映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』

2013年05月19日 | Weblog
ふつう

フィリダ・ロイド 監督
メリル・ストリープ、ジム・ブロードベント、オリヴィア・コールマン、ロジャー・アラム、スーザン・ブラウン、ニック・ダニング、ニコラス・ファレル、イアン・グレン、リチャード・E・グラント、アンソニー・ヘッド 出演

孤独な晩年を送る86歳のマーガレット・サッチャー。すでに他界した夫デニスの幻想を相手にしてしまうこともしばしば。そんな彼女は、ふと自らの人生を振り返る。市長も務めた父の影響で政治家を志すようになったマーガレットは、やがて下院議員選挙に立候補するがあえなく落選。失意の彼女を実業家のデニス・サッチャーが優しく励まし2人は結婚。子どもにも恵まれ、幸せな家庭を築くが、政治への意欲を失わないマーガレットは、ついに下院議員への当選を果たす。男たちが支配してきた世界に飛び込んだマーガレットは、様々な困難に強靱な意志で立ち向かい、着々と政界での地位を高めていくのだが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=341452





カット割りが多すぎて、チャカチャカしている。これがよくない。
このことは作品を観た人には理解してもらえると思うが、これ以降はわたしの想像である。

なぜこのようなチャカチャカした落ちつきのない映像にしたのか?
もしかしたら、脚本の「底の浅さ」をごまかすためではないか。

単なる女性政治家物語にしたくなかったのかもしれないが、だからといって冷戦終結の扱いの軽さや引退後の物語の単調さは許されないと思うのだ。シナリオの落ち度ではないか? と、『SHAME -シェイム-』のシナリオもあまり好きではなかったわたしは勘ぐってしまう。どちらもアビ・モーガンによる脚本なのだ。

『アフリカの女王』

2013年05月19日 | Weblog
よい

ジョン・ヒューストン 監督
ハンフリー・ボガート、キャサリン・ヘプバーン、ロバート・モーレイ、ピーター・ブル、セオドア・バイケル 出演

第一次大戦下の東アフリカ。船長チャーリーと宣教師の妹ローズを乗せた蒸気船“アフリカの女王”号は河を下っていくが、彼らの行く手には激流や大瀑布、そしてドイツの戦艦が待ち受けていた!
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=1132#1





ハンフリー・ボガートにハードボイルドのイメージがあったので冒頭からとまどったが、正直者の主人公もちゃんとこなしていた。

船のアクション、デキちゃう前後、ドイツの戦艦が見えてから、つかまってから……、とハラハラドキドキ、ニヤニヤ、ほろりと感情への刺激が単調にならずに繰り広げられるのがいい。