ごじゃっぺ日記(旧、看悶日記)

京都生まれのにわか茨城県民による雑多な日記です。内容に一貫性はありませんが、どうかひとつ長~い目で見てください。

東山温泉、向瀧のはなれに泊まった

2019-06-02 20:21:38 | 名所旧蹟の話
子供のころ、旅行雑誌で紹介されていて、ずっとあこがれていた東山温泉の「向瀧」。
今回、3度目になりました。
結婚10周年なので奮発し、兎に角あこがれだった「はなれ」に泊まりました。

10畳+4畳+6畳の和室の周りを…

ぐるりと廊下が取り囲む間取り。

額縁の書は、近代会津が生んだ英傑、野口英世博士によるもの。

床の間も立派。立派すぎて、自分たちが少し場違いな感じもしますが…
向瀧が素晴らしいのは…皇族の方も利用されたこのお部屋が、思いのほか手に届く価格で提供されていること。
もちろん安くはないですが…自分たちの特別な日であれば無理なく泊まれます。
2名の食事もつけて、外資系ホテルのセミスイートの半値以下でしょうか。


お庭に出て散策も可能です。

食事は暮れ行くお庭を見てお部屋で。
テレビのリモコンが写ってますが、翌朝出発までの間、テレビは天気予報を見るため一度使用しただけ。
雨音と、庭を流れる小川の音を聞きながら、静かな時間を過ごしました。

お料理ですが、

保存食である身欠きにしんを戻した鰊山椒漬け以外に海のモノは出ません。
お刺身は鯉のたたき、名物は鯉の旨煮。
丁寧な仕事で、会津の幸が少しづつ、でも結構たくさん出てきます。
流行に惑わされず、由緒正しい日本旅館のご馳走です。

少しお酒も飲んだので、一息ついて就寝前にお風呂に行きました。

熱いお湯が気持ちいい、きつね湯。昔ながらの湯治スタイルの浴室で、シャワーはありません。

これとは別に「さるの湯」は近代的な大浴場で、お湯はぬるめ、シャワー付きの洗い場も完備です。