日本も猛暑が続いたり、豪雨の地域が広がっていますが、世界規模では、それどころではない異常気象になっています。
地球温暖化の影響が大きくなってきて、自動車のエンジン廃止の期限が設定されています。
日本の自動車メーカーは、どうやって生き残れるのでしょうか?
大企業の、トヨタ、ホンダ、日産は、ある程度めどはついているでしょう。
それ以外の、スバル、三菱、マツダ、スズキが、単独で生き残るのは困難でしょう。
ダイハツは、完全にトヨタ傘下になっていますが、スバルもその道を選ぶしかなさそうです。
スバルの売りは、何といっても水平対向エンジンですので、EVの技術は、
トヨタにおまかせにするしかありません。
トヨタのメリットは、電子的安全技術アイサイドになります。
最終的には、レクサスのような位置づけになるのでしょう。
ホンダは、F1優勝で、ガソリンエンジンの有終の美を飾りましたが、
EVについては未知数です。
私見では、三菱と提携、合弁するのが、一番でしょう。
三菱グループからは追われましたが、腐っても三菱、EV技術においては、
日本企業の先端を行っています。
三菱の主力は、SUV車ですが、ホンダは、この車種ではパッとしません。
CR-Vとアウトランダー、ヴェゼルとエクリプスを、共同開発、あるいは
OEMとして、共同で販売するほうが効率が良いでしょう。
三菱は販売力が弱く、ホンダには、SUVの基本となる四輪駆動、そしてEVの技術は、
信頼されていません。
両社にとって、生き残るのに必要な道となるでしょう。
実際には、三菱は日産と提携していますが、さほどメリットはないはずです。
ルノーは、この2社を切り離そうとしていますので、日産も安泰ではありません。
日産は、軽や小型車で、EVの実績を積み重ねていますが、商品としての車に魅力を感じません。
提携相手として最良なのは、スズキでしょう。
スズキは、ジムニーをはじめとして、元気のいい軽や小型車を作っています。
ただ、EV技術を独自開発するのは困難でしょう。
日産のEVを、スズキの車に搭載すれば、世界的な車になれるかもしれません。
残るマツダは、どうするのでしょうか?
ドイツのVWグループと同様に、ディーゼルエンジンに活路を見出していますが、
廃止になるのは避けられません。
海外の会社の傘下に入るしか、生き残る道はないでしょう。