眇めオヤジの独り言

初老で始めたブログも、寄る人もないまま、いつしか定年を迎えた。
あいもかわらず、気ままに書き連ねていく。

紳介引退はテレビ時代の終焉

2011-08-25 | Weblog
大きな話題となっていますが、一般常識からして芸能界からの追放は当然の事柄でしょう。
テレビ関係者、芸能界から、彼をかばう声があるのは、こうした交際はむしろ一般的であるということを示しています。
その意味では、けじめをつけたという紳介の引退の決断は、評価していいかもしれません。

彼は、膨大な資産を築いたはずですから、賠償金や違約金を払わなくてはならないとしても、生活に困ることはないでしょう。
きっぱりと辞めたことで、裏方として活躍できる余地もありそうです。
本当に困ったのは放送各局で、ただでさえ収益が落ち込んでいる中、スポンサーを納得できる番組を作成できるかが問われます。

紳介は、「つっぱり」漫才でテレビ界に登場しました。
今の人情を前面に出した司会のトークを思わせるものはなく、もともとあやうい雰囲気のタレントでした。
デビュー当時を思えば今回の事件など意外でもなく、彼をトップに押し上げたテレビ界の異常さが浮き彫りになります。

今のテレビ番組を支えているお笑いを中心とするタレントのほとんどは、男も女も、かつて「やんちゃ」であったことを隠しません。
今のテレビ番組は、そうしたタレントにまかせっきりの番組が、ほとんどです。
名物プロデュサーが幹部職員になって、番組にかかわらなくなり、それに続く人材が育っていません。

僕自身は、NHKを始め、見たい番組がほとんどなくなってきました。
正直に言うと、数年前まで紳介の番組が結構面白くて、よく見ていました。
その番組もマンネリ化し、今はまったく面白くなくなっていました。
こうしたテレビ離れは、僕だけでなく、視聴率の低下、スポンサー離れが顕著のようです。

リーマン以後の不況で、テレビ界もようやくリストラに手をかけるようになりました。
しかし、今でも他の業界からすれば信じられないような高給を取っています。
震災は、テレビ局の経営をさらに圧迫しましたが、今回の引退によってさらにテレビ離れがすすめば、徹底したリストラが求められるようになるかもしれません。

タレントの出演料にも手を染めることになるでしょう。
吉本を始めとするお笑いタレントの出演料は高すぎます。
ちょっとブレークすれば、数千万稼げるなんて、かなり世間を馬鹿にした話ですからね。

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