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中国 製造業の景況感 景気判断の節目「50」半年ぶりに上回る

2024-03-31 13:13:00 | ニュース
この投稿は個人的な意見を含みます。


景況感指数だと個々の人の判断によりますから、政府寄りで悪く言わない人がいても不思議ではありません。


実際の物の動きで見た方がいいです。

大規模設備の更新と消費財買い替えを推進(中国) | ビジネス短信 ―ジェトロの海外ニュース

ジェトロ

 

中国の国務院は3月13日、「大規模設備の更新と消費財の買い替え推進行動プランに関する通知」(国発[2024]7号)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを発表した。同通知では、投資と消費の拡大を図り、設備の更新および消費財の買い替えに関する具体的な数値目標が挙げられたほか、目標達成を目指して、財政や金融面での支援を強化していく方針が示された。

具体的な話でも結局は設備の更新で効率化や環境面を良くしています。
すなわち、無理な話をしているのではなく、それなりの計算の上で将来への投資をしています。

不動産バブルの崩壊で問題がある企業を処理していければ、危機感よりも実際の経済が大きくなって問題は解消へと向かうのでしょう。

ただ、中国はまだ力関係に大きく依存しています。
政府や地方政府が強く、負債があっても守られている場合それらの問題解消は遅れます。
痛みを伴うような経済の引き締めで確実に負債の処理を進めればまだ再起はあるのでしょう。


また、発展が遅れている分野で発展すればかなり伸び代は残っているはずです。
日本の場合、浸透するのが早いのですがあれだけ大きな中国なので地方は波及も現実問題として時間が掛かります。
都市は現代の都会の光景なのですが、そこから外れるとそれなりになってしまいます。

日本だと浸透するだけの資金や私企業の自由が有るのですが、そこが地方政府やその関係者、それに儲けた人々しか参加できないような仕組みに近いからアメリカやヨーロッパに近い格差と言うか、容赦ない経済なように見えてしまいます。

また、環境問題については先進的に推し進めて来たのですが、そこに矛盾が出ています。
例えば、EVの普及率は高いのですが、北京他の都市は寒くバッテリー問題があるのかと思います。
中国のEV普及率は、2022年時点で29%(新車販売に占めるEV・PHEVの比率)です。
ハイブリッドなどの検討も必要なのかと推察されます。

再生可能エネルギーについても同様に検討の余地があります。
2022年における中国の自然エネルギー発電量は、発電総量の31%を占めています。その内訳は、水力発電が15%、風力発電が9%、太陽光発電が5%、バイオマス発電が2%です。

比較対象にドイツを挙げると
ドイツ連邦ネットワーク庁(BNetzA)によると、2023年の総発電量に占める再生可能エネルギーの割合は55%で、2022年の48.4%から拡大しています。
割合もそうなんですが、

もう一つ大事な事があります。
ドイツは2035年までに再生可能エネルギーのみによる電力供給を目指していますが、再生可能エネルギーの伸び悩みや天然ガスの調達に支障が生じていることで苦境に立たされています。
全てを再生可能エネルギーで賄うのでは経済的に経済安全保障的に良くないのです。

安定した電力供給を主眼にあるべき姿の再検討をしてどうしたら二酸化炭素排出量が最小化するのかを考えた方が現実的です。




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