先日、ようさんが太陽のまわりにできた丸い虹と、
水平に横たわる虹の写真を送ってくれたとき、かなり驚いた。
ようさんの事務所でも大騒ぎだったらしい。
でも調べて見ると、厳密にはその丸い虹は虹ではなく、「暈(かさ)」という現象だった。
暈は太陽の光が雲に反射して発生し、
晴れた日の上空5000メートル以上に薄雲が広がるなど、条件がそろえば年に数回起きるらしい。
その水平に横たわる虹というのは、「環水平アーク」、「水平弧」とも呼ばれて、
雲の中にある氷の結晶が太陽光を屈折して生み出すが、
虹が太陽と反対側の空で見えるのに対し、太陽方向で水平に現れるそうだ。
この写真は一年ほど前に撮った写真だけど、たぶん同じ「暈」という現象だと思う。
太陽のまわりに丸い円があり、両端がすこし虹色になっている。
月のまわりにできる輪は「月暈」と言うらしく、それはこちらではよく見る。
標高が高いからかな。