昔から、肉缶詰の定番といえばコンビーフです。コンビーフといえば、ノザキであり明治屋です。
ニューコンミートは馬肉が主原料のコンビーフの廉価品。
ビーフがメインでないのでニューコンミートなのでしょうが、少なくとも20世紀のころはニューコンビーフという商品名でした。
色々と商品名や表示がうるさくなった昨今、「〇〇ビーフ」とは言えないのでしょう。
ところでコンビーフといえば、ゼンマイ巻きみたいな缶切り鍵で缶の一部をクルクル巻いて開封したのですが・・・今ではプラ容器入りで、蓋材をペロッと開ける。
まるでヨーグルトやプッチンプリンのような仕組みに代わってしまいました。もはや缶詰ではなく、プラ容器詰めとなっています。
この容器材質と開封方法の変化により、台形容器の開口部は天面なのか?底面なのか?ノザキと明治屋で見解が変わっていて面白い。
少し難しい言い回しをしましたが、こちらの写真を見れば一目瞭然。
まずはノザキから、
デザインは開口部(台形の広い方)が下。すなわち開口部は底面ということになります。
次に明治屋。
デザインは開口部(台形の広い方)が上。すなわち開口部は天面ということになり、ノザキとは逆向きになりました。
明治屋も少し前まで、容器が缶でゼンマイ巻きみたいな缶切り鍵で缶の一部をクルクル巻いて開けていたころは、ノザキと同じ開口部が底面のデザインでした。
同じ形状でも陳列の向きが逆になり店員さんが混乱しそう。今の蓋がシールのプラ容器になってからの現象ですが、やがてどちらかに統一されるのでしょうか?
どちらに向ける?缶詰マニア的にはコンビーフに限ればノザキの向きが正しく、明治屋が逆と思いますが…他商品の容器では明治屋の向きが主流ですね。