す。今年5月9日にオープンし、初心者からコアな電子工作好きまで、のべ300~400人程度がカフェを訪れたという。ユーザー同士で教え合う場面も多く、ワークショップを開催することもある。「電子工作をキーワードに人が集まれる場所を提供して、来た人に楽しんでもらい、電子工作人口を増やしたい」(スイッチサイエンスの山田斉さん)

引用終わり


かねてより、"秋葉原で買ったジャンクをすぐ電源入れて試したい"と思っていたのだが、A電子やS電商付近のDコーヒー屋とか、旧N通ビル裏にあるカフェなどではどうも気が引ける。しかも電源や工具をいちいち持参するのも大変…と思っていたので、この「はんだつけカフェ」の登場は朗報かな。設備がどのぐらいあるかは分からないけど、最低限の工具類は貸し出してくれるみたいだ。

そのうち、秋葉原名物のおせっかいな爺たちが、実験用の可変電源とかオシロとかを置き忘れてくるに違いない。

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