今、トヨタとレクサスに行くと、売る車がないと言われます。
半導体などのパーツの調達ができなくて、受注がストップしているそうです。
その中でも、売れに売れているのがSUVで、特に、ハリヤーとカローラクロスは、かなりの注文を抱えています。
ランクルは、早くても5年待ちと言われていますが、もともと生産台数が多い車ではないので、別格にしましょう。
美人投票と同じで、欲しい人がいればいるほど、注文が集中します。
新車が入手できないので、中古車の価格が上がっていて、新車を上回ることも珍しくなくなってきました。
ハリヤーにはあまり関心がないのですが、カローラクロスは、触手が動いた車でした。
すべてに、程々に良くできていて、ハイブリットではないFWDは、結構手頃な価格に収まっています。
クーペ型でない、箱形のSUVですが、フェンダーの押し出しもよく、なかなかグッドデザインです。
商談しようとして、気になったのが、やはり納期の問題とカローラという車種です。
若い人たちは、カローラと言うブランドを認めていますが、我々世代からすると、ベーシックカーにすぎません。
車の大きさからすると、昔で言うとけっこうな車格ですが、内装は、カローラそのものという印象を持ちました。
一方で、ハイブリッドは、100V コンセントなど、なかなか気の利いた設備がついているのですね。
こちらを選ぶと、300万円を軽くオーバーしてしまいます。
カローラなのにとこだわれば、支払うのにためらいます。
車のサイズとハイブリッドということから、妥当な値札ではあるんですけどね。
この車の最大の欠点は、外見と違って、車内が狭いということです。
トヨタは、専用のシャーシを何車種も開発することはありません。
ワゴン車のツーリングをベースにしたと思っていたら、なんと狭いスポーツをベースにしたのですね。
その結果、後席と荷室が狭くなりました。
外見は、本格SUVですが、車内スペースはクーペと変わらない広さになっています。
4WDも、E-Fourだけで、セダンなどのなんちゃって四駆にすぎません。
それでも、欲しい人が殺到すると言うのは、いつものトヨタマジックですね。