ごじゃっぺ日記(旧、看悶日記)

京都生まれのにわか茨城県民による雑多な日記です。内容に一貫性はありませんが、どうかひとつ長~い目で見てください。

ジュースの濃さ、○○%を考える

2011-05-16 19:14:15 | 食べ物帳
その昔多分今から30年ほど前、PONジュースのCMだったか?
「ジュースと言えるのは果汁100%だけ」というフレーズがありました。
当時、ジュースと言えば果汁10~50%で糖類や香料、着色料入りというのが一般的でした。
実際にある意味このキャッチコピーは正しく、食品表示上も、
果汁100%のものは、「オレンジジュース」などジュースと書かれています。
一方果汁100%ではない物は、「果汁入り清涼飲料水」という表示でジュースとは一切歌っていません。

でもこの果汁100%というのが曲者でして…
果汁100%のジュースでも原材料表示を見れば、酸化防止剤(ビタミンC)や香料など果汁意外の成分が含まれていることが多い…
「果汁意外の成分が含まれていてどこが100%?」というのが一般生活者の疑問でしょうが、そこにはカラクリがあって、
必ず、100%の後に、(濃縮還元)という表示が付いているはずです。

すなわち、一般的なオレンジジュース製品を考えると、オレンジを絞ったままの果汁がパックされているわけではなく、
一般的にオレンジならアメリカや地中海地方など、産地から5倍ほど濃縮された濃縮果汁がドラム缶などで輸入されています。
それを国内の飲料工場で、適宜5倍に水で希釈して製品化しているのです。
酸化防止剤や香料あるいはその他原材料を加える場合、その分だけ水を減らせば果汁100%相当になるわけで、
これが、果汁100%で出来ていない100%ジュースが出来上がるのです。
この考えで更には、果汁100%のキャンディーやグミと言った、ジュースですらない商品も登場しました。

その点「牛乳」の表示は厳密で…、
濃縮した牛乳を水で元の濃度に戻したような商品は「加工乳」表示すること、そして
水や乳成分意外の原材料を加えたような商品は「乳飲料」と表示することと法令で決められています。

ところで話を最初に戻して、「ジュースと言えるのは果汁100%だけ」が当てはまらないジュースを店頭で発見してしまいました。

果汁130%のジュース。食品表示上も「ピンクグレープフルーツジュース」でした。
濃縮還元だからこそ可能なグレープフルーツの果汁よりも濃いジュースでした。

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