眇めオヤジの独り言

初老で始めたブログも、寄る人もないまま、いつしか定年を迎えた。
あいもかわらず、気ままに書き連ねていく。

秋田旅行:象潟

2018-09-03 | 紀行、歴史
関東では、涼しい日が続かず、また灼熱地獄に引き戻されています。
週末は避暑地に行っているのですが、睡眠負債を解消するので精一杯です。
本気で、いかにリタイアを早めるかを検討せざるを得ないですね。

さて、秋田旅行の続きですが、鳥海山はまさに絶景でした。
まあ、ネットで調べれば、写真付きでいくらでも出てきますので、ここは省略します。
ただ、広大な山(八甲田山と同じくらいかな?)ですので、いろいろな登山ルートがあります。

当初、縦走ルートを検討したのですが、バスが早いことと、雪渓とか急な岩場とかあって、
けっこう本気の登山になりそうなので、すぐに日和ました。
途中の鳥海湖を眺めて帰ってきましたが、けっこう楽しめました。

さて、象潟ですが、松島と並ぶ絶景だったということで期待していました。
松島で句を詠めなかった芭蕉が、象潟では作りました。
それは、中国の女性に絡んだ句でした。
どうやら、ここは高貴な女性に縁のある土地柄のようです。

それはさておき、景色ですが、はっきり言ってがっかりしました。
地震で隆起して、海が陸地になったということでしたが、田んぼになった海はともかく、
島がしょぼい、、、
岩の島ではないので、たんなる小さな丘が並んでいるだけです。

どうやら、鳥海山から流れてきた土砂が海を埋めてできた風景だったようです。
つまり、八郎潟の縮小版だったのですね。
そう、ちゃんと象潟と「潟」だと断っています。
太平洋の荒波にもまれている松島とは、まったく別物でした。

由緒ある寺が好きなので、蚶満寺には期待していました。
慈覚大師円仁ゆかりの寺ですが、天台宗から真言宗、そして曹洞宗に改宗しています。
地方の古い寺では、珍しことではないですけどね。

入り口の番所の前で、おばあさんが掃除しています。
横を通り抜けたら、庭に入るなら入場料を払えと言います。
庭にはこだわらなかったのですが、連れが二人分を払ってしまいました。

中に入ると、こじんまりした寺で、ちょっと珍しい鐘楼と、その前に大きな芭蕉がありました。
それくらいでしたので、回廊をくぐって庭に入りました。
!!!
あまり、悪口も書きたくないので、これもネットで調べてください。

庭はどうでもいいのですが、本堂に中に、見かけない衣冠を正した巨像がありました。
本堂脇の客をもてなす家も、趣きがある内装をしています。
庭よりも、こちらを公開してほしいですね。

さて、女性との縁ですが、
当初は、皇宮山象潟寺といい、神功皇后の伝説があるということらしいです。
また、芭蕉が合歓の花を、句に織り込んでいるので、宿などにも使われていました。

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