映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『L.A. ギャング ストーリー』

2013年10月31日 | Weblog
よい

ルーベン・フライシャー 監督
ジョシュ・ブローリン、ライアン・ゴズリング、ショーン・ペン、ニック・ノルティ、エマ・ストーン、アンソニー・マッキー、ジョヴァンニ・リビシ、マイケル・ペーニャ、ロバート・パトリック、ミレイユ・イーノス 出演

1949年、ロサンゼルス。街は巨大犯罪組織のボス、ミッキー・コーエンに牛耳られ、不正や悪がはびこっていた。また、彼の影響力は政治家や警察内部にも深く浸透し、表立って取り締まることはほとんど不可能だった。そんな実情を見過ごせずにいたジョン・オマラ巡査部長に、ある日ついに市警本部長から密命が下る。それは、少数精鋭の極秘部隊“ギャングスター・スクワッド”を結成し、ミッキー・コーエンの組織を隠密裏に壊滅せよ、というものだった。さっそくオマラによってジェリー・ウーターズら署内のはみ出し者ばかり6人が集められた。そして、彼らは街の未来を取り戻すため、警察バッジを外し、法に縛られることなくギャング顔負けの手段でミッキー・コーエンに立ち向かっていく。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=344383





この邦題はちょっとどうかなと思うが、立派な娯楽作品。

エマ・ストーンはセクシーだし、ライアン・ゴズリングはあいかわらずすっとぼけているし、何を考えているのかわからないマイケル・ペーニャはいい味をだしている。

以下ネタバレ






ラストの銃撃戦がスローモーションになったあたりからヤリスギ感が強くなり、ボクシングになったあたりで「どうだろ、これ」感に満ち溢れる。

『ザ・マスター』

2013年10月31日 | Weblog
よい

ポール・トーマス・アンダーソン 監督
ホアキン・フェニックス、フィリップ・シーモア・ホフマン、エイミー・アダムス、ローラ・ダーン、アンビル・チルダーズ、ジェシー・プレモンス、ラミ・マレック、マディセン・ベイティ 出演

第二次大戦終結後、軍病院のメンタルテストで問題を指摘され除隊した元海兵隊員のフレディ。アルコール依存を抜け出せず、トラブルを繰り返しては職場を転々とする日々を送っていた。そんなある日、いつものように酒に酔ったフレディは、港に停泊中の船にこっそり乗り込んでしまう。やがて船員に見つかり、“マスター”と呼ばれる男、ランカスター・ドッドの前に引き出される。“ザ・コーズ”という新興団体を率いるドッドだったが、意外にも彼はフレディを歓迎し、一方のフレディもドッドに自分を導いてくれる可能性を見出す。以来、2人は行動を共にするようになり、次第に強い絆で結ばれていくが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=343684#1





以下ネタバレ






ラスト近くで、ひとりで映画を見ている主人公に電話がかかってくる。
「なぜここがわかったんだ?」
それが幻覚だとラストで言われる。
ということは……、
主人公が見ている世界は幻覚だという可能性が出てくるし、そうなると本作の大半は現実かどうかも危うくなってくるのだ。

本作は新興宗教のうさんくささと気持ち悪さをテーマにしておらず、新興宗教にたよってしまう人間の状況と、かなり問題はあるが新興宗教でさえもコントロールできない自由な人間を描いている。


かなり苦労しながら口述筆記をしている部分と、第二作の原稿がすでに完成していてとんでもない場所に埋められているシーンって矛盾しないか(笑)?

『人生の特等席』

2013年10月31日 | Weblog
よい

ロバート・ロレンツ 監督
クリント・イーストウッド、エイミー・アダムス、ジャスティン・ティンバーレイク、ジョン・グッドマン、ロバート・パトリック、マシュー・リラード、ジョー・マッシンギル、スコット・イーストウッド 出演

数々の名選手を発掘してきたメジャーリーグの伝説的スカウトマン、ガス・ロベル。しかし近年はパソコンを使ったデータ分析が主流で、ガスのような昔気質のスカウトマンはすっかり時代遅れに。視力も衰え、残り3ヵ月となった球団との契約も延長は望み薄。そんな中、ドラフトの目玉選手のスカウティングに向かったガスのもとに、弁護士としてキャリアの大事な時期を迎えていた一人娘のミッキーがやって来る。すっかり疎遠になっていた2人は、久々の再会も互いに素直になれずにギクシャクしたまま。そんな2人の前に、かつてガスに見出され、引退した現在では新米スカウトマンとして再出発を図るジョニーが姿を現わすが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=343639





展開がキビキビしていて気持ちがいい。

ダイナーでの父と娘と恋人(なりかけ)の三人の会話のテンポと重なり具合がいい。

もしかして、ラスト20分をカットして「苦いエンディング」にしていたら、完成度は増していたのかもしれない。あまりにもハッピーエンドにし過ぎである。

『バーニング・クロス』

2013年10月31日 | Weblog
ふつう

ロブ・コーエン 監督
タイラー・ペリー、マシュー・フォックス、エドワード・バーンズ、レイチェル・ニコルズ、シシリー・タイソン、ジャン・レノ 出演

ワシントン警察の刑事アレックス・クロスは、犯罪心理学の専門家。同僚の刑事トミーとともに、連続猟奇殺人犯のサリバンを逮捕すべく捜査を行う。犯罪現場に残されたメッセージから、次の標的であるフランス人資産家メルシエの警護に向かう。目的のために手段を選ばないサリバンの思惑が一体何なのか、突き止めようとするアレックスに魔の手が襲いかかる。

ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=344630#1





武闘派対知性派の闘いかと思いきや、後半に知性の輝きは見当たらず、ただのアクションになっている。知的興奮はほとんどない。

テンポはいい。

前半の雰囲気をキープできていればもっとよかったかもしれない。