眇めオヤジの独り言

初老で始めたブログも、寄る人もないまま、いつしか定年を迎えた。
あいもかわらず、気ままに書き連ねていく。

クラウンクロスオーバーの不可解さ

2022-10-14 | 
コロナのおかげで、車の買い替えが遅くなっていました。

当初、RAV4にするつもりだったのですが、納期があいませんでした。

それまで通りに、数か月前に交渉に行ったら、半年以上かかると言われました。

それでは、車検に間に合わないので、急ぐこともないと見送りました。

2年後に、さすがにもう少し早くなっているだろうと向かったら、今度は1年以上かかると言います。

この2年の間に、魅力的な新車が出てきています。

もう少し待てば、もっといい車も出てくるだろうと、一旦中古車にするつもりになりました。

そんな中、出てきたのが、クラウンクロスオーバーです。

WEBでの写真で、デザインに魅かれました。

自分の好みにぴったりです。

しかも、RAV4と基本シャーシを供用しています。

しかし、この車は、1年どころか、発売さえ延期となり、納車がいつになるかわからない状態になりました。

中古車にするつもりだったので、ゆっくりと検討することにしました。

このデザインは、どうも20代の若手のものが採用されたようです。

クラウンは廃止さえ、噂された車種です。

これまでと断絶した車にするのが、トヨタの意思決定でした。

伝統のFRから、FFに変える、それを成功させるには、このくらいのデザインが必要だったのでしょう。

残念ながら、このデザインに、FFの必然性はありません。

しかし、RAV4のメカニズムを共有するので、FFしか選択肢はなくなります。

このデザインを見て推測するのは、ラフデザインのまま、製造ラインに乗せたと言うことです。

そのために、車幅は狭いままで、車長を長くして、居住性を保っています。

FFにはむしろ合わない長い車体を、前輪で引きずることになってしまいます。

そのため、全車をハイブリッドにして、トヨタのE-Four、つまりFFエンジン駆動に、モーターで後輪を動かざるをえなかったのです。

車幅を広げなかったのは、狭い日本の道路でも運転できるように、それでも車体が長いので、ハイキャス、つまり、後輪操舵まで加えています。

このデザインは、もともとハッチバックを想定したはずです。

僕は、写真を見て、5ドアだと思い込んでいました。

そのくらいのことは、今度のクラウンはやるだろうと思えますから。

ところが、普通の4ドアのセダンでした。

これも、デザイナーの意図とは違って、長い車体の強度を保つために、トランクの壁が必要だったのでしょう。

いろいろ言いましたが、このデザインは、スバルのアルシオーネ以来の衝撃でした。

これを、500万円以下で、高くても、640万というのは、かなり抑えたプライスです。

外見や内装で、高級車らしからぬパーツが目につきますが、やむを得ないでしょう。





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